今日は先週までの冷たい空気が懐かしく思えるほど暖かい一日であった(最高気温 15.0℃、最低湿度28%、北から北西の風 1-3 m) 。そして、午後3時頃から、さまざまな形の波状雲が上空に広がった。久し振りに現れた面白い形の波状雲に魅せられて、わたくしは桐生川の堤防を歩いた。
桐生川中流域にて
山並みの高さは250-350 mである。
波状雲の形は時々刻々と変化した。
「よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。」(鴨長明、方丈記)。
波状雲は高い位置で大気が波打つことによって現れるとされている。大気が上昇すると冷やされて雲ができる。下降すると温められて雲は消える。さまざまな形の波状雲が現れるのは、地上での穏やかさと異なって上空では大気が複雑に上下動を繰り返していることを示唆する。
ところで、ここでの境目はどのような大気の動きで生まれたのであろうか。
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28日午後、桐生川にて(桐生市)、EOS 6D、EF 17-43 mm F4L。