こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

日の出前の光景を撮り続けて 2023年7月

2023-07-31 | マジックアワー

 

先週から猛暑が続いている。それにかかわらず、日の出前の天気は日中のそれとは対照的である。心地良い風を全身に受けながら熱中症とは無縁の環境で展望台に立ち、わたくしは眼前に広がるマジックアワーならではの色彩にレンズを向けている(場合によっては、防虫スプレーによる蚊よけを求められるが)。

今回は、18日から今日(31日)までに撮った画像をならべてみた。

 

「31日(月)午前4時半30分頃」

 

 

この後は、通常の色彩に変化した。

 

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「29日(日)午前4時40分頃」

 

 

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「28日(土)午前4時20分頃」

 

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「27日(金)午前5時20分頃」

 

 

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「18日(火)午前5時10分頃」

 

 

桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。比較のために、RAW画像を同一の現像プリセット(自製)でJPGに変換した。


赤く染まって輝く飛行機雲、朝のマジックアワーにて、 2023年7月

2023-07-29 | 飛行機雲での彩り

日の出直前の空に現れた飛行機雲が、地平線近くに留まっている太陽の光を受けて赤く輝いた。薄明状態の青空に伸びる軌跡には、眺める者を惹きつける美しさがあった。

 


 

千載一遇のチャンス、マジックアワーならではの彩りと構図との出会い

 

ラピスラズリによる色(瑠璃色)を想わせる空を背景にして

 

 

これまで、わたくしは朝日で虹色に染まる飛行機雲などにレンズを向けてきたが、今回の彩りも自分にとっていつまでも忘れられないほど印象的であった。

 

28日午前4時半頃、桐生市、ホワイトバランスは太陽光。

 


今日の日の出前での彩り 2023月7月

2023-07-28 | マジックアワー
薄明時間帯(マジックアワー)での色彩(4時20分頃から)。朝日は右側の山頂付近から5時半頃に昇ります。

 

先週から猛暑日が続いています。唯一の救いは、日中では湿度が高くありませんので(40−50%)、室内や木陰においてあまり蒸し暑さを感じないことです。まあ、このようなときは、早起きをして日の出前での彩りを静かに眺めることも一興かなと思い、わたくしは午前4時頃に抜き足差し足で散策をはじめました。

散策路での展望台に立ち、涼しく柔らかな風を受けながら、山並み上空での彩りが濃くなるときを待ちました。ちなみに、日の出は4時46分(群馬)です。

 

山並みの上空が赤く染まっています。昨夜の激しい雷雨で、波長の短い光(青系)を散乱する粒子(水蒸気)が太陽光の進路に残っているからです。この場合、長波長の光(赤系)はあまり散乱されずに上空に届きます。

前日が快晴ですと、これほどまで赤くなりません。

 

何度出会っても、見飽きない美しい彩りが現れました。そして、彩りは刻々と変化しました。

薄いながらも、光芒(薄明光線)が現れています。

梅雨時では、これほどまでの彩りがほとんど現れませんでした。

 

突然、飛行雲が朝日に染まりました。山頂の上空(日の出方向)に近づくにつれて、飛行機雲の輝きは強くなりました。

 

飛行機雲での彩りは後の記事で。

28日午前4時頃から、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。

 

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昨夜(27日)、雷雨が去った後の光景です(午後7時10分頃)。周囲が暗くなっているにもかかわらず、部分的に夕焼けを思わせるような光景が約10分間ほど続きました。何とも不可解な光景です。

 

午後5時頃、この後、激しい雷雨。

 

 


庭の梅雨明け、レンゲショウマ、キレンゲショウマ、ツユクサの競演 2023年7月

2023-07-24 | 

関東地方に対しても、先週末(22日)に梅雨明けとの発表がありました。今日は朝から雲ひつと浮かんでいない天気になっていますが、空の色はいまひとつ冴えない状態が続いています。

さて、小さな庭では「レンゲショウマ(蓮華升麻)」が花を開きはじめました。あたかも梅雨明けを待っていたかのようにです。


今年も、1メートル近くまで伸びた花茎が、1本あたり十個以上の蕾をつけて大きくしなっています。

 

