こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

紅葉が美しい禅寺、崇禅寺を再訪して、群馬県桐生市、2018年11月

2018-11-30 | 紅葉

境内での紅葉と周囲の山並みでの紅葉(黄葉)がマッチするときを待って、私たちは崇禅寺(桐生市川内町)を再び訪れた。散策路での紅葉は、彩度を抑えて撮ろうと思うほど、陽射しで美しく輝いていた。

 

 

「西光に 照らされて 紅葉の中を くぐり抜け 弥陀へと続く 浄土の道」。

 

紅葉で覆われる山門への階段。前回は紅葉化があまり進んでいなかった。

 

境内の散策路(弥陀の小径)。

 

 

 

大樹での紅葉、静寂な雰囲気が漂う。

 

 

 

 

 

 

 

紅葉が映える。

 

 寺を囲む山並みでの彩り。

 

 

 

 

 


境内では、紅葉を楽しむ人々が三々五々に歩いていた。 11月29日午後。

EOS 6D、EF 100 mm F2.8L、EF 17-40 mm F4L、EF 70-200 F4L、太陽光、スタンダード、LAW、現像ソフト DPP4。


今朝の月、昨日の紅葉(桐生川中流)、2018年11月

2018-11-28 | 朝景

ベランダにいた家人の呼び声に促されて、私は西の空を見上げた。そのとき、下弦の月(月齢20.5 )がまさに西側の尾根に沈もうとしていた。淡い月の姿は、青空が限りなく透明であることを私たちに語りかけているようであった。


 

「晩秋」とのタイトルのつもりで、画像処理を行ってみた。

 

撮影、11月28日午前10時頃。

 

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ところで、桐生川の中流区域においても、紅葉が徐々に進み始めた。

 

 

 

撮影、11月27日午後3時頃。桐生市梅田町(桐生川ダムの下流)にて。


晩秋の景色から、自分達が住む市街地にて、2018年11月

2018-11-26 | 朝景

東側の山並みで遮られていた朝日が尾根越しに対峙する山々を照らし始めると、しばしばコントラストの強い景色が現れる。そのようなとき、三方を山並みで囲まれた場所に住んでいることを、自分達は強く意識する。そして、隣人達と交わす挨拶には、山肌の季節の彩りについての言葉が加わる。雲間からの陽射しが山並みの一部を選択的に照らし出すときも、同様にである。


山並みの標高は300-1,000 mである。左奥はかつて市内の最高峰であった鳴神山(980 m)、中央は山城があった城山(柄杓山、360 m)だ。現在は、赤城山の黒檜山(1,830 m)が最高峰となっている(飛び石合併の結果として)。

 

間もなく市街地の陽射しが届く。そして、コントラストの強い場面は消失する。


 太陽が昇るにつれて、北側の低山も陽射しを浴びる。

 

雲間をからの陽射しを受けて。

 

普段はその存在をほとんど意識しないような山並みにおいても、雲間からの陽射しで彩りが驚くほど豊かになる。

 

撮影、11月23日、群馬県桐生市梅田町にて。


崇禅寺での紅葉、群馬県桐生市、2018年11月

2018-11-24 | 紅葉

崇禅寺は約800年前に開創された禅寺であり、境内の紅葉が美しい寺として知られている。寺は、「床もみじ」が美しい宝徳寺とは同じ町内(桐生市川内町)にある。


山門前のモミジ。ここでの色付きは境内のそれとは対照的であった。このとき、私たちはなんとなく来た道を戻りそうになったが(苦笑)。

 

境内のモミジでは、紅葉化が進んでいた。

 

崇禅寺では、本堂の裏に散策路がある。

 

散策路にて。 

 

散策路にて。夕日を浴びるモミジ。

 

紅葉が夕日で輝く。

 

 

 

これからの彩りの変化を追うつもりで。

 

静寂な佇まいを感じて。

 

本堂そばの小さな池にて、夕日で輝く紅葉の映り込み。

 

 

撮影、11月21日午後。

 

 


床もみじ、宝徳寺(群馬県桐生市)にて(その2)、2018年11月

2018-11-22 | 

宝徳寺は室町時代の宝徳年間(1450年頃)に創建された禅寺である。三方を山並みで囲まれている、寺はかつて桐生城(柄杓山城)の裏口を守る要害としてこの地の建てられた(宝徳寺パンフレットから)。境内には100数十本のモミジが植えられているとのことである。

 

 

畳に写る影に惹かれて。

 

