不要不急の外出は避けて「家に留まる」ことが推奨されるようになってから、自分としては久しく休眠状態にしていた「怠け癖」が表面に出てきたようである。あの山であの花が咲いているはずだと思ってみるが、なんだかんだと理由を見つけて、山歩きを億劫にしている。それでも、夕焼けの時刻になると、カメラをザックに入れて散策することだけは、なんとか励行している。
昨日は、オーロラを連想させるような夕焼けが、上空に現れた。
低緯度の位置では赤いオーロラが現れると聞いたことがある。そのことを思い出して、写人はレンズを空に向けた。コロナのことはすっかり忘れてである。
夕日に染まる帯状の雲
他方向での夕焼け。このときは、360度全天球カメラを持っていないことを残念に思った。
そして、気が付けば、上弦の月が暗くなりはじめた天空で明るく輝いていた。
撮影、5月30日午後7時半頃、桐生市にて。
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自分のStay home 作戦の一つとして、花の時季が過ぎたコチョウラン、デンドロビウム、エビデンドラムなどのラン(蘭)を、知り合いの花屋から入手して育てている。時間に任せて、傷んだ根の除去や用土の交換をして、再びこれらが花盛りのときを迎えることを夢見ている。
これらは、コロナ騒ぎがなければ、然るべき時と場所で美しさを発揮していたに違いない。今頃、出荷された方々はどんな思いでいるだろうか。想像しながら、例えば「来年も咲かせて見せよう、デンドロビウム」の心境になっている。
花が終わったバルブの根元から伸びはじめた新芽(デンドロビウム)。