今日と昨日の夕景から(午後4時頃)
雪をもたらしそうな雲が夕陽に染まっている。
降雪があるだろうとの予報が出されていたが、今日そして昨日も雲よりも青空が占める面積が広い空模様になった。しかし、放射冷却現象と冷たい北風のために、日が沈むとかなり気温は低くなっている。
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間もなく、幾つかの寺から除夜の鐘の音が響いてくる。今年は、たまたま花を開いた和蘭の香りに包まれながら、その音を聞いてみたい。
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来年も、よろしくお願いいたします。
今日と昨日の夕景から(午後4時頃)
雪をもたらしそうな雲が夕陽に染まっている。
降雪があるだろうとの予報が出されていたが、今日そして昨日も雲よりも青空が占める面積が広い空模様になった。しかし、放射冷却現象と冷たい北風のために、日が沈むとかなり気温は低くなっている。
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間もなく、幾つかの寺から除夜の鐘の音が響いてくる。今年は、たまたま花を開いた和蘭の香りに包まれながら、その音を聞いてみたい。
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来年も、よろしくお願いいたします。
今夜も巡回中の消防車から火災予防の鐘とメッセージが響いてくる。現在の気温 は1℃、湿度 60%、風速 0 m/sである。そして、当地では、今月中旬から北関東(内陸部)特有の空模様が続いている。結果として、夜では月の輝き、朝では太陽の明るさに負けない月の姿が印象的であった。
満月前日の夕刻に、近所の尾根から昇った月の輝きにも、その場に居合わせた人々は皆感動したほど魅せられるものがあった。
太陽の位置が低くなったときに一望した桐生川沿いの山並み(高さ 200-1100 m)
夕陽に染まった山並み(月は矢印の位置から昇った)(高さ 300 m)。
落日の光景 ー 建物の間隙がスリットとして作用し、ダイヤモンド・サンセット状態になった。
そして、満月と見紛うほどの明るい月が山並みから昇った。
この落葉樹大木での四季の変化を追っている者として、待ちに待った場面である。
余談ながら、
落日直後に、関東平野を囲む南側の山並み(奥秩父連山)がはっきりと浮かび出た。
左矢印の向こう側は山梨県などであり、右矢印は特異な形の岩峰、両神山(秩父)である。
視点からこれらの山並みまでは100 km以上離れている。
両神山(1724 m)(秩父にて撮影)
「私がいつも気を付けてみる山に、両神山(りょうがみ)がある。それは秩父の前山のうしろに岩乗な岩の砦のさまで立っている。
・・・中略・・・ あたかも巨大な四角い岩のブロックが空中に突き立っているような、一種怪異なさまを呈している。
(深田久弥、日本百名山)」
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12月18日16時過ぎ、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。
今日は寒波の影響を受けて冷たい北風が吹いた。午前9時過ぎのことであったが、ふと青空を見上げると、明日は下弦のときになる月が西側の山並みに沈みかけていた。そして、月は北西方向から流れているいくつかの白雲によって見え隠れしていた。その有様に初冬ならでの風情を感じて、山並みに沈むまで月を眺めてみた。
月、青空、早く流れる白雲、この組み合わせは自分にとって嬉しい日曜日のプレゼントであった。
しかし、強めに吹いていた北風は、日差しが強かったにもかかわらず、今月に入ってからもっとも冷たく感じたものであった。
26日、月の入り 11時15分(群馬)、月齢21.8。
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26日午前9時過ぎから1時間、桐生市にて。
望遠200 mm、トリミング、ホワイトバランスは太陽光、フィルター類(PLなど)は不使用、RAW → JPG変換。
明日は強力な寒波が襲来すると報じられている。さて、今朝は小雨の空模様でスタートしたが、日中は寒襲来の予兆を全く感じさせないほど暖かい日差しが降り注ぐ状態になった。とくに、午前中のひととき、思わず、抜けるような青空だと言いたくなるような青色の彩りが北東方向で広がった。
午前10時頃にて
以上、広角20 mmにて
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午前9時半頃はまだ透明感が強くなかった(南東方向にて)。
なお、小雨模様から透明な青空に変化する過程で、ランダムおよび帯状に広がるひつじ雲が発生した(午前8時頃)。
広角 25 mmにて
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12月25日午前、桐生市にて。HDR(High Dynamic Range、明るさの異なる3枚の画像で合成)にて。ホワイトバランスは太陽光。
昨夜は、今年最後の満月が天空で輝いた。今回の満月は地球からもっとも遠い距離にあると聞いていたが、そのことを感じさせないほど、月の輝きは眩しかった。気温が低く空気が澄んでいたからであろう(当地の気温(アメダス)、4℃(18時)、0.7℃(21時)、0.3℃(22時))。
22時頃にて(たまたま、薄い雲がゆっくりと流れていたときに)
21時頃にて(雲が浮かんでいなかった時間帯にて)
近頃は、コールドムーンとの呼び名(アメリカ先住民による)が流布されているが。
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国立天文台ホームページから引用
月が地球の周りを公転する軌道は楕円形である。
月の軌道は太陽や地球の重力を受けている。そのため、満月や新月のときの距離(地球から)は毎回異なる。
