いつもの展望台で、今日はどうしても朝景を撮りたかった。3月31日は私にとって職場を離れる日になったからである。展望台で眺める浅間山、榛名山、そして赤城山は春の到来で霞んでいた。しかし、今日の私には、それらの姿が見えるだけでOKであった。さらに、うれしいことに展望台のそばでは桜が朝日を浴びていた。これからは、自分が体験してきたことの語り部になろうかと思ったりする。まあ、言うは易く行うは難しになりそうな気がするが。
撮影、3月31日6時半頃、白葉峠にて。
いつもの展望台で、今日はどうしても朝景を撮りたかった。3月31日は私にとって職場を離れる日になったからである。展望台で眺める浅間山、榛名山、そして赤城山は春の到来で霞んでいた。しかし、今日の私には、それらの姿が見えるだけでOKであった。さらに、うれしいことに展望台のそばでは桜が朝日を浴びていた。これからは、自分が体験してきたことの語り部になろうかと思ったりする。まあ、言うは易く行うは難しになりそうな気がするが。
撮影、3月31日6時半頃、白葉峠にて。
春の訪れを実感するために、私達はミツマタの花が咲くスポットを求めて川沿いを散策する。ここには大きな群生地はないようであるが、渓流の音を聞きながら、ほのかに漂う香りと花の彩りを堪能することはできる。
川沿いの群生地にて
この群生地は植栽によるものであろうかと、私達は想像していた。
しかし、杉を伐採したら急にミツマタが増えたと、群生の由来を知る地元の方から最近になって聞いた。
ミツマタの繁殖力に驚くとともに、この地でのミツマタが衰退しないことを願う。
ミツマタは杉林の中にも生えている。
川沿いの傾斜地にて
杉林の間隙で咲くミツマタの花
他のスポットにて。花の香りがこちらまで届く。
他の小さな群れを見上げると。
ここでの背景は杉林と青空である。
撮影、3月26日午前、桐生川(桐生市梅田町)にて。
昨日は快晴の一日であった。そして、夕刻になると、空が普段よりも赤味を帯びてきた。ではと、私はいつもの展望台に向かった。21日には夕日が浅間山に沈んだが、26日は浅間山の北側(画像では右側)に沈む。そして、浅間山が赤く輝く瞬間があるはずだ。しかし、結果は落日の最終段階でうっちゃり、どんでん返しとなった。
夕日の赤さがかなり強くなった、17時50分頃。
夕日の虚像らしきものが見える。雲の水滴による反射であろうか。
夕日は美しいが浅間山は雲隠れ、なんと言うことだ。
榛名山などのシルエットは見えはじめたが、浅間山の姿は依然として現れなかった。
以上は、露出が異なる3枚の画像を結合させるHDR法で撮った。
落日がわずかに見えた瞬間にて。
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ちなみに、21日の夕景
撮影、3月26日17時40分から18時10分頃まで、白葉峠にて。
今週後半から、テレビ放送などの天気予報に「花冷え」との表現が登場している。ところで、古来、単に花と言う場合は桜の花を意味すると言われてきた(花の大歳事記、池田書店、1990年)。
我が家の花冷えは異端である。今日も朝露が見られるほど寒かった。そして、白毛で覆われているオキナグサでは、微細な朝露が日差しで輝いていた(画像はセイヨウオキナグサ)。
撮影、3月25日朝
桐生川ダム(梅田湖)にて
昨日は、新しい世界に向かう若者達の祝賀会が開催された。会の祝辞で強調されていたことは「人との繋がり」を大切にすることの意義であった。さて、ダム湖にも間もなく春が訪れる。そして、両岸は花と新緑で覆われる。そのとき、両岸を結ぶ橋の役割は大きくなる。この橋では、春の景色を楽しみながら歩く人々が増えるからだ。
撮影、3月23日7時頃、桐生市にて。
何時かは唖然とするほど美しい落日の光景の出会いたい。ところで、春分の頃にはある展望の地から眺めると、夕日が浅間山の山頂に沈む。
昨日は、夕景の妨げとなるような雲は西の空に浮かんでいなかった。展望の地では、知人が撮影の準備をして落日の時を待っていた。そして、知人と私は光輪の夕日が浅間山に沈む光景に遭遇した。
夕日が山頂に近づく
夕日が山頂に沈む