ツクシシャクナゲ(筑紫石楠花)の木陰では、クマガイソウ(熊谷草)の葉がドクダミに囲まれて、まだ青々として色を保っています。

 

レンゲショウマとは離れた位置で、キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)も梅雨明けでの強い日差しを浴びていました。

 

あちらこちらで、ツユクサ(露草)が花を開きはじめましたので、レンズを向けてみました。

 

来月2日に望(満月)となりますので、レンゲショウマとキレンゲショウマを明るい月の光のもとで撮るチャンスがあればと思っています。

 

撮影: 24日朝、自宅にて、EF 100 mm F2.8L。

 


ひつじ雲が広がる空に朝日が昇る 2023年7月

2023-07-22 | 

このところ、朝日が近くの山並みでの頂(300 m)から昇っています。雲一つ浮かんでいない空が次第に明るくなるマジックアワーでの光景も美しいですが、上空に広がる「ひつじ雲」や「うろこ雲」が朝日に染まる有様もわたくしにとっては見逃せない光景です。

 

ここでの画像は18日午前5時頃に撮りました。このときは、ひつじ雲が覆う空に朝日が昇りました(日の出前にて)。

 

山頂から日が昇る頃、ひつじ雲が川のダイナミックな流れを想わせるようかのように配列しました。

 

ひつじ雲は、広角側 17 mmでもカバーできないほど広がりました。

 

もっとも心を動かされた場面です。

 

朝日が山頂から昇りましときの彩雲。あまりにも眩しかったためにこの場面を直視できませんでしたが、周囲のにみならず撮影者も赤く染まりました。

ひつじ雲では、より高い位置に現れるうろこ雲の場合と異なり、太陽の輪郭が見えません。雲が太陽光をかなり遮断するためです。

 

ひつじ雲は高度2,000〜7,000 m(中層)に現れる高積雲です。この付近で大気の対流が激しいときに生まれるといわれています。撮っている者は朝の穏やかな風を受けています。地上と上空いわば彼我の差に、ある思いを馳せながら、わたくしはシャッターボタンを数十回ほど押しました。

 

桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光、広角(18 mm)にて。

 


夏の雲から、頭巾雲、雄大積雲、そして積乱雲 2023年7月

2023-07-19 | 

今日は朝から日差しがない蒸し暑い天気が続いています。ところで、気温がかなり高いときは、温められて上昇した空気層が上空で冷やされて、「雄大積雲(入道雲)」が生まれ、そして入道雲は「積乱雲」に変化します。今日はアップしました画像は、その過程が短い時間(分単位)で進行した例です(10日夕方)。

このときは、雄大積雲の上に珍しい形の雲が現れました。この雲は、その形から「頭巾雲」と呼ばれ、活発な上昇気流によって雄大積雲の上部まで持ち上げられた空気層が急冷されて生まれます。


このときは空模様の変化を散策路で追跡してみました。

16時25分、急に山並みの上空が黒い雲で覆われました。雷雨の到来を恐れて避難しなければと思っているうちに、雲が切れはじめました。

 

16時29分、黒い雲は完全に消えて青空が現れましたが、大きな雲のかたまり(雄大積雲)ができはじめました。

 

16時30分、雄大積雲の上部にベールのような雲が現れました。その雲はゆっくりと回転しているように見えました。

 

16時31分、ベール状の雲が頭巾の形に変化しました。「頭巾雲」の出現です。

ネット検索では、この頭巾雲が美しい彩雲に変化した例をヒットできますが、わたくしはそのような現象に出会ったことがありません。

この頭巾雲では、さらに発達する気配が見られました。

 

16時37分、しかし、頭巾雲が消えて、「積乱雲」が現れました。通常ですと、このあと、わたくしたちのところでは雷雨が到来します。

 

17時50分、どうしたことか、積乱雲が消えはじめました。観測者がほっとしたときの画像です。

 

