こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今日の夕景、夕日に染まる高層雲、オーロラの如くに、2020年5月

2020-05-31 | 

不要不急の外出は避けて「家に留まる」ことが推奨されるようになってから、自分としては久しく休眠状態にしていた「怠け癖」が表面に出てきたようである。あの山であの花が咲いているはずだと思ってみるが、なんだかんだと理由を見つけて、山歩きを億劫にしている。それでも、夕焼けの時刻になると、カメラをザックに入れて散策することだけは、なんとか励行している。

昨日は、オーロラを連想させるような夕焼けが、上空に現れた。

 

低緯度の位置では赤いオーロラが現れると聞いたことがある。そのことを思い出して、写人はレンズを空に向けた。コロナのことはすっかり忘れてである。

 

夕日に染まる帯状の雲

 

他方向での夕焼け。このときは、360度全天球カメラを持っていないことを残念に思った。

 

そして、気が付けば、上弦の月が暗くなりはじめた天空で明るく輝いていた。

 

 

撮影、5月30日午後7時半頃、桐生市にて。

 

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自分のStay home 作戦の一つとして、花の時季が過ぎたコチョウラン、デンドロビウム、エビデンドラムなどのラン(蘭)を、知り合いの花屋から入手して育てている。時間に任せて、傷んだ根の除去や用土の交換をして、再びこれらが花盛りのときを迎えることを夢見ている。

これらは、コロナ騒ぎがなければ、然るべき時と場所で美しさを発揮していたに違いない。今頃、出荷された方々はどんな思いでいるだろうか。想像しながら、例えば「来年も咲かせて見せよう、デンドロビウム」の心境になっている。

 

花が終わったバルブの根元から伸びはじめた新芽(デンドロビウム)。


今日の夕景、夕日に染まる積乱雲、2020年5月

2020-05-27 | 

夕刻に、あたかも生き物がうごめているような積乱雲が発達して、これが夕日に染まった。

 

東方向にて

 

積乱雲は、この数年間において見たことがないようなものであった。

 

積乱雲が巨大化しそうな雰囲気があった。

 

一方、北方向では、穏やかな夕景が拡がった。

 

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5月27日午後7時過ぎ、桐生市にて。


何気ない景色を眺めながら、2020年5月

2020-05-26 | 雑感

ある日の午後において。

 

ひとすじの光明になるだろうか。

 

しかし、このときは、青空の見える景色が長続きしなかった。

 

日の出を待つ(午前5時頃)

 

しかし、今ひとつ、日の出にはインパクトがなかった。

 

 

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緊急事態宣言が解除された。解除された状態が長く続くことを祈念しながら。

 

撮影、5月23日、25日


夕景、雨が止んで、赤味を帯びた霧と雲、2020年5月

2020-05-21 | 

今週はオホーツク海の高気圧が張り出しているために、当地では雨模様の涼冷な天気が続いている。このようなとき、周囲の山並みは深い霧で覆われる。そして、突如として夕刻の日差しが霧や雲を染めることもある。今週、そのような現象はまだ現れていない。しかし、大型連休の最終日には霧と雲が赤味を帯びる景色が現れた。

 

 

 

もっとも霧と雲が赤味を帯びたときである。

 

 

 

 

 

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5月6日午後7時過ぎ、桐生市にて。

 


市街地を囲む里山からの日の出、2020年5月

2020-05-16 | 朝景

今日は雨模様の時間帯が長かったが、明日は朝から晴天との予報がだされている。さて、このように天気が推移するとき、雲が翌朝まで残っているならば、その雲が日の出のときにが輝く、美しい光景がしばしば現れる。

 

昨日は、東から西方向の山並みの上空に波状雲が浮かんでいた。日の出の時刻が近づいたとき、その波状雲が輝きはじめた。

北東の方向にて

 

北西の方向にて

 

2枚組パノラマにて

グンマ印象派

 

日の出が近づいたときに

 

近くの山頂からの日の出を待つ。

 