漆塗りの質感は写し撮れただろうか。

 

望遠レンズで床の一部をクローズアップしてみた。

 

 

 

石庭・枯山水庭園(設計思想 : 朝は太陽、夜は月をも庭園の一部に取り入れ宇宙の森羅万象を観る)。そこで、ホワイトバランスを変えてみた。

 

境内にて(その1)

 

境内にて(その2)

 

境内にて(その3)

 

境内にて(その4)。月が昇り始めた(16時頃)。この月は漆塗りの床に写るだろうか。

 

撮影、11月21日午後。

床もみじの公開期間。

 


床もみじ、宝徳寺(群馬県桐生市)にて(その1)、2018年11月

2018-11-21 | 紅葉

宝徳寺(桐生市川内町)において、本堂の床に紅葉が写る「床もみじ(床紅葉)」が公開されている。漆塗りの床はよく磨かれているので、秋晴れのもとでは、床に写る紅葉はもちろんのこと、青空の彩りが美しい。

 

 

 

 

 

 

このときは、陽射しによる明るさのために、青空の写り込みは目立たなかった。

 

撮影、11月20、21日午後。

 

 


冬桜と紅葉、桜山公園(群馬県藤岡市)にて(その2)、2018年11月

2018-11-17 | 公園・庭園

 

公園には7,000本の桜が植えられていると聞く。今回は、桜花、紅葉、黄葉、そして緑葉の共演による晩秋の彩りが、私たちには印象的であった。

 

 山頂の標高は591 m、そしてさまざまな散策コースが設けられている。私たちは第一駐車場から山頂に向かった。そして、山頂付近の周回路を歩いた。

 

冬桜では、花が枝もとから咲き始めて、徐々に枝先の蕾が開く。これは 春の桜には見られない特徴であり、冬桜の開花期間が長いことの所以である。

 

 

葉は小さい。ここでの冬桜の別名でコバザウラ(小葉ザクラ)であり、マメザクラとオオシマザクラとの雑種である。花の色は白色から淡紅色である(藤岡市HPによる)。

 

花柄が短く、花びらの先端に切り込みがない。梅の花を連想してみる。

 

 雲漏れ日を浴びる、東御荷鉾山(みかぼやま、1,246 m)と西御荷鉾山(1,287 m)。この風景に、私たちは心を動かされた。

 

 

撮影、11月16日13-15時。


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今回よりも気象条件が格段に良かったときの展望写真を加える(2011年11月下旬)。

桜山と対峙する山並み。谷間が霧や雲海で覆われることもあると聞く。

 

雨降山、東御荷鉾山(1,246 m)、そして西御荷鉾山(1,287 m)。広葉樹の黄葉と人工林の緑葉との対比が印象的であった。

 

このときは、筑波山がはっきりと遠望できた。桜山公園と筑波山は100 kmほど離れている

 


冬桜と紅葉、桜山公園(群馬県藤岡市)にて(その1)、2018年11月

2018-11-16 | 公園・庭園

冬桜と紅葉による彩りを眺めるために、桜山公園を散策してみた。この公園は県立森林公園(15 ha)と藤岡市公園(32 ha)で構成されている。公園の山頂は高い位置(標高 591m)にあるので、山頂周辺からは桜や紅葉との組み合わせによる雄大な展望が楽しめる。


公園の入り口(庭園)での紅葉と東御荷鉾山(みかぼやま、1,246 m)。

 

冬桜(桜山公園)は国の名勝及び天然記念物に指定されているとのこと(公園散策マップから)。広葉樹の紅葉を背景として。


雨降山、東御荷鉾山(1,246 m)、そして西御荷鉾山(1,287 m)。

 

山頂周辺の散策路にて(1)。

 

山頂周辺の散策路にて(2)。

 

山頂周辺の散策路にて(3)。

 

山頂周辺の散策路にて(4)。

 


撮影、11月16日12-15時。 EOS 6D、EF 100 mm F2.8L、EF 17-40 mm F4L。


今日の桐生川にて、2018年11月

2018-11-14 | 桐生川・紅葉{桐生川)

スナップショット(スナップ写真)から

皆沢地区にて、古木での彩り(逆光)。

 

 

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梅田ふるさとセンター付近にて(日陰)。

 

 

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ふるさとセンターの上流にて(日陰)。

 

 

 

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桐生川ダム湖(梅田湖)にて。

 

 


自分達が眺めた範囲(一部の区域)では、モミジ(カエデ)の紅葉や広葉樹の黄葉の状態が例年の場合とは異なっていると感じられた。今月になってから雨がときどき降るような天候が続いているためであろうか。