余談ながら、当方は5月26日の満月(スーパームーン、皆既月食)を悪天候に阻まれて撮影していない。
18時頃にて(月の高度が高くないときに)
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月は17時過ぎに近くの山並みから昇った。その時間帯では、山並みの上空に積雲(わたぐも)(高度500-2000 m)が浮かんでいた。
積雲が通過したとき、即興的に月面の輝きを高感度条件で撮ってみた。
12月19日、桐生市にて。望遠150-200 mm、トリミング、ホワイトバランスは太陽光、RAW → JPG変換。
冷たい雨が止み透明な青空が広がりはじめると、霧雲(層雲)かかる山並みの姿が初冬の朝らしい風景として印象的になった。
濃い霧雲と透明な青空の対比(2枚組パノラマにて)
この後、雲は完全に去った。
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12月17日朝、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。EOS 6D 、EF 70-200 mm F4L、RAW→JPG。
花期が終わった後に入手したものが、根の手入れなどによって一年後に再び柔らかな美しい花を開く。この楽しみに駆り立てられて、数種のランを育てている。
今週から、和蘭「高砂」がにわかランファンの期待に応えるかのような花を開きはじめた。そして、今日も窓辺で、透明感に満ちた質感と彩りの花々が、初冬の陽射しで輝いた。
この和蘭は東洋蘭(シュンラン、春蘭)とシンビジウムの交配によって生み出されたと聞いている。
春蘭の面影が随所に残っている。
この鉢では、花をつける茎(花茎)が5本になった。
そして、それぞれの花茎で、数個の蕾が開きはじめた。
花が開く直前にて
この和蘭が我が家での仲間になったのは、ある花屋からコチョウランやデンドロビウムなどを花後に入手し再生し、翌年に花が咲いている状態を報告かたがた店主に見ていただいたからである。結果として、わが埴生の宿の狭い居室では、洋蘭に加えて数鉢の和蘭が陣取ることになった。ともかく、来週に予定されているオンランでの会合では、この和蘭も当方からの画面に登場することになりそうだ(苦笑)。
遠くに望む八ヶ岳連峰に夕陽が沈む時季になった。夕陽が沈み始めると、それまで霞んで見える荒船山、八ヶ岳、妙義山、そして浅間山がシルエットとしてはっきりと浮かび出てくる。視点から90 km以上の遠方で広がるセピア色のシルエットは一期一会の夕景である。
群馬県西部の幾重かの山並みの奥に、赤岳(南八ヶ岳)から蓼科山(北八ヶ岳)が広がっている。
カシミール3Dによる山座同定
わたくしは八ヶ岳連峰のシルエットを眺めるとき、空路から眺める機会があった連峰の全景を思い浮かべる。
https://blog.goo.ne.jp/kotsunagi567/c/ed5cbac36d3a57c4a46dbe03f2a04d2c
日本のテーブルマウンテンと言われている荒船山(群馬)と信濃富士とも呼ばれている蓼科山(長野)の組み合わせ。
何度見ても見飽きないシルエットの競演である。
艫岩(ともいわ)は高さ200 mほどの岩壁である。
荒船山の右方向(北方向)には妙義山のシルエットが見える。
妙義山は九州の耶馬溪、四国の寒霞渓と並ぶ日本三奇勝であると聞く。
わたくし自身は、妙義山の一部(初級者コース)にしか登ったことがない。ある日、更なるコースに登るために、山内の駐車場で準備をしていたとき、群馬県の防災ヘリコプターが突然にも飛来した。結果として、危険を伴う救助訓練の有様を至近距離で眺めたために、そのときは登る気力が失せてしまった。
荒船山を背景として。
夕陽を浴びるススキ、遠くに荒船山や蓼科山
「山は暮れて 野は黄昏(たそがれ)の 薄(すすき)かな」与謝蕪村
(初句での字余りから、ゆったりと流れる時を感じて)
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11月28日午後4時過ぎ、桐生市にて。
今年は撮るチャンスがなかった晩秋の彩りから
国道122号で渡良瀬川沿いを日光市方面に遡り草木ダムの近くで寄り道をすると、繊細な流れが印象的である滝に出会う。その名は桂戸不動滝(落差約20 m、群馬県みどり市東町座間 )である。滝は渡良瀬川支流の桂戸川に流れ落ちている。滝壺そばの展望デッキまでは遊歩道が設けられている。そして、滝の周囲にはカエデ(モミジ)やヤマザクラが自生している。
画像は2015年11月下旬に撮ったものである。カエデ(モミジ)の紅葉が盛りのときであり、絹地のような流れが紅葉の中に降り注いでいるような場面がとくに印象的であった。
今年も紅葉のときに再訪したいと思っていたが、都合でそのチャンスを失ってしまった。まことに残念である。
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早春のときに出会った滝の流れ(2016年4月)
午後4時半過ぎでは、流れが夕陽に染まった。
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撮影、2015年11月下旬、2016年4月上旬(いずれも、午後)、ホワイトバランスは太陽光または曇り。シャッター速度 0.5-4秒。
昨日は雨模様の暗い朝を迎えたが、午前9時頃から雲が去って青空が広がった。雨で濡れた山並みでの紅葉、日射しを浴びて発生した霧、限りなく透明な青空の組み合わせは、この時季ならではの彩りであった。
太陽の周りには彩雲(雲が切れ始めたときに)
山並みの全面を覆っていた霧が消え始めたときに現れた、落葉樹と常緑樹による彩り
晩秋から初冬に向かう束の間に出会えた彩りに目を奪われて
わたくしは自然が描いた美しい絵画に出会ったつもりで、霧雲の移動によって刻々と変化する構図を眺めていた。
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12月1日午前9時過ぎ、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。