こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

さまざまな形の波状雲が広がる青空のもとで、桐生川にて(2022年2月)

2022-02-28 | 

今日は先週までの冷たい空気が懐かしく思えるほど暖かい一日であった(最高気温 15.0℃、最低湿度28%、北から北西の風 1-3 m) 。そして、午後3時頃から、さまざまな形の波状雲が上空に広がった。久し振りに現れた面白い形の波状雲に魅せられて、わたくしは桐生川の堤防を歩いた

 

桐生川中流域にて

 

 

 

 

 

山並みの高さは250-350 mである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

波状雲の形は時々刻々と変化した。

「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」(鴨長明、方丈記)。

 

 

 

 

波状雲は高い位置で大気が波打つことによって現れるとされている。大気が上昇すると冷やされて雲ができる。下降すると温められて雲は消える。さまざまな形の波状雲が現れるのは、地上での穏やかさと異なって上空では大気が複雑に上下動を繰り返していることを示唆する。

 

ところで、ここでの境目はどのような大気の動きで生まれたのであろうか。

 

 

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28日午後、桐生川にて(桐生市)、EOS 6D、EF 17-43 mm F4L。


山里で咲くフクジュソウ(2022年2月)

2022-02-23 | 

今年もある山里でフクジュソウ(福寿草)が花を開いている。その地としては珍しいほど路肩に雪が積もっている狭い山道をドライブし歩いて行くと、落ち葉などから顔を出している花の群れに出会う。

 

その群れは小さいけれども、日射しを反射している個々の花はことさらの説明がいらないほど魅力に満ちている。

 

ある図鑑に花びら(花弁)は黄色で金属光沢があると書かれている(山渓ハンディ図鑑2、山で咲く花)。しかし、わたくしの眼(人工レンズ)には、花びらが単純な黄色ではなく幾分か青味がかった複雑な色合いの黄色を帯びているように見える。

仮に、ゴッホがヒマワリのみならずフクジュソウに出会ったならば、花粉が花びらに散らばっている有様を含めて、彼はどのようなタッチと色彩で花を描いたであろうか。いつものことながら、画像を眺めつつ勝手な空想を楽しんでみる。しかし、フクジュソウ(キンポウゲ科フクジュソウ属)は日本固有種である。

 

花びらが日射しを反射している姿の個体を見つけて(パラボナ型による反射で、花の内部温度は10℃以上ほど高くなっていると聞く)

 

 

 

これから開くものとのセットを探して

 

 

 

 

2月中旬、場所は不記載。EOS6D、EF 100 mm F2.8L、EF 70-200 mm F4L。

 

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ところで、フクジュソウでは、花の形や色において個体変異が多いと言われている。昨今でのような騒動がなくなるならば、この春告げ草を訪ねて行脚したいものである。画像はかつて秩父地方で出会った「秩父紅」である。

 

 

 

 

 


予期していなかった今朝の雪景色(2022年2月)

2022-02-18 | 朝景

窓を開けたとき、目の前に広がっていたのは、全く予期していなかった雪景色であった。昨夜において、今月の満月が雲一つ浮かんでいない夜空で輝き、ネットで公開されていた今日までの時間毎の天気予報には快晴のマークが連なっていた。ともかく、南岸低気圧の通過による影響が関東北部に位置している当地においても現れたのであった。ちなみに、積雪は約 8 cm(午前4時から9時まで)であった。

 

ミツマタの蕾(庭)

 

 

近所の山林にて

 

 

午前8時半頃から、雪が降っていたにもかかわらず、太陽が見えはじめた。

 

 

雪が降っているときに太陽にレンズを向けるチャンスが当地ではほとんどないと思いながら

多数の影は降雪(湿雪)によるものである。

 

雪雲が去る直前には、彩雲が現れた(午前10時頃)

 

 

青空のもとでの雪景色(1)

 

 

青空のもとでの雪景色(2)

 

 

青空のもとでの雪景色(3)

 

 

 

雪が降ると、かつて(○十年前)愛用していた車(スバルのレオーネ)を思い出す。あのフルタイム四輪駆動車は雪道での走行性が実に優れていた。チェーンを装着した二輪駆動車が登れないない坂道でも、ほとんどトラブルなしに走行できた。そして、冬の赤城山などの山道は自分にとって運転しがいのあるドライブコースであった。そう言えば、赤城山の大沼でスケートを楽しんだこともあった。昔のことを思いだして。

 

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2月18日、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。

 

 


朝霧の中から現れた雪を被った城址がある山頂(2022年2月)

2022-02-11 | 朝景

昨日は、当地においても今冬初めての雪が数センチほど積もった。

そして、今朝は東側の山並みから日が昇るにつれて、濃い霧の中から、山城址がある山頂(城山)が姿を見せた。

 

城山とそれにつづく山並み

 

 

朝日を浴びる白銀の山城(桐生城)址

 

 

2枚組パノラマにて

 

 

 

 

 

この後、山城址は再び霧で覆われ姿を隠した。

 

 

 

11日朝、桐生市にて。

 

日の出前での最低気温 1℃、湿度 96%、微風状態であったために、濃い朝霧が発生した。

ちなみに、桐生との地名は霧が多い土地(霧生)に由来するとも言われている。

 

 

余談

ワクチン3回目の接種を今週日曜日に受けた。

前二回は個別接種であったが、今回は市の集団接種によるものであったために、

ワクチンはファイザー → ファイザー → 武田・モデルナの組み合わせとなった(交互接種)。

ファイザー2回目のときも発熱を副反応として体験したが(翌日に37.5℃、翌々日には平熱化)、

今回も同様の反応を体験した(月曜日に38.5℃、火曜日には平熱化)。

 

 


見上げると、波状雲が放射状に配列している(2022年2月)

2022-02-04 | 

朝夕において変わった雲が浮かぶ景色は、当方にとって撮らずにはいられない撮影対象である。昨朝は波状雲が今年の恵方の方向に配列した空模様(放射状雲)が印象的であった。

 

波状雲から成る放射状雲

 

放射状雲は遠近法によって現れるとされている(実際には、平行している場合が多いとのこと)。

 

遠近法を強調している近くの山並みに感謝。

 

 

 

2月3日朝、桐生市にて。

 

 


今月の花、湖畔のロウバイ(梅田湖、桐生)(2022年2月)

2022-02-02 | 

相変わらず、日中は冷たい北風が吹いている。そして、今朝も、外に置いてある車の窓や屋根が霜で覆われた。しかし、風が避けられる日溜まりは意外なほど温かい。

さて、桐生川中流域にある桐生川ダム湖(梅田湖)の湖畔では、ロウバイ(蝋梅)の花が開きはじめた。今日も風は弱くなかったので、自分としては何となくある種の安心感を持って、花にレンズを向けた。

 

今日は、花の群れの輝きに惹かれて、湖面でのさざ波による日差しの反射をあえて背景に入れてみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は花と反射との調和がとれそうな日差しのときに撮ってみたいが。

 

 

風が小休止状態になったときに

 

 

雲が浮かぶ青空に向かって

 

 

ときには、クローズアップ

 

 

主として、2月2日午前、桐生市梅田町(梅田湖ロウバイパーク)にて。 EOS 6D 、EF 100 mm F 2.8L他。ホワイトバランスは太陽光

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試みに、ホワイトバランスを蛍光灯に設定してみた。

 

余談ながら、今月の満月は17日においてである。それまで、花の彩りが保たれるだろうか。