自然園で、オオヤマレンゲのみならず、ヒメサユリの花などが見頃となっていた。ヒメサユリは日本特産の美しいユリであるが、自生種の分布は新潟・山形・福島の三県に限定されている。
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ヒメサユリの花、6月2日撮影
ヒメサユリ(姫小百合): 別名、オトメユリ。山間部に自生しているユリ科ユリ属の多年草である。環境省の準絶滅危惧種に指定されている。花は芳香を放つ。嫌煙植物であるため、自生種の保護地では喫煙が禁止されていると聞く。
いつものように、後から撮ってみる。芳香の誘われただろうか、花に小さな昆虫がとまっていた。
このような蕾もあった。撮る者としてはため息をつきたくなる。しかし、この姿は自然の厳しさが自然園で保たれていることの証でもあるとして、気を取り直す。
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園内で咲いていた花から
エビネ(海老根、ラン科エビネ属、山野の落葉樹林内に自生している多年草)
近頃は、山で自生種に出会うことが少なくなった。
クサタチバナ(草橘、ガガイモ科の山地に生える多年草)とアサギマダラ
アサギマダラ(タテハチョウ科の大型の蝶)は、南西諸島や台湾から北上してきたものであろう。この蝶は長距離を移動する。
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そして、オオヤマレンゲ