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17時55分、もっとも、他の方向では、何かが起こりそうな気配を感じさせる積乱雲が夕日を浴びていました。

 

18時1分、積乱雲のまわりに筒状の雲が現れました。これは上昇気流がまだ収まっていないことを示しています。

 

呑気なことながら、レンズを向けている者として、積乱雲が夕日に染まる光景を期待したのですが、この後、上空は低い雲で覆われました。

7月10日、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光。

 

 

 


キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の一番花 2023年7月

2023-07-17 | 

毎年のことながら、「キレンゲショウマ」の一番花が15日に庭で咲きはじめました。このものは宮尾登美子さんの小説「天涯の花」に登場して以来、ファンが増えた草花です。実生の苗を種苗会社から購入し育てています。苗を植えてから数年間ツボミは大きくなりませんでしたが、この4年間は毎年花が開くようになりました。花が開きはじめた姿に、わたくしは魅せられています。




キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)は アジサイ科キレンゲジョウマ属の多年草です(以前はユキノシタ科に分類されていました)。自生地としては四国の剣山が有名です。関東には自生していませんが、北関東では日光(植物園)などにおいて栽培されています。

 

午後は日陰に入るコーナーで育てていますが、花は数日間で終わります(花柱を残し花びらが分離しないままに落ちます)。今日も朝から暑い日差しを浴びましたので、花は幾分か傷みはじめました。

 

地植えにしていますが、いまでは根が芋のような塊になっています。今年は4月初めに発芽しました。

 

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ところで、昨日は当地の最高気温(アメダス測定値)が全国1位になり、テレビニュースで市街地の映像が放送されました。確かに暑かったですが、わたくしは三方を山の緑で囲まれている位置に住んでいますので、39.7℃との観測値にいささか驚いています。ちなみに、昨年においても、7月1日に最高気温(アメダス測定値)が全国1位(40.4℃)になりました。

 

「気象庁ホームページから」

 

追記: 今日(17日)の最高気温は 37.7℃ にて、ランキング10位でした。

 


桐生川散策、モミジと青空の映り込みを求めて 2023年7月

2023-07-15 | 桐生川・紅葉{桐生川)

桐生川上流域では、あちらこちらでモミジの大木が流れに沿って生えています。今回アップしました画像はモミジなどの水面への映り込みです。ダムの下流に数個の岩を堰とする流れのゆるやかなスポットがあります。水道水の取水に伴うダムからの放水量の減少で、スポットでの水量は以前ほど多くありませんでしたが、そこでは、流れのゆるやかな水面への緑の映り込みと堰によって生まれた早瀬への青空の映り込みが、印象的でした。

 

 

 

 

撮影、7月12日午前、桐生市梅田町、ホワイトバランスは太陽光、スローシャッター速度にて。

 

プロフィールに用いている画像は、水量が多かった頃に撮った早瀬での渦です。

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晩秋では、水面への紅葉の映り込みが美しくなります。

撮影、2023年11月下旬。

 

 


桐生川散策、水道水のルーツを訪ねて 2023年7月

2023-07-12 | 桐生川・紅葉{桐生川)

今週は梅雨明けを思わせるかのような天気が続いています。昨日のアメダスデータによりますと、自分達の街での最高気温は37.1℃(全国ランクキング3位)でした。しかし、残念なことながら(?)、今日の最高気温(36.9℃)はランキングに入っていません。

今日は、涼しいところを求めて、桐生川上流域を部分的ながら歩いてみました。ちなみに、桐生(市街地)では、桐生川を水道水の水源にしています(桐生川ダムから取水)。

 

あちらこちらで、流れを狭めているコケ(苔)で覆われ岩が、木漏れ日を浴びていました。

 

 

岩を覆うコケは昨夕の雨で生気を取り戻していました。木漏れ日のもとでは、緑の水面への映り込みが美しく感じられました。

 

流れにレンズを向けながら、今日も目覚めたときにこの流れを源とする水道水をコップ一杯飲んだと呟いてみました。

 

 

 

この緑を接写で撮りたかったと思っています、水量が少なければ。

 

