こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今日の朝焼け、桐生川にて、2019年10月

2019-10-26 | 朝景

当地では、山並みが東側にあるために、日の出が他の地域にくらべて約30分ほど遅れる。そして、ときには唖然とするほどまでに、色の濃い朝焼けが現れる。この現象は、陽射しが近くの山並みによって遮蔽される時間帯があることに起因する。

今日の朝焼けはまさにその典型であった。昨日はかなり強い雨が降ったので、当方は霧雲と朝日の織りなす光景を期待した。しかし、霧雲は山並みの上に発生しなかった。

ところが、突然、短い間(約5分間)ながらも、今までに見たことないほどの朝焼けが山並みの上空に現れた。


朝焼けは午前6時頃に現れた。


朝焼けと水面による反射。いつもは流れの幅が狭い。しかし、その幅は昨日の雨でかなり広がっていた。

 

 このスポットでの朝焼けが終わったときに、下流方向(南)での彩り。

 

何ということだ、100km以上遠方の奥秩父連山が朝日に染まっている(6時15分頃)。山並みにある展望台に移動したい気持ちを抑えて。

 

朝焼けが終わって(6時半頃)。雲の姿が印象的であった。

 

 

10月16日朝、桐生市にて、広角で撮影。


朝日と霧雲、桐生川にて、2019年10月

2019-10-25 | 朝景

今日は、夕刻までかなり強く雨が続いた。そして、近くの山並みは終日、霧で覆われていた。明日は早朝から晴天との予報が出されている。霧雲と朝日が織りなす光景が現れるだろうか。

 

 

朝日を受けはじめた霧雲。雨が降った後に朝日が昇ると、霧雲が現れる。

 

 

 

午後では。

 

この頃は、カメラを持ちながらの桐生川沿いを歩くことが多くなった。なお、この川の堤防(舗装路)は散策コースとして人気がある。

10月20日朝と午後、桐生川とその周辺にて。


今日の散策路にて、2019年10月

2019-10-23 | 朝景

今日の天候はきわめて対照的であった。すなわち、朝から午後までは秋晴れの透明感に満ちた風景が広がったが、夕刻は雲が多くなった中間色での夕焼けの光景で終わった。

桐生川沿いにて、午前7時頃。

 

台風19号の影響で、中州は消失している。流れでは濁りが少なくなった。

 

この頃は、朝日が昇るにつれて、山並みとその周辺では霧が発生する。右奥の山並みは奥秩父連山である(100 km以上遠方)。

 

 

 

 

 

午後5時半頃。

 

 

撮影、10月23日、桐生川の中流域にて。


赤城山・黒檜山で出会った紅葉と大展望(2009年10月)

2019-10-19 | 赤城山

赤城山において、黒檜山(標高、1,828 m)は山頂から俯瞰的展望が楽しめる最高峰である。

この日は、またと無いような登山日和であった。途中、県道4号(赤城道路、前橋ー大沼)では、地蔵岳へのかつての登り口であった一杯清水付近で車を止め、道路沿いの紅葉を眺めてみた。この付近で、色の変化が盛りを迎えていたからだ。

 

 

このときは、道路の真ん中で三脚を構えて紅葉を撮っている人に出くわし驚いたことを、今でも覚えている。

 

大沼周辺の駐車場に車を置いて黒檜山に向かった。この山には、その年は数回ほど登ったが、登山ルートはすべて北面側(裏側、花見ヶ原キャンプ場から)であった。今回は南面(大沼側から)の直登ルートを歩いた。ルートの標高差は約450 mである。登山道には石や岩が多く登り難い箇所もあるが、大沼や南面での紅葉を見ながらの登りは楽しい。
 
黒檜山の登りにて、大沼の対岸には地蔵岳(矢印)がある(山頂に電波中継所)。10時頃)。
 

 

南面での紅葉。

 

「余談」北面での登山ルートには展望がないと、一部のガイドブックに書かれている。しかし、シラカンバやダケカンバの大木に囲まれての森林浴ができる。このルートは、勾配は緩やかであり登り易い。ただし、頂上手前の尾根付近から、ややきつくなる。距離は約4km(登り約2時間、下り約1.5時間)であるが、つつじの開花時期はその距離が気にならなくなる。


さて、黒檜山では、山頂の先に見晴らしが良いスポットがある。この日は、西や北方向の眺め極めて良かった。山にはツアーグループなど多くの人々が登ってきた。矢印、左から谷川岳、武尊山、至仏山。

