今日と明日、当地では降雪との予報が出されている。上空で寒気団による大きなストレスを受けているとき、関東の気象状態は南岸低気圧による摂動に対して敏感である。
しかし、今週前半は雲一つないような展望日和のときがあった。そのようなとき、青空を背景とする冠雪の八ヶ岳、浅間山、榛名山、草津白根山、赤城山などは極めて魅力的被写体になる。
群馬県西部(西上州)の山波の奥に聳える、八ヶ岳連峰(南八ヶ岳と北八ヶ岳、2900-2000 m)。雪を被っているために、山肌の凹凸がはっきりと見える。なお、視点から連峰までの距離は約100 kmである。
カシミール3D展望図
ちなみに、Lightroomの白黒プリセット(イエローフィルター)による画像
八ヶ岳の南側には、県境の山々がある。
妙義山、浅間山などを望む。八ヶ岳の北側の眺めも変化に富んでいる。市街地は桐生市である。
ところで、浅間山(2560 m)は市街地からほぼ真西の方向(80 km)に鎮座する。
浅間山と周辺の山々(望遠(200 mm)画像のトリミング)。浅間山と湯の丸山(右)の冠雪姿が美しい。
カシミール3D展望図
浅間山の北側においては、榛名山のユニークな山容が目立つ。
カシミール3D展望図
そして、榛名山の北側(奥)に横たわる雪山は草津白根山などである。
草津本白根山(旧火口)、草津白根山(現火口、湯釜)、渋峠(国道最高点)、そして横手山。視点からこれらの山までは約90 km 離れている。そして、中間に見えるスロープ(左下がり)は赤城山の裾野だ。
赤城山(一部)。地蔵岳山頂のアンテナは夕日を受けると輝く(視点からは20 km)。
視点から遠方にある八ヶ岳、浅間山そして草津白根山において、山肌の凹凸までが同時に眺められるチャンスは極めて少ない(年に数回程度であろうか)。
1月下旬、朝、白葉峠(群馬県桐生市)にて、 望遠(70 - 200 mm)、PLフィルター使用。