こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

ある晴れた日での展望、浅間山、八ヶ岳、榛名山、草津白根山など

2016-01-29 | 山を眺める

今日と明日、当地では降雪との予報が出されている。上空で寒気団による大きなストレスを受けているとき、関東の気象状態は南岸低気圧による摂動に対して敏感である。

しかし、今週前半は雲一つないような展望日和のときがあった。そのようなとき、青空を背景とする冠雪の八ヶ岳、浅間山、榛名山、草津白根山、赤城山などは極めて魅力的被写体になる。


群馬県西部(西上州)の山波の奥に聳える、八ヶ岳連峰(南八ヶ岳と北八ヶ岳、2900-2000 m)。雪を被っているために、山肌の凹凸がはっきりと見える。なお、視点から連峰までの距離は約100 kmである。


カシミール3D展望図


ちなみに、Lightroomの白黒プリセット(イエローフィルター)による画像



八ヶ岳の南側には、県境の山々がある。

 


妙義山、浅間山などを望む。八ヶ岳の北側の眺めも変化に富んでいる。市街地は桐生市である。


ところで、浅間山(2560 m)は市街地からほぼ真西の方向(80 km)に鎮座する。



浅間山と周辺の山々(望遠(200 mm)画像のトリミング)。浅間山と湯の丸山(右)の冠雪姿が美しい。


カシミール3D展望図

 

浅間山の北側においては、榛名山のユニークな山容が目立つ。


カシミール3D展望図

 

そして、榛名山の北側(奥)に横たわる雪山は草津白根山などである。

 

草津本白根山(旧火口)、草津白根山(現火口、湯釜)、渋峠(国道最高点)、そして横手山。視点からこれらの山までは約90 km 離れている。そして、中間に見えるスロープ(左下がり)は赤城山の裾野だ。

 

赤城山(一部)。地蔵岳山頂のアンテナは夕日を受けると輝く(視点からは20 km)。

 


視点から遠方にある八ヶ岳、浅間山そして草津白根山において、山肌の凹凸までが同時に眺められるチャンスは極めて少ない(年に数回程度であろうか)。


1月下旬、朝、白葉峠(群馬県桐生市)にて、 望遠(70 - 200 mm)、PLフィルター使用。

 


夕景七変化、2016年1月

2016-01-25 | 夕景

  昨日の夕景から

稜線は群馬と長野の県境の山々である。展望範囲は数十キロメートル以上になるだろうか。

 

 

 

 

夕景の変化は多様であり、ときには期待を超えるほどになる。私にとって、昨日の夕景はその例である。


1月24日午後5時頃、群馬県桐生市(白葉峠)にて。


昨日の夕景(その2)、浅間山が見える市街地にて、2016年1月

2016-01-23 | 夕景

浅間山(2560 m)が雪を被ると、私達がが住んでいる市街地においても、この山が意外にはっきりと見える。そのため、浅間山の朝景、昼景、そして夕景は、私にとって原風景の一つになっている。ちなみに、市街地から浅間山までは90 kmほど離れている。

昨日(22日午後5時過ぎ)での夕景から

 市街地にとって、浅間山(左側には剣ヶ峰)、浅間隠山(双耳峰型)、榛名山(鋭峰は相馬山)は見事な借景である。

      以上は焦点距離90 mmによる画像である。

*********

突如として、南側の雪面が夕日を反射し始める。

画像は望遠(200 mm)で撮ったが、反射は肉眼でも視認できる。

夕日の沈む位置が浅間山に近づくと(2-4月)、夕景での彩りは大きく変化する。

 上空に漂っている雲が雪面での輝きと彩りを引き立てる。

 さて、このビューポイントから落日の位置(八ヶ岳)は見えない。

しかし、その方向を占めている地元の山(茶臼岳、300 m)の上空が輝き始める。

    茶臼山は地元で必須の存在である。山頂にテレビ電波中継所が設けられているからだ。

*********

撮影:1月22日午後5時過ぎ、群馬県桐生市(菱町にて)

 


昨日の夕景から、2016年1月

2016-01-20 | 夕景

 夕景が美しい時季となった。近所の尾根から眺めると、夕日は八ヶ岳連峰に沈む。

 

そして、沈む直前に夕日が関東を囲む山々を照らし出す。

 

ちなみに、展望の範囲は100 km以上であり、最奥の稜線は奥秩父山系(2000 mクラス)だ。

 

カシミール3Dによる山座同定

 

奥秩父連山と富士山

 

昼間はほんんど背景に埋没してしまうような山々が夕日によって浮かび出る。これも夕景の醍醐味であろう。

 