 

矢印、左から鈴ヶ岳(赤城山)、子持山。

 

西方面(直下)を見る。左の山は鈴ヶ岳である。奥には子持山が映っている。また、大沼から北側を下る北面道路も見える(午後1時頃)。

 

子持山のクローズアップ。

 

皇海山(中央、台形の姿)を望遠で撮ってみた。山は、地蔵岳の山頂に立つと黒檜山に隠されるので見えない。皇海山の右には、鋸山がある。その奥に男体山や女峰山が見える(ここでは一部しか映っていない)。


日光白根山(最奥)は、幾重かの山並みの上に見ることになる。

 

日光白根山と皇海山との位置関係。

 

左から、武尊山、笠ヶ岳、至仏山(最右)である。

 

尾瀨のシンボルである至仏山と燧ヶ岳(双耳峰)を同一アングルで撮ったものである。燧ヶ岳の右に、なだらかな山の形が少しばかり映っているが、これは会津駒ヶ岳である。

 
燧ヶ岳と会津駒ヶ岳。
 

 

谷川岳山頂には、厚い雲がかかっていた。このような写真を撮ることができるのも、黒檜山で眺めるからだ。
 

 

黒檜山の山頂では、ツツジを除いて紅葉は終わっていた。奥には小沼と長七郎山や地蔵岳が映っている(逆光、午後2時半頃)。

 

山頂にて。

 

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移転前のブログ記事の改訂復刻版。その後、わたくしは黒檜山でこれ以上の展望に出会っていない。

 

撮影、2009年10月22日、EOS 50D、EF 70-200 mm F4L、RAW画像の再現像(10月19日)。

   2022年10月22日、再現像画像のアップロード。


うろこ雲が青空に広がって、2019年10月

2019-10-17 | 

うろこ雲は秋の深まりを感じさせる風物詩であると言われている。今日は、上空がうろこ雲で覆われた。この雲は上層雲(標高5,000-15,000 m)であり、氷の結晶によるものである。

 

 

うろこ雲では、雲が薄いので太陽の光が透過するために、暗く見える部分(陰)ができない。なお、ひつじ雲(高度がより低い位置の高積雲)では、厚いために太陽光が遮られて陰ができる。


ちなみに、ひつじ雲によってつくりだされた朝景(9月上旬、午前6時頃)

 

下層雲が、うろこ雲が高い位置にあることを示している。

 

別の方向では、雲の形と配列が変化していた。

 

高層雲と下層雲との対比が際立ちはじめた時間帯において。

 

日没の頃、うろこ雲は消えた。

 


記録的な大雨をもたらした台風19号が過ぎ去った後、わたくしはたびたび空を見上げるようになった。うろこ雲は天気が下り坂になるサインであるとも言われている。しかし、今日の雲がそのようなサインでないことを、わたくしは願っている。 

 

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撮影、10月17日午後、広角にて。


台風19号が去って、2019年10月

2019-10-13 | 雑感

今回の台風では、当地においても大雨特別警報が出され、近所を流れる河川(桐生川)の水位によって避難勧告が出された。昨夜は、水位があと僅かで堤防から溢れるほどまでになったと聞いている。

今日は天候が回復したので、いつもの散策コース(堤防上の道路)を歩いてみた。

 

この十年間、これほどまでの濁流を、わたくしは見たことがない。

 

 

 

川では、中州が消えている。

 

通常の状態(9月下旬)。

 

 

撮影、10月13日午後、群馬県桐生市にて。


抜けるような青空、台風19号の襲来直前に、2019年10月

2019-10-11 | 雑感

気象庁から「大型で非常に強い台風19号は、12日夕方から夜にかけて、非常に強い勢力を保ったまま東海地方から関東地方に上陸し、その後東日本から東北へ進む見込みです。......」と、報道発表がされている(同庁、ホームページ、10月11日)

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ところで、当地では昨日(9日)と一昨日(10日)に、限りなく透き通った青空が広がる景色が現れた。


9日午後12時頃。ここでの山並みの標高は300-1,100 mである。

 

どこまでも果てがないほど透明な青空、いわゆる抜けるような青空にレンズを向ける。


 

10日午前9時頃。前日と同様の青空を見上げながら、グラデーションの美しさとともに、

台風が迫っていることを暗示するような不気味さを、当方は感じた。

 縦構図2枚によるパノラマ


しかし、午後4時半頃、夕焼けに染まる雲が多く浮かぶ空模様になった。

 

