こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今月の花、和蘭とデンドロビウム・キンギアナムタイプ

2024-01-31 | 
今月も今日まで。1日では午後4時11分にエリアメールで受信した緊急地震速報「能登半島沖で地震発生。強い揺れに備えてください(気象庁)」に強い衝撃を受けた。2011年にエリアメール受信後に震度6強の揺れを、当方はあるところで体験したからであった。
 
ところで、居室で育てている和蘭と洋ランの一部(デンドロビウム・キンギアナムタイプ)が今年も花を開きはじめた。
 
午後の日差しを浴びる和蘭(シュンランなどの和蘭と洋蘭シンビジウムの交配種)
 

 

雑然としたたたずまい(苦笑)

 
 
午後の日差しを浴びるデンドロビウム・キンギアナムタイプ(オーストラリア東部原産のンドロビウム・キンギアナムという原種をもとに改良されたグループ(江尻宗一「デンドロビウム」NHK出版))
 

 
 
植え替えもせず、根詰まり状態のままにして置いたものが花を開いたので、幾分か後ろめたい気分にて、気が向くとこれらの花々にレンズを向けている。
 


今年初めての満月と月光彩雲(2024年)

2024-01-30 | 月、月光彩雲
今日の画像は「今年初めての満月(望)とそれによる月光彩雲」である。月は26日、草木も眠る丑三つ時を少し過ぎた時刻、午前2時54分に満月となった。ともかく、満月直前の眩しく輝いていた月を前日午後10時半頃に撮ってから、果報は寝て待ての気分で満月になる瞬間を待った。
 
寝過ごすこともなく午前2時半頃に起床して、やや大袈裟な防寒スタイルで外に出て天頂付近を見上げた。ところが、近くの山並みがはっきりと見えるほど周囲は月光で明るくなっていたにもかかわらず、肝心の月は午前2時40分頃までほとんど見えなかった。大きな積雲(綿雲)が月が見える位置に浮かんでいたからであった。
 
有難いことに、上空では強い風が吹いていたのであろう。月光を遮っていた積雲はその場に居座ることがなかった。結果として、満月とともに月光彩雲を撮ることができた。
 
26日午前2時54分
雲を透して見る月であったにもかかわず、その輝きはまさに「望」のときでならではの状態であった。
 
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機(SLIM)は矢印で示した付近、地球から見て月のやや下、神酒の海のそばのThephiles というクレイターのヘリに着陸したとのことである(JAXAホームページ)
 
 
26日午前3時10分。雲に切れ間が生じるときを待って
 
 
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前日25日)午後10時30分にて。月の形と明るさは、満月のときかと見紛うほどであった
 
 
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月光彩雲(26日午前2時45分頃から同3時30分頃)
 
彩雲の彩りと形は、月の位置に流れてきた積雲の形と厚みに応じて多様に変化した。つぎつぎと変わる彩雲の状態に惹かれて、静音モードに設定しても、シャッター音が周囲に響く静粛さの中で、当方は100回以上もシャッターボタンを押した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「朝日新聞天声人語 2024-1-21 」から部分引用
餅つきうさぎの耳の辺り、「神酒(みき)の海」近くにSLIMはたたずむ。月を見え上げる楽しみが一つ増えた。数日後の満月には、未来の天文学者たちが、幼い心いっぱいに想像力を膨らませることだろう。
 
 
撮影: 桐生市にて、月光彩雲を撮ったときの ISO 感度 2,500ー3,000。
 
 

日の出直前での細い月と金星、日の入り後での細い月と木星

2024-01-25 | 月、月光彩雲
今夜は、近くの山並みから昇った月が眩しいほどまでに輝いている。月は明日午前3時頃に今年初めての満月になる。天候次第のことながら、そのときは、真冬の満月ならではの輝きが山並みを照らし出すだろう。
 
 
 
ところで、今月は、(1)日の出直前において、2日後に新月となる月と金星の共演(上旬)。(2)日の入り後において、新月から4日後の月と木星の共演(中旬)。それぞれにレンズを向けてみた。
 
(1)2日後に新月となる月(月齢 27.1)と金星の共演(9日)
 
 
新月(朔)は月11日であった。
 
日の出の前の青空をステージとする共演は、思わず寒さを忘れるほど印象的であった(午前6時20分頃、望遠150 mm )。画像では、薄いながらも地球照(地球からの反射)が認められる。
 
 
それにしても、この朝は防寒着があまり役に立たないほど寒かった。今でも、思い出すと身震いしそうになる。群馬の冬は寒い。
 
午前6時25分頃にて
 
 
午前6時30分頃(望遠 70 mm )。日の出の時刻(6時56分(群馬))が迫ってきた。それでも、金星の輝きは消えなかった。
 
 
 