日の出の瞬間に現れた色彩(あまりに眩しくて、その美しさを肉眼で堪能できなかったが)

グンマ印象派

 

ダイヤモンド里山(山頂の標高、366 m)

 

日の出での光景から定常状態のそれに移行して

 

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撮影、5月15日午前4時半頃から、桐生市にて。

 


来訪者のきわめて残念なマナー、群馬県桐生市にて、2020年5月

2020-05-16 | 雑感

桐生川の水は、渡良瀬川そして利根川へと流れています。源流を汚すことは、これらの河川を汚染することになります。 kotsunagi567

 

「桐生市のホームページから引用」

 

NHKニュース(抜粋)「県外者来訪 バーベキュー禁止に」(5月15日)

大型連休や先週末には、多くの人たちがバーベキューに訪れた。県外ナンバーの車や外国人の姿が多く見られた。中には大音量で音楽を流すグループもいて、近所から苦情が寄せられたほか、たくさんのゴミが放置されていた。

県などはバーベキューの禁止を呼びかける看板を設置したり、車が駐車できないよう柵を設けたりする措置をとった。桐生土木事務所(所長)は「感染が拡大する恐れがあるなかで、大騒ぎしたうえゴミを放置していて、地元が困っている。再開に向けては、利用者も地元も納得いくような対策を考える必要がある」と話していた。


庭の花、シャクヤク(芍薬)、2020年5月

2020-05-13 | 

一作日の暑さに急かされたのであろうか。シャクヤク(芍薬、ボタン科ボタン属の多年草)が数輪の花を開いた。しばらくの間、蕾の膨らみが停滞していたもかかわずである。このシャクヤクが庭のメンバーになってから久しい。しかし、昨年まで蕾が膨らんでも開花に至らなかったり、僅かに一輪の花が開く状態であった。今年は、このところの暑さがプラスの方向に作用したようである。

 

花が咲いてみると、立てば芍薬、座れば牡丹との言い伝えを思い出す。花びらと雄しべの色の対比が美しい。

 

蕾が開き始めたときから、アリの活動は活発であった。シャクヤクの蕾とアリは共生関係にあると聞いたことがある。蕾は蜜をアリになめてもらって開き易くなる。また、アリの活動はアブラムシなどの接近を妨げる。

 

背景はアジサイやキレンゲショウマなどである。

 

シャクヤクはボタン(奈良時代)よりも早い時代に渡来した。原産地は中国北東部からシベリアとのこと。雄しべと雌しべをクローズアップしながら、日本の野生種であるヤマシャクヤクのそれらを思い出してみる。

 

ところで、今日は黄砂が当地にも飛来した。

 

黄砂で霞む山肌と積乱雲。

 

 

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撮影、5月13日。


最高気温が全国で一位になった日、夕日に染まる積乱雲、2020年5月

2020-05-12 | 

今日は涼しい風が吹いているが、昨日は暑い日差しを浴びながらの散策を強いられた。当地の最高気温は33.4℃であった。気象庁HP、今日の全国観測値ランキングによると、昨日(5月11日)において、第一位は「山梨県甲州市(33.4℃、14時13分)、山梨県甲府市(33.4℃、14時29分)、群馬県桐生市(33.4℃、16時23分)(記載順)」であった。ちなみに、群馬県では、前橋市、伊勢崎市、高崎市が第十位以内にランクされた。

 

高い気温を反映して、市街地を囲む山並みの奥で、積乱雲が多く発生した。そして、沸き立つ積乱雲が、5月にしては珍しいほどまでに、夕日に染まった。

 

 

 

この景色を何と表現したらよいであろうか。「山が燃えているようだ」。これだけはご勘弁願いたい。かつて、市内の別の山並みにおいて、防災ヘリコプターや自衛隊ヘリコプターが出動しても、鎮火まで一週間以上を要した、大規模な山林火災があったからだ。

 