 

撮影、11月14日11-13時、EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、ホワイトバランスは昼光、ピクチャースタイルは風景、PLフィルター使用。


庚申川の紅葉、日光市足尾町にて、2018年11月

2018-11-12 | 日光・足尾

日光市足尾町で深い谷間を流れる庚申川は、いわば紅葉の隠れた名所である。ここでは、谷底や岩壁に陽射しが良く届く。そして、昼夜の寒暖差が大きい。そのため、色鮮やかな紅葉が川沿いに現れる。先週土曜日(9日)、私たちは国道122号から分岐している栃木県道293号をドライブしてみた。県道は庚申川の流れに沿って銀山平公園まで通じている。

銀山平公園にて。紅葉は一週間前にピークになったとのこと。それでも、公園内には紅葉の美しさが残っていた。

印象派的色彩の世界(私感)。

 公園の宿泊施設のそばには。

 逆光で見るモミジの大木(公園内にて)。

 公園の近くで、庚申川の砂防ダムを垣間見る。

対岸の岩壁、ピーク時にはさぞかしと想像する。

 

県道293号で眺める、山並みでの彩り。 

 

川の周辺にはカラマツも多い。

 

 川沿いには、かつて足尾銅山の坑道があった。



 当時の面影を追い求めて。

 

 

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庚申川での映り込みから。

 

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2015年11月上旬での画像から(今回は見られなかったシーン)。

 

 

 

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撮影、11月9日午後。ホワイトバランスは昼光あるいは曇天(一部)に設定。

 

 


紅葉で包まれる薗原ダム、赤城山の北山麓にて、2018年11月

2018-11-06 | 紅葉

薗原(そのはら)ダムは、赤城山の北側山麓(北面)を流れる片品川に建設された多目的ダムである。赤城山の紅葉前線が山麓まで降りてくると、堰堤やダム湖の周辺は広葉樹林などの紅葉で彩られる。

11月2日、私たちがこの展望スポットに立ったとき、この晩秋の彩りが午後の陽射しを浴びていた。なお、ダムの堤高は77 m、堤長は128 mである。

 

 

 陽射しの角度で微妙に変化する彩りから、私たちは次第に目を離せなくなった。

 

陽射しが谷間の木々まで届いている。ここでの深い彩りは、昼夜での大きな温度差と陽射しの良さによるものであろう。

 

幾分か堰堤から離れた位置での彩りにも魅せられて。青空と雲が山並みの彩りを引き立てている。

 

今年5月上旬に撮った景色。このとき、私たちは新緑の美しさに感動した。

 

このスポットで、私たちは新緑のときの美しさを思い浮かべながら、紅葉の景色を楽しんだ。

 

 

周辺の山並みでの彩り。

 

ダム周辺での紅葉のキーワードは「多彩」であろうか。

 

道路沿いのモミジはどこまで紅に染まるであろうか。

 

 

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片品川は群馬、栃木、福島の県境の山岳地帯に源を発する一級河川である(利根川水系)。ダムの上流には、老神温泉や吹割の滝(国指定天然記念物)などがある。

 

撮影、11月2日午後1-2時、群馬県沼田市利根町にて。EOS 6D、EF 17-40 mm F4L、EF 70-200 mm F4L。

 

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NHK前橋放送局「ほっとぐんま640」の「好きです。群馬」コーナーで、投稿した写真「薗原ダムでの紅葉」が紹介されました(11月8日放送)。

 

 


昨日の赤城山から、2018年11月

2018-11-03 | 赤城山

 

湖畔の風景、覚満淵と大沼(背景は五輪尾根)。


覚満淵と葉を落とした木立。


大沼、赤城神社、そして湖畔の木立。背景は武尊山である。

 

県境(群馬・新潟)の山並みは冬支度を始めている。

 

早くも、水面が初冬の色を帯びる小沼。

 

鳥居峠にて、東方面の展望。

 

鳥居峠にて、自分達が住んでいる市街地など。

 

大沼や小沼の湖畔とは対照的に、山腹(標高1,000 m以下)では秋の気配がまだ色濃く残っている。とくに、逆光で見る針葉樹林(カラマツなど、赤城山北面道路(県道沼田赤城線))や広葉樹林(南面道路(県道、前橋赤城線))の彩りは美しい

 

北面道路沿いの黄葉樹林帯から。



撮影。11月2日午後(秋晴れ)。