 

7月12日午前、桐生市梅田町(桐生川ダムの上流域)、EF 70-200 mm F4L、シャッタースピード 1/10〜1秒。

 

 


コチョウランとネジバナ 2023年7月

2023-07-10 | 

九州には大雨特別警報が出されています。一方、当地には最高気温が37℃程度なるとの予報が出されています。今日は、仲間に遅れて花を開いたコチョウラン(白花)をアップします。

 

夜中に開花しましたので、LED照明のもとで花を撮ってみました。

 

白花のコチョウランに対して何か変化が乏しいとの思いを持っていました。しかし、この開いた直後の花には、白花ならではの清楚な質感が満ちていると、わたくしは思うようになりました。妻も同様の感想をもちました。ともかく、久し振りにシニア組はゆったりとした気分で、開いたばかりの花をめでました。

 

そのときまで2週間ほど膨らまなかったツボミが、急に午後8時頃から膨らみ開きはじめました。

 

白花に先行して開いた花です。

 

このものは仲間とは離れたところで咲いたものです。花穂の捻れの方向がはっきりとしている個体です。

右ネジの方向を基準にしますと、このものでは花穂が左巻き上がりであり、花軸は右へ捻れています。

 

撮影、コチョウラン(白花):7月上旬、ネジバナ、6月末。

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「朝の予報の結果は」 ランキング6位ですが、気温(アメダス) > 自分の体温(36.5℃)> 室温(30.2℃、冷房を使用していない状態にて)でした。

気象庁HPから引用

 


梅雨の晴れ間に、木漏れ日を浴びるネジバナの群れ 2023年7月

2023-07-06 | 

今年も、十年以上前から育てているネジバナ(捩子花、ラン科ネジバナ属)の小さな群れが優しい色の花を開きました。このところの強い雨による影響を受けて、花は部分的に萎みはじめました。それでも、朝の日差しを浴びると、生気を取り戻したかのように、花々が輝きます。今回も、風で目まぐるしく照射位置が変わるスポットライト(木漏れ日)で照らし出されるときを待って、花々をクローズアップしてみました。

 

それぞれの花茎も風でかなり揺れますので、何回か撮り直しました。

室内では、日差しで輝くネジバナ特有の質感が現れません。

 

1本の花茎に多数の花を開くラン、デンドロビウムを想いながら撮ってみました。

 

群れの中には、花が年々淡色化しているものがあります。

 

スポットライトを浴びると、これがネジバナの花かと思いたくなるほど、花びら、がく(萼)、そして唇弁が輝きます。

花びらは透明ほぼ無色ですが、がく(背萼片、側萼片)は淡い色を帯びています。そして、花びらと背萼片が重なっています。

 

余談ながら、かつて、ルイヨウボタン(類葉牡丹、鳴神山(地元))ハッポウタカネセンブリ(八方高嶺千振、八方尾根(長野県))にマクロレンズの向けましたときも、四苦八苦したことがあります。どちらも、何度も見たくなるほど美しい色と形の小さな花を開きます。そして、花(花茎)は風で大きく揺れます。

 

接写で知る「唇弁の透明感と輝き」

 

 

部分的に萎みはじめた花序。花期は1〜2週間です(もっと長持ちしてほしいと思いますが)。

 

受粉がうまく進行すればタネができますが、タネには発芽に必要な栄養を貯える「胚乳」がありません。タネは共生する菌類から栄養をもらい発芽します。一つの花に数千から数万個のタネができるといわれています。しかし、共生菌に出会えなければ、タネは発芽できません(東京学芸大学ホームページ、学芸の森)。

結果として、ネジバナのタネの発芽率は極めて低くなります。そのため、小さな庭の一角をネジバナで占めさせようとする企ては今だに実現できていません。

ところで、厄介な外来植物とされている「ナガミヒナゲシ(ポピーに似ている花を開く)」は一株あたり十数万個のタネをつくるといわれています。そして、そのタネは自力で発芽します。当方は花が開かない前にこのものを抜き取ることで、毎年苦戦しています。