部分的に染まった雲はまるで生き物のようであった。このときは、散策路の近くで鳴くウグイスの声が、アンバランスであるよう聞こえた。

 

夕焼けが終わる頃にて。レンズ雲が生まれるかのようであった。

 

他方向にて。

 

ところで、朝は、透明な青空と帯状の白雲の組み合わせが天空の主役であった。午後に、積乱雲が発生しそうな予兆は見られなかった。

 

 

もしかすると、新型コロナウイルスの伝染力が、気温と湿度が高くなると減少するであろうか。日々、戦々恐々としている小心者(当方)としては、今夏の天候が以前にも増して高温・多湿になることを、止む得ず期待したくなる

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撮影、5月11日、桐生市にて。


緑が深化する里山に囲まれて、2020年5月

2020-05-09 | 雑感

市街地を囲む里山の緑が刻々と変化している。この変化を意識することをモチベーションにして、わたくしたちは近くの川沿いを散策する。3密状態を避けながらである。

 

桐生城跡が残る城山(361 m)では、山頂付近の緑が一段と濃くなっている。

 

左奥の山頂は鳴神山(980 m)である。以前は、この時期に週2回ほど、この山に登っていた。このときのターゲットは山で咲く花、カッコソウ、ヒメイワカガミ、ヒイラギソウ、ルイヨウボタン、ヤマブキソウなどであった。しかし、今年はまだ登っていない。

 

 

 

 

 

約20日前での新緑

 

 

緑の深化によって生まれた色彩。この頃は、ウグイスの鳴き声が山から良く響いてくる。

 

 

先週から、緑と雲による景色が眼に入ることが多くなった。

 

 

 

 

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撮影、5月7日午前、桐生市にて。

 


ときには、月を眺めながら、2020年3-5月

2020-05-04 | 月、月光彩雲

ときには、遊び心を持って、厄介な強敵によるストレスから解放されたいと思う。今日も、不要不急の外出を避けるようにと、広報車が市民に呼びかけていた。この状況において、月は自分にとって打って付けの撮影対象である。満ち欠けなどによる月影の変化を撮って、自然に囲まれていることの楽しさを味わう。そして、僅かの間でもストレスを忘れてみる。

 

二日月(月齢 2) 。細い月が西側の山に沈む寸前にて、3月26日、日没後1時間頃。想像をかき立てる姿である。

 

上弦の月(月齢 8)、5月1日午後7時半頃。クレーター「コペルニクス」の位置を、矢印で示す。

 

上弦の月(月齢 8)、5月1日午後9時半頃。コペルニクスは直径93 km、深さ3,760 mのクレーターである。その名は、地動説を唱えたポーランドの天文学者コペルニクスにちなんでいるとのことだ。

 

ここで余談

頑強に自己中心的意見を主張する相手に対して、あなたは天動説派ですかと冷やかすことにしていた(かつて)。

 

上弦のときを過ぎた月(月齢 9)。5月2日午後7時過ぎ。クレーター「コペルニクス」がはっきりと見える。直角より幾分か斜めの方向から、太陽光を浴びているためである。なお、画像にはクレーターの中に突起のようなものが写っている。クレーターの中央部には、セントラルピークと呼ばれる丘(高さ1,300 m程度)が幾つかあることが知られている。

 

月齢11の月。5月4日午後6時半頃。前日にくらべて、コペルニクスの立体感は減少している。それにしても、青空を背景とする姿は、限りなき自然へのロマンを駆り立てる。

 

満月(月齢 14)(スーパームーン)、4月7日午後6時半頃。太陽光による陰がほとんど生じていないので、月面での凹凸感はやや弱い。

 

満月(月齢 15)(ポストスーパームーン)、4月8日午後8時半頃。コペルニクスの位置よりも、このときの月の色が印象的であった。

 

朧月(月齢 10)。5月3日午後7時半頃。今年のGWにおいての気分(自分)を表している。

 

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EOS 6D、EF40-200 mm F4L(望遠側、200 mm)、手持ちにて撮影、トリミング。