こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

初夏の花、ネジバナ、2017年6月

2017-06-24 | 

 

今年も、もっとも身近なラン(ラン科ネジバナ属)であるネジバナが花を開き始めた。唇弁での透明感と歯牙のような突起、かぶと(兜)を想わせる側花弁などを拡大すると、それらの質感と造形の見事さに目を奪われる。ところで、花を愛する100歳近い古老に聞くと、ネジバナは近所の野原などで群れとなって咲いたとのことである。

ここでのネジバナは、いつの間にか植木鉢で芽ばえたものである。鉢には、スミレ、クチナシやセンリョウなどの小木が植えてある。鉢にはネジバナにとって育ち易い共生環境が備わっているのであろう。ちなみに、画像のものの草丈は25〜35 cmである。

 

 

 

 

撮影。6月24日午前。


寸景、浅間山などの遠望 2017年6月

2017-06-21 | 山を眺める

浅間山を中心とする眺め。左から、剣ヶ峰、浅間山、篭の登山、湯の丸山(以上、長野県、視点から80-100 km)。

浅間山と榛名山(一部、群馬県)

最奥の山並みが八ヶ岳だ(蓼科山、北横岳など、長野県、120-140 km 遠方)。蓼科山の手前は荒船山である(テーブル状、長野・群馬県)

錯覚であろうか。対比するもの(市街地)があると、浅間山(80 km 遠方)が意外と大きく見える。

 

 

今夕は、雨が止み市街地を囲む山並みが霧で覆われている。明日は晴れるとの予報が出されている。いつも散策コースで、浅間山や八ヶ岳などを遠望できるだろうか。

アップした画像は先週末に撮った浅間山などである。このときは湿度が低かったために、梅雨時にしては珍しいほどの遠望日和であった。視点の傍らでは、初夏の到来を告げるかのように、オカトラノオ(サクラソウ科オカトラノオ属)の花穂が夕日を浴びていた。

 

6月19日、午後5時過ぎ、群馬県桐生市にて。


梅雨どきの緑、キレンゲショウマなど、2017年

2017-06-17 | 

今日も梅雨の晴れ間とは思えないほどの青空が午前中は広がっていた。昨夕は窓ガラスが振動するほどの至近距離で雷鳴が響いた。

さて、雨が降ると、キレンゲショウマなどの新緑が目立つようになってきた。


 

数年前に種苗会社から購入した苗が、今年も順調に芽ばえて面白い形の葉を広げている。昨年は数輪の花が咲いた。今年はどのくらいの蕾が花を開くだろうか。

花や蕾を食害するクロハウリムシの活動が活発になる前に、花は盛りとなってほしい。



レンゲショウマの蕾。数年前に苗を種苗会社から購入したものであるが、昨年は全く蕾ができなかった。一作年、花が多く開き過ぎたようである。今年は花が見られそうだ。なお、レンゲショウマはクロハウリムシによる食害を受けないようである。


ツルニンジン。このものには生命力が満ちている。長野県の栽培農家からの苗は春になると、必ず姿を現す。

昨年の蕾と花。


ホトトギスの葉も緑が濃くなった。そばでは、セキヤノアキチョウジ(薄紫の花を開く)が草丈を伸ばし始めた。

昨年の花から。

 

撮影、6月中旬(昨年の花は7-8月)。


6月12日の燃えるような夕焼け、2017年

2017-06-15 | 夕景

梅雨の晴れ間の夕焼けとのタイトルにしようかともたもたしているうちに、関東地方では少雨の天候が続きそうだとの予報が出されてしまった。ところで、12日は梅雨入りとは思えないほど、透明感に満ちた青空が広がった(最高気温 26℃、湿度50 %)。

中央の山頂は鳴神山(980 m)である。


しかし、夕刻には上空が雨雲(乱層雲)で覆われ、小雨が降り始めた。そこで、夕焼けハイカーことkotsunagiはザックにカメラとレンズを入れて近くの散策コースに向かった。見逃すと後悔しそうな夕焼けが現れることを期待したからだ。


プロローグ。午後6時を過ぎた頃に西側の雲が幾分か虹色を帯びるようになった。

 そして、西側の山並み(標高 500-1100 m)の上空が夕日の染まるようになった(午後7時頃)。水面が赤く染まっている流れは桐生川である。

西方向での彩り。左側は吾妻山(480 m)である。吾妻山は市街地に接しているので、市民の山と言われている。

 

最高潮のとき。ほどなくして、上空の乱層雲が夕焼け雲に変身した。ちなみに、日の入り時刻は7時2分(群馬県)であった。

燃えるような夕焼け(午後7時15分頃での数分間)。


余韻のとき。夕日に染まる積乱雲が美しかった。


エピローグ(午後7時20分頃から)。


 

2017年6月12日、群馬県桐生市にて。撮影での色温度(午後7時過ぎ、日陰、7500 K)。

*******

さて、今日も夕刻になると上空が雲で覆われたが、彩りの濃い夕景は現れなかった。12日での燃えるような夕焼けは千載一遇の現象であったのかもしれない。


梅雨入りでの夕景、2017年6月

2017-06-11 | 夕景

今日の朝景(午前7時頃)。

しかし、夕刻には上空が乱層雲で覆われて雨が降ってきた。

市街地の西そして北方向には、300-1100 mクラスの低山が連なっている。

昨夜も乱層雲が現れた。

 

 

ときには。

 

先週での夕焼けから。

 

6月上旬午後6-6時半頃、地元にて。