庭では、秋の花であるシュウメイギクなどが咲き始めた。まだ、ツユクサ、キレンゲショウマ、レンゲショウマなど、夏の花が咲いているにもかかわらずである。今年は夏と秋の混成状態が長くなるのであろうか。
シュウメイギク(八重咲き)
ホトトギス
ツユクサ(別名、蛍草)
キレンゲショウマ
レンゲショウマ
秋の気配を感じさせるような夕景
撮影、8月29、30日
庭では、秋の花であるシュウメイギクなどが咲き始めた。まだ、ツユクサ、キレンゲショウマ、レンゲショウマなど、夏の花が咲いているにもかかわらずである。今年は夏と秋の混成状態が長くなるのであろうか。
シュウメイギク(八重咲き)
ホトトギス
ツユクサ(別名、蛍草)
キレンゲショウマ
レンゲショウマ
秋の気配を感じさせるような夕景
撮影、8月29、30日
小さな花を接写してみると、その花が肉眼ではあまり意識できなかったような個性を持っていることに気付くことがある。今回は、その例としてイワタバコの花をアップする。イワタバコ(岩煙草)は、日当たりが良くない湿った岩や崖に生えているイワタバコ科イワタバコ属の多年草である。自分達が住んでいる所において、このものは鳴神山などに自生している。
岩煙草との花名は葉がタバコのそれに似ていることに由来する。ここでは、このものが崖一面を覆うコケなどと共生している。
花の大きさは1.5−2 cmである。
クローズアップ(1)。花(花冠)は形、色彩、質感において個性に満ちている。
クローズアップ(2)。蕾とともに。
クローズアップ(3)。花冠は5裂している。筒になっている部分に橙色の斑紋がある。雄しべは花柱をとり囲んでいる。花柱は糸状であり先端が球状にふくらんでいる。
自然の造形と配色には、必然性に根ざした美しさがある。
花の強い個性と美しさに魅せられて、私たちは今回での自生地を時間帯を変えて数日間ほど訪れた。余談ながら、小生はタバコ(煙草)には全く縁がない。
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撮影、8月16-21日、群馬県桐生市、 EOS 6D、EF-100 mm F2.8L。
今日は、青空、突風、雷雨、そして青空と、目まぐるしく天候が変化した。そのような天候にかかわらず、小さな花壇でレンゲショウマとキレンゲショウマがそれぞれの花を開いている。
朝日の浴びるレンゲショウマの花。
近くでは、キレンゲショウマの開花が次々に始まっている。
今日での天候の異変を感じているのであろうか。小さなアリが活発に動き回っている。
突然の雨で濡れる花々。これらは下向きに咲くので、雄しべや雌しべが雨によってダメージを受けない。
ところで、レンゲショウマとキレンゲショウマの組み合わせは自然界では見られないものだ。両者の自生地は交差していないからである。
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撮影、8月14日。
この頃は、4時半頃には起床して日の出を待つことが多くなった。夜明けの時間帯において湿度が高いと、赤味の強い朝焼けが現れるからである。このときは、上空を覆う高積雲(ひつじ雲)が朝焼けに赤く染まって輝いた。
午前5時頃、雲が赤く染まり輝き始めた。
2分後、彩りは唖然とするほど鮮やかになった。
このパノラマ(2枚組)は、いつかは撮ってみたいと思っていた類の朝焼けである。
余韻の時間帯において。
5時半頃、上空の朝焼けは消えた。
撮影、8月8日。
シキンカラマツ(紫錦唐松)はキンポウゲ科カラマツソウ属の多年草である。そして、このものは関東・甲信越・東北において限られた地域(群馬、長野、福島、茨城)に分布している。花期は7-9月である。この花を今年こそは盛りの時に撮ってみたいと意気込んでいたが、シンポジウム参加などの藪用に追われて、そのチャンスを失ってしまった。それでも、先週前半、赤城自然園でシキンカラマツに、私たちはレンズを向けてみた。
木漏れ日を浴びるときを待って。風で揺れる花を、何度か焦点合わせに失敗しながら撮ってみた。シキンカラマツにおいて、花びらに見えるものは萼であり、花弁はない。
萼と蕊の彩りを楽しめることにおいて、シキンカラマツは特異的である。同属のカラマツソウやミヤマカラマツでは萼が早期に脱落してしまう。萼での赤紫班線は彩りの美しさを強調している。
花は小型である。
いつものことながら、美しい花々を前にして、同行者(家内)とアングル選びでディスカッション(口論?(苦笑))が始まる。
ここでの草丈は50-100 cm程度である。
萼が落ちて、そう果ができている株を選んで。
画像は背景にみに日差しが射すときを待った結果である。
園内では随所でレンゲショウマの花が開き始めたので、シキンカラマツは脇役になってしまったようである。しかし、この花には一度みたら忘れられないほどの魅力が備わっている。そのため、私たちは再びシキンカラマツのそばに立ちたい気分になっている。
園内で咲き始めたレンゲショウマの花から
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撮影、8月4日午後。