それでも、僅かの間、十三夜前日の月(月齢11.4)が輝いた(午後6時過ぎ)。

 


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今日は、午後12時頃から雨が降りだし、山並みは霧で覆われている。群馬県南部では、明日から明後日において、200-300 mmの雨量、最大風速30m以上の暴風雨が予想されている。備えはしたつもりだが、過去に経験した台風での被害を走馬燈の如くに脳裏に浮かべると不安は募る。

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EOS 6D、EF 50 mm F1.2L(青空)、EF 70-200 mm F2.8L (月)。どちらにおいても円偏光フィルターは使用していない。

 


日の入り時での光景、2019年10月

2019-10-06 | 夕景

昨日は、落日での光景を撮るために、赤城山山麓の展望スポットに立ってみた。このスポットでは、赤城山は勿論のこと、榛名山、浅間山、妙義山、荒船山、八ヶ岳連峰などを一望できる。わたくたちは、公開されている浅間山、八ヶ岳連峰、赤城山などのライブカメラ映像にこれらの山々がはっきりと写っていることを確かめて、スポットに向かった。

しかし、天候は急変した。わたくしたちが現地に到着したとき、浅間山や八ヶ岳の山頂部は厚い雲で覆われていた。水平方向のスリットから夕焼けを眺めるような状態であったが、スリットに現れた夕日に染まる光景は印象的であった。


夕日は浅間山の麓(南側)の沈んだ。画像は、直視できないほど眩しい赤色光がこちらまで届いたときに撮ったのである。

 

さて、浅間山の南側(左側)には、妙義山(岩峰)と荒船山(テーブル状)のシルエットが見えたが、落日が迫るとそれらのシルエットは夕日を浴びるようになった。

 

森の奥に微かに見える市街地は高崎市と前橋市である。右端に県庁が写っている。

 

妙義山や荒船山が斜めからの夕光をもっとも浴びたときに。

 

今回は浅間山の山頂などが夕日に染まる場面を撮ることができなかった(宿題)。なお、スポットの上空では、上弦の月になる直前の姿が輝いていた。

 

 

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10月5日17時過ぎ、桐生市新里町にて。


赤城山、JR両毛線にて、2019年9月

2019-10-02 | 鉄道

赤城山は、上州人にとってソウルフードのような存在かもしれない。このとき、9月下旬にしては驚くほどの展望日和であった。たまたま、JR両毛線(群馬県高崎市と栃木県小山市を結ぶ路線)を利用したので、幾つかのポイントで赤城山を撮ってみた。なお、両毛線は前橋駅、伊勢崎駅、桐生駅とそれらの付近において高架化されている(余談ながら、栃木県内では栃木駅)。


前橋駅近くで利根川鉄橋を通過しているときに。高層ビルディングは群馬県庁である。前橋や高崎で眺めると、赤城山では山内の各山頂よりも広く伸びている裾野が印象的である。裾野の左奥に、県境(群馬と新潟)の山々が僅かに見える。

 

前橋駅と伊勢崎駅の間にて(1)

赤城山については、このような姿がもっとも魅力的であると主張する人々が、わたくしの周囲に多い。

 

前橋駅と伊勢崎駅の間にて(2)

いつもの同行者がいるならば、山座同定で議論ということになるが、このときは一人旅であった。家人の命令にしたがい購入した高崎名物の駅弁のダルマ弁当を数個携えて眺める赤城山の姿は、わたくしにとって格別の味になった。

 

 伊勢崎駅付近にて。

 

「追記」 冠雪の浅間山(伊勢崎駅のプラットホームにて)。
両毛線において、これほどまでに浅間山が見えるポイントは伊勢崎駅のみである(わたくしの知る限りにおいて)。いつかはホームでダイヤモンド浅間山を撮ってみたい。撮影、2018年2月中旬。

 

桐生駅付近では、降車準備で撮影を中止にした。なお、桐生駅のプラットホームからは、赤城山の一部(鍋割山)が見える。

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少しばかり撮り鉄になって。JR東日本のリゾート列車(新前橋駅付近にて)。


ちなみに、「華」は全車両がグリーン扱いとのこと。パンタグラフが今や懐かしいタイプである。

 

 

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撮影、9月25日午後。

EOS 6D,  EF 50 mm F1.2L(単焦点レンズ)。