トワイライトタイムにおいて、浅間山などのシルエットが驚くほど美しかった。
浅間山の山頂には噴煙が見える。
左から、剣ヶ峰、浅間山、篭の登山、湯の丸山、浅間隠山、榛名山、草津白根山、そして横手山など。
撮影、3月22日夕刻、白葉峠付近にて{群馬県(桐生市)と栃木県(足利市)との県境}
ツバキの園芸種は五、六百種にのぼると言われている。しかし、基本種はヤブツバキ(別名、ヤマツバキ)であり、ツバキとの名は艶葉木(つやばき)、厚葉木(あつばき)に由来する(花の大歳事記、池田書店、1990年)。
さて、今日は午後まで雨が降った。雨で目覚めたのであろうか、庭のツバキの蕾が開いた。蕾はどの位の時間で開くのであろうか。 気が向くままに、開き具合の変化を追ってみた。
午前9時頃
午前11時半頃
正午頃
午後1時頃
午後4時頃
午後4時頃
その後は用事のために追跡を止めてしまった。今回は中途半端になったが、何時かは蕾の膨らむ様子をきちんと追ってみたいと思う。蕾が開くのは、花弁の細胞が水分を取り込んで膨張することによるとされている。今日の雨(春雨)は、ツバキの蕾にとって目覚めの水となったのかもしれない。
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雨が降らなかったためだろうか、数日を要して咲いた花
このツバキは雄しべが大きい八重咲き種である。品種はタマ・グリターズであるように思われるが、どうであろうか。ところで、昨年は全く蕾ができなかった。
花弁の質感などを捉えるために、透過光で花を見ることは面白い。さらに、朝露や雨の雫が花弁や葉に残っている時間帯では、それらが逆光で輝く場面に出会う。
昨日から天候が回復したので、庭の花が活気を取り戻してきた。ここでは、朝日を浴びるシロバナジンチョウ(白花沈丁花)ゲやジンチョウゲ(沈丁花)をかなり絞った条件で撮った画像をアップする。
撮影、3月15日7時頃
EOS 6D、EF 2.8L (Macro)、RAW、DPP 4で現像。
今朝は久し振りに青空が透明感に満ちていた。そして、朝日と青空が目覚めに相応しい光景を発現させた。
昨夜の雨の雫が朝日を受けて
雨が雪に変わったのであろうか。近所の1000 mクラスの山々が白くなっていた。
雪化粧したそれらの姿は、青空との対比によって一段と美しかった。
鳴神山(980 m)(東側)
山を覆っている杉林が雪化粧となっている。
4月中旬を過ぎると、山頂とその周辺で、アカヤシオ、カッコソウ(鳴神山固有種)、
ヒイラギソウなどの花が咲き始める。「余談」その頃は杉の花粉と無縁である。
鳴神山(右)とその周辺の山々
桐生川ダム(梅田湖)にて
このような朝景色は稀である。
撮影、3月15日朝、桐生市梅田町にて
当地では、明日からは天候が回復し暖かくなると予報されている。ミツマタの蕾はどこまで開くであろうか。先週、ちょっとした晴れ間に、桐生川沿いでのミツマタの様子を見てきた。
蕾の一部が開き、僅かながらもジンチョウゲ科のものらしい芳香があたりに漂っていた。
蕾が開いたものでは、早くもハナバチ(キオビツヤハナバチであろうか)が蜜と花粉を集めていた。
上流の群生地にて
撮影、3月8日、桐生川ダム(梅田湖)周辺とその上流にて
先週後半から季節が逆戻りしたような天候が続いている。先日の暖かさに誘われて蕾が開き始めた花たちは、この寒さをどう感じているのであろうか。自分ならば、「まったく、せっかく、何ということだ、しかたないか、我慢するか。」 などのフレーズを呟くだろう。
芳香に包まれて、シロバナジンチョウゲ、ジンチョウゲ、ゲンカイツツジなどにレンズを向けていると、今週後半からの天候が楽しみになる。
花(実は萼片)の質感に惹かれて。
ジンチョウゲ(高さ、70 cm)とシロバナジチョウゲ(高さ、50 cm)との競演も面白い。
ジンチョウゲのそばで、ゲンカイツツジの花が咲き出した。
撮影、3月10日
EOS 6D、EF 100 mm F2.8L IS USM、RAW、DPP 4。
今日は、受診のときを待つ間、深田久弥著「日本百名山」(新潮社、1991年)を読んでみた。深田久弥は、東北線(現在は宇都宮線)で筑波山が一番美しく眺められる位置は間々田駅と小山駅の間であると述べている。
