昨日、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられるとの発表が気象庁からあった。そして、今日は、朝のやわらかい木漏れ日が、東側の尾根越しに我が家の小さな花壇に差してきた。これからは、長い期間を要して蕾が膨らむ花が、夕刻や夜間での激しい雨によって僅かの時間内にダメージを受けることも少なくなるだろう。
今朝のキレンゲショウマ。
花は、あたかも今日は自分に任せてとのように輝いた(花が散ったものや雨でダメージを受けた花から、バトンを引き継いで)。木漏れ日を浴びているときの色彩と質感は、実に印象的である。
キレンゲショウマ(黄蓮華升麻、山地の林内に生えるユキノシタ科キレンゲショウマ属の多年草)は、四国、九州、本州(紀伊半島)に分布している。
木漏れ日を浴びるレンゲショウマの蕾(ノコンギクの蕾とともに)。
レンゲショウマ(蓮華升麻、山地の林内に稀に生えるキンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草、日本固有種)は、本州(福島県から奈良県まで)に分布している。キレンゲショウマとレンゲショウマの分布域が重なっていないので、自然界では両者を同時に見ることはできないようである。
撮影、7月30日朝。EOS 6D, EF 100mm F2.8L (Macro)。