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ネジバナは、育てている環境を変えますと最終的に枯死します。直径30cm程度の鉢で育てていますが、当初の環境を保つために、鉢内の土やコンパニオンプランツ(共存植物)などの入れ替えはおこなっていません。

 

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このようなチャンスも待ってみましたが、今年はチョウの姿がほとんど見られません。残念です。

2020年7月上旬

 

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撮影、7月2-5日、自宅にて。 EF 100 mm F2.8 L(マクロ)、EOS 6D。

 

 


梅雨の晴れ間に、満月が昇る 2023年7月

2023-07-04 | 月、月光彩雲

前記事では満月前夜での月でしたが、今日は「満月そのもの」の画像をアップします。昨夜おいて、望(満月)は20時39分であると発表されています。ちなみに、望(満月)は、「月と太陽の視黄径の差が180°になった瞬間の月」です(国立天文台ホームページ)。望月(もちづき、ぼうげつ)とも呼ばれています。

昨夜において、月の出は20時20分(群馬)ですが、当方の視点では午後8時過ぎに山並みから月が昇ります。結果として、気象条件が良ければ、望(満月)の状態になる寸前の月が山並みから姿を見せることになります。

 

ところで、日中は青空が広がっていましたが、19時頃から雷雨になるとの予報がだされました。事実、19時頃、月が昇る位置に厚い雲(積乱雲)が現れ、夕日に染まりました。

雲ファンとしては、この光景を歓迎したいところですが、このときは、雲よ去れとの気分で、夕焼けの光景を凝視しました。

 

願いが通じたのでしょうか(苦笑)、8時28分頃、赤い月が山並み付近に漂う黒い雲から姿を見せました。

 

20時30分頃の月です。

 

20時31分頃の月です。望の瞬間まで残り時間をカウントダーンしたくなりましたが、視点では雷鳴とともに雨が降りはじめました。

 

20時32分での月です。以後、月は厚い雲に隠れ、雷鳴がさほど遠くないところから響くようになりましたで、当方は急いで視点を離れました。

 

20時39分での月は撮影できませんでしたが、時間軸での間隔を広げれば、「まさに満月状態の月」を撮影できたとしてピリオドを打てそうです。あと一歩でとの思いは残りますが。

 

ちなみに、気象庁のナウキャストを引用します、21時15分でのデータですが、激しい雷雨が視点に迫っていることを明示しています。

 

 

撮影: 7月3日午後7時頃から、桐生市にて。月では望遠 200 mm、ホワイトバランスは太陽光(昼光)に設定。

 

 


梅雨の晴れ間に、満月前夜の月が昇る 2023年7月

2023-07-02 | 月、月光彩雲

今日は午前7時頃から梅雨時とは思えないないような青空が広がりました。もっとも、予報では午前4時頃から晴れるとされていましたので、朝焼けの光景を期待した者としては、幾分か当てが外れた気分になりましたが。それはともかく、日中は気温は高くなりましたが、湿度は45%程度でしたので、室内ではエアコンを使わないでも爽やかな雰囲気に包まれました。

 

夕方から雲が広がりました。しかし、流石は満月前夜の月(月齢 13.9)、雲に負けることなく明るい姿で近くの尾根から現れました。午後7時頃。

薄い雲が月光に染まりました。

 

間もなく周囲が暗くなり、月面の色は赤味を帯びました。

そして、黒い筋状の雲が月の方向に流れてきました。午後7時半頃。

 

当方にとりましては、望外の場面です。ときにはこのようなこともあるかと、幾分か感動を覚えながらシャッターボタンを押しました。

 

 

 

一瞬の輝き、この後、雲が厚くなりましたので、月影は朧月状態になりました。

 

月の撮影では、望遠200 mm、トリミング、ホワイトバランスは曇りに設定(太陽光やオートでは自分が感じた色を再現できませんでした)。

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午前8時頃の空模様です。梅雨の晴れ間にもかかわらず、巻雲が現れました。

 

7月2日、桐生市にて。