ここでの画像は大平山(栃木県栃木市)で撮ったものである。ちなみに、大平山と筑波山を結ぶ直線は小山駅付近で東北線と交差する。深田久弥は、東北線でこのような姿の筑波山を眺めたのであろうか。
筑波山(大平山にて)
「西の富士、東の筑波」と言われている。
このときは雲の効果で、筑波山が美しいコニーデ型独立峰を思わせる峰として浮き出ていた。
弱いHDR効果による画像
山頂(女体山と男体山)
筑波山と宝篋山(右)
筑波山と加波山(左)
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今月中に、ある施設での居室を退去することになった。そして、土日出勤にて長年の蓄積物を整理しければならない羽目に陥った。何時かは何とかしなければ思いつつも、若者達が同し釜の飯を食べながら残してくれた努力の跡をどこまで残そうかと、結果の整理を躊躇してきた付けが回ってきたのであった。ところが、昨夕、突発的に黒目の周囲が驚くほど赤くなった。結膜下出血が起きてしまったかと思いつつも、最悪のケースのことが頭を離れなかった。
しかし、眼科で精密診察を受け、角膜や眼底などには異常がないことが判明した。安堵すると同時に、自分が後期高齢者に分類されるようになってしまったかと観念せざるをえなかった。それにしても、私は「後期高齢者」との表現(分類)に抵抗を感じている。
撮影; 2011年12月下旬
今朝は。湿度100%との驚きの数値が気象情報に登場した。そして、日差しが届き始めると、花や葉に水滴が残るイチョウゲ(沈丁花)が春の訪れを告げていた。
湿撮影、3月9日午前7時半頃。
昨日は、市街地が霧で包まれたが、軽井沢でのライブカメラには浅間山の姿がはっきりと写っていた。そうならばと、私はいつもの展望台に向かった。霧に包まれた市街地の奥に浅間山が聳えるとの構図を期待して。
しかし、現実は画像の状態にて、これ以上は視界が広がらなかった。青空がが部分的に見えるようになったにもかかわらずであった。
余談ながら、自分達のが住む市の名前(桐生市)は、霧がかかることが多いことに由来するとの説がある。事実、今日(雨天)は、市街地周辺の山々で霧が流れていた。何時か、市街地のみが霧で包まれる景色に出会ってみたい。
青空と展開しつつある新葉
木立を前景として、浮き出る太陽
僅かの間のことであったが、眩しさを感じることなく、太陽が雲を透かしてはっきりと見えた。
感銘を覚えて、シャッターボタンを押した画像から(望遠画像のトリミング)
明後日(9日)は部分日食が起こるとのことだ。食の最大(食分 0.26)、11時8分27秒、東京(国立天文台による)。
食の時間帯において、昨日のように雲を透かして眩しくない太陽が見えることを個人的には期待しくなる。しかし、眩しいとき、太陽の直視は避けたい(危険)。
3月6日午前10時頃、桐生市白葉峠付近にて。EOS 6D、EF 70-200 mm F4L IS USM、減光フィルター不使用、RAW、DPP 4。 晴天での市街地と浅間山は2月末に撮影した。
庭で、このものの芽生えが始まると、いよいよ春になるかと述懐したくなる。オキナグサはキンポウゲ科の花らしく、花びらに見えるものは萼片である。そして、若い萼片は長い白毛で被われている。そのため、オキナグサはマクロレンズにとって面白い被写体である。このものは多年草であるとされているが、4、5年も経つと勢いがなくなると言われている。画像のものは庭の住民となってから5年目になる。今年の様子はどうなるであろうか。
白色系
間もなく赤紫の花が開く。
庭では、ニホンオキナグサも育ているが、このものでは芽生えが始まったばかりである。
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今日の太陽。減光フィルター(雲)の効果で、ごく普通に太陽にレンズを向けることができた。
雲との関係で、太陽の色が少しは変化することを期待したが、太陽はこの後に雲隠れした。
3月5日朝、EOS 6D、EF 100 mm F2.8 IS USM、RAW、DPP 4で現像。