 

例えば、両神山(埼玉県奥秩父)の険しい岩稜が、100 km 以上離れていても、夕刻になるとはっきりと捉えられる。

 

 

1月19日午後5時過ぎ、群馬県桐生市(金葛)にて

 

*****

2021年11月5日、再現像画像のアップ


雲が多い夕景、2016年1月

2016-01-18 | 夕景

先週から夕刻になると、厚い雲が西の空に浮かぶことが多くなった。夕日が沈む時間帯になると浅間山や八ヶ岳連峰が雲で覆われる。そして、昨夜から今朝にかけて、初雪の天候となった。明日は快晴との天気予報が出されている。どのような夕景が現れるであろうか。

このときは、浅間山や八ヶ岳が雲の中となったが、夕日と厚い雲が織りなす光景が眼前に現れた。約100万人が暮らしている市街地の彼方や上空で、このような光のショーが展開されるとは! 写人は半ば自己満足の境地に陥ってシャッターボタンを押した。

 

 

 

1月中旬、午後4時過ぎ、群馬県桐生市にて。

 


今日の夕景、紅に染まる浅間山、2016年1月

2016-01-11 | 夕景

今日は浅間山の上空に帯状の雲が漂っていた。このような雲があると、夕景において大きな変化が生じる。

浅間山、榛名山、そして草津白根山

 

山頂を覆う雪と上空の雲が次第に紅に染まった。



 

落日は終わり、トワイライトタイムが始まった。

 

 

 

1月11日午後4-5時、白葉峠(群馬県桐生市)にて。


真冬の蝶、花で吸蜜しているヒメアカタテハ、2016年1月

2016-01-10 | 鳥/蝶/トンボ

前日(8日)に庭で見かけたヒメアカタテハは朝夕の冷え込みに耐えたのであろう。

翌日は、庭の日溜まりでヒメアカタテハが吸蜜している場面に出会った。


ホトケノザの花で吸蜜するヒメアカタテハ

ストロー状に伸びる口(口吻)で蜜を吸っている様子をマクロレンズで撮ってみた。

翅裏の彩りと紋様が実に美しい。

チョウの種類によって好む花が異なる。

花の好みは色によるものであり、タテハチョウ科のものは赤や紫の花を好む。

(宮城教育大学バタフライガーデンから引用)

満腹したのだろうか、それとも一休みであろうか(?)。

チョウのからだは毛で覆われている。寒さに耐えるためであろう。


なお、ヒメアカタテハの成虫は適当な場所を見つけて越冬することを、

群馬県立昆虫の森(群馬県桐生市新里町)から教えてもらった(深謝)。


それにしても、1月にチョウが元気に飛び回り花で吸蜜することやホトケノザの花が咲くなど、

暖冬の影響は顕著である。


1月9日午後1時頃(快晴)、群馬県桐生市にて、 EOS 6D、EF 100 mm F2.8L IS USM。

 

 


新年の驚き、真冬の蝶、ヒメアカタテハ、2016年1月

2016-01-09 | 鳥/蝶/トンボ

どうしたことであろうか。庭の日溜まりで、ヒメアカタテハが飛んでいた。

2月下旬頃には、アカタテハやルリタテハなどの越冬すると言われているタテハチョウを、私は何度か見かけたことがある。

しかし、新年早々に、ヒメアカタテハに出会うとは夢にも思っていなかった。

はたして、このチョウは今朝の冷え込みに耐えることができたであろうか。耐えてほしい。


越冬チョウで翅が傷ついていることが多いが、このものにはそのような傾向が見られない。

 

ヒメアカタテハ

タテハチョウ科アカタテハ属のチョウである。アカタテハよりは小型であり、各地に分布している。

ヒメアカタテハ(成虫)が越冬できるかどうかを知らない私にとって、1月にこのチョウが舞うことは新年早々の驚きである。


1月8日午後1時頃、群馬県桐生市にて。


静かな落日の光景、2016年1月

2016-01-06 | 夕景

 先週は穏やかな天候の正月三が日であった。そして、夕日が南八ヶ岳(権現岳と赤岳)に沈んだ。

近くの里山で眺めた落日の光景には、100 km以上ほど遠方で起きている現象とは思えないほどの臨場感があった。

 

 

 

 落日終了後の夕景から

右奥の稜線は八ヶ岳連峰である。

2000 mクラスの奥秩父連山に隠されているが、富士山の山頂が僅かに見える。

 

1月2日午後4時過ぎ、近所の尾根にて(群馬県桐生市菱町)