(2)新月から4日後の月(月齢 2.6)と木星の共演(14日)
 
日の入り後の暗い空をステージとして、おお、月のそばに輝く星がと言いたくなるような共演が見られた(午前6時30分頃、望遠150 mm )。
 
 
このときは、細い月での地球照が極めてはっきりとしていた
 
 
 
今夜は月の近くで惑星による輝きが見えそうもない。しかし、JAXA無人探査機「SLIM」が着陸目標地点との誤差を100 メートル以内とする世界初の「ピンポイント着陸」に成功したと発表されている(NHK ニュース)。
 
ところで、「芭蕉葉を柱にかけむ庵(いほ)の月」(芭蕉)において、芭蕉はどのような月を眺めたのであろうか。
 
 
 

雨が止んで、霧に包まれた桐生城址(標高 361 m)

2024-01-22 | 山を眺める
この時季、冷たい雨が降るとしばしば市街地を囲む山並みは霧に包まれる。昨日も、前夜からの雨が止んだ後、桐生城址がある山頂(城山(じょうやま、(別名)柄杓山)の周辺が濃い霧で覆われた。


桐生城址:中世山城址、観応元年(1350年)築城、天正18年(1590年)廃城
城は標高361メートルの本丸を斗口、二の丸、三の丸を柄とする柄杓型の梯郭構造。堀切は深く、武者屯、郭馬出しなど、城跡の全部が完全に残っている(桐生市ホームページから)


こちらは、他の方向での1,000  m 峰である。




天候が回復するについて、濃い霧は霧雲(層雲)に変化した





1月21日、桐生市にて




久しぶりに眺めた、冠雪の赤城山、渡良瀬川(桐生)にて

2024-01-18 | 山を眺める
赤城山が雪を被る時季になった。とくに、一作日の降雪によって山体での雪化粧は濃くなった。アップした画像は昨日午後に、市内を流れる渡良瀬川で撮った赤城山の姿である。
 
 
雪化粧がもっとも濃い山頂は最高峰の黒檜山(1,827 m)である。
 
 
山体の雪化粧は、北関東での限りなく澄んだ青空のもとで午後の陽射しを浴びて輝いていた。
 
 
 
上流側には、JR両毛線(高崎(群馬)ー小山(栃木))の鉄橋が架けられている。たまたま、4両編成の電車が鉄橋を通過したのでシャッターボタンを押してみた。余談ながら、両毛線で眺める赤城山の姿はその位置に応じて変化する(以前の記事「赤城山、JR両毛線にて」)。
 
 
撮影で数回往復した橋(桐生大橋、橋長 368 m)にて。奥の山並みは栃木県(足利市)に属している。
 
 
こちらは、同じ位置で眺めた市内の山並みである。もっとも高い山頂は吾妻山(480 m)である。浄水場の給水塔の近くには、夏において全国ランキング上位にリストされる最高気温をときどき記録する「アメダス(気象庁前橋地方気象観測台、桐生地域気象観測所)」が設置されている。
 
 
昨年2月に撮影した冠雪の赤城山である。この画像は午前中に撮った。上流側に架けられている橋が今回の撮影スポット「桐生大橋」である。
 

 
 
一作日は、自分達の街とそれを囲む山並みも雪化粧をした(今冬での初雪)
 
 
撮影: 赤城山 1月17日、桐生市にて。
 
お詫びと訂正: 浄水場の水塔  →  浄水場の水塔 (1/20)
 

虹色を帯びた彩雲、ある日の朝に

2024-01-12 | 
太陽が近くの山並みから昇るとき、上空に薄い雲が浮かんでいることをわたくしは期待する。そのような雲は朝日を浴びて彩雲になることがあるからだ。アップした画像は昨年12月下旬に撮った「虹色を帯びた彩雲」である。









彩雲は太陽の光が雲の粒を回り込んで進むことにより発生する。波長の長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むので、光の波長によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになる(分光)(「気象庁HP > よくある質問集 > 雲・大気現象・大気光学現象」)。

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今日は、太陽が近くの山並みに沈む直前に幾分か雲の縁が虹色を帯びた。




撮影 2023年12月27日、2024年1月12日、桐生市にて。


今日の彩り、彩雲そして青空 (2024年)

2024-01-02 | 
太陽の近くまで雲が流れてくると、太陽光と雲の微妙な組み合わせによる彩り(彩雲)を、わたくしは期待する。太陽を隠さないと肉眼では直視できない場面を、カメラはディスプレイ上でリアルに表現する。撮影条件を的確に設定するならばそう思いながら、今日も朝のひととき、太陽の方向に雲が浮かぶ場面にレンズを向けてみた。












太陽から離れている位置では、葉を落とした木々と青空の対比が美しく感じられた。










1月2日午前、桐生市にて。