日中は上空の大部分を占めていた積雲、雄大積雲、積乱雲が日没の頃に消え去った。ときには、このようなことがあってもいいだろうと思いはじめたとき、急に上空で夕焼けの彩りが広がった。その彩りは言葉では言い表せないほど、わたくしにとって印象的であった。20日午後6時半頃。
日中は上空の大部分を占めていた積雲、雄大積雲、積乱雲が日没の頃に消え去った。ときには、このようなことがあってもいいだろうと思いはじめたとき、急に上空で夕焼けの彩りが広がった。その彩りは言葉では言い表せないほど、わたくしにとって印象的であった。20日午後6時半頃。
夕刻、晴れていても突然に上空が積乱雲で覆われて、一時的に雷雨となる天気が続いている。そして、雷雨が過ぎる頃、レンズを向けたくなるような彩りの夕焼けが現れる。近くの桐生川の堤防で広々とした夕焼けの景色を撮りたいと思うが、雷を恐れず散策するなどの無鉄砲的な行動はしたくない。雷に対して、当方は過剰なほど臆病である。
閑話休題 アップした画像は雷雨の直前に撮ったものである。このときは、落雷の恐れがない場所で雷鳴を聞きながらシャッターボタンを押した。
積乱雲が低い位置にある太陽を隠したとき、積乱雲の縁が著しく輝いた。
強い太陽光とこれを遮断する積乱雲の組み合わせならではの光景である。
そして、太陽からの強い光芒が積乱雲付近の薄い雲を照らし出した。
間もなく激しい雷雨の空模様になった。雷雨が通り過ぎた後、彩りの濃い夕焼けが現れたが、積乱雲が部分的に残っていたので、当方は撮影ポイントに向かわなかった。
ー 28日午後5時頃、桐生市にて ー
今月も間もなく終わろろうとしている。当地では、山並みの奥で雄大積雲や積乱雲が高く立ちのぼっている構図に変わりはないが、それらの雲による夕焼けの彩りは大きく変化している。日の入りのときが午後6時半頃と今月前半にくらべて早くなったからだ。周囲を山並みで囲まれた視点で眺めると、日が沈む頃および沈んだ直後、夕焼けの彩りは大きく変化する。山並みが地表付近からの光をカットするので、その彩りは濃い。オーバーな表現ながら、暗幕で囲まれたスクリーンに現れた彩りの如くにである。
このときも、雲からの強い反射で視点の周辺は夕焼け色を帯びた、午後6時半頃。
10分後の光景である。
その数分後、夕焼けの彩りは大きく変化した。夕日が当たらなくなると、手前のものは白雲に変化し、背景の高い雲からの反射で部分的に夕焼け色を帯びるようになった。そして、背景での夕焼けが分断されている光景も現れた。
この彩りでの対比を極として、夕焼けが終わった(18時45分頃)。
桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)、22日。
今週は朝から雄大積雲や積乱雲が発生している。これらの雲は高度数千メートル以上まで発達するので、他の低い雲での夕焼けが終わったとき、雄大積雲や積乱雲の夕焼けが目立つことがある。
昨夜は、積乱雲が暗い空で赤い灯火のように染まる光景が現れた。
積乱雲の夕焼けは暗闇で赤いランプが点灯しているようであった。
21日午後7時頃(日の入り(群馬)午後6時28分)、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。
先程、当地では輪郭がはっきりと見えない積乱雲で上空が覆われ、雨は降らなかったが、至近距離での発雷を思わせる雷鳴がときどき轟いた。雨が降らなかったのは、雲の中で強い上昇気流が発生し、雲をつくっている水、氷、ちりなどの微粒子が激しく動き回ってために、集まって雨粒になれないからであろう。それにしても、今日の空模様は異常である。
ところで、昨日の最高気温 は 37℃ (午後1時半、アメダス観測値)であったが、早朝では涼しい風を受けながら、ひつじ雲の朝焼けが醸しだした雰囲気にゆっくりと浸ることができた。
前夜に午前7時頃まで曇りとの予報が出されていたが、もしかすると思っているうちに、窓から見る空模様が午前4時半頃から変わりはじめた。急いで当方はいつもの展望台に向かった。
帯状や面状に広がるひつじ雲が、尾根の向こう側から届きはじめた朝日に染まった。午前5時頃
朝焼けはさらの進み、家並みや自分のシャッツも赤く染まった(家並みはアングルに入れていない)。午前5時10分頃
ひつじ雲が帯状に集まり輝いた。そして、頭上のひつじ雲も輝きはじめた。午前5時15分頃。
午前5時30分頃
19日、桐生市にて、ホワイトバランスは太陽光(昼光)。
雷鳴が轟く空模様
20日午後1時半頃
先週から、これまでにあまり経験したことがないような空模様が続いている。周囲の山並みの上空に雄大積雲や積乱雲が連日のように現れ、雹は降らないが、夕刻のひととき、山並みが見えなくなるほどの雨が降る。あたかもスコールの如くにである。
それでも、夜明けの頃では、ひつじ雲やうろこ雲などの穏やかな雲が、ときに明るくなりはじめた青空に広がる。一作日では(8日)、午前4時過ぎ、かなり暗い青空にひつじ雲(部分的にうろこ雲)が浮かんでいた。もしかすると、この雲が地平線の彼方からの赤い太陽光で紅に染まるのではと思った途端、我が身のシフトレバーは目覚めモードにセットされた。毎朝の習慣ながら、血圧と脈拍を測り異常がないことを確かめて、わたくしは散策路での展望台に向かった。
アップした画像は、展望台で4時20分頃から待機して得た結果である。雲は日の出直前に紅に染まりはじめたが、数分間のうちに、その色は唖然とするほど濃くなった。
4時37分 マジックアワーにて、
日の出はは4時55分(桐生)であった。
4時46分 雲が染まりはじめた。
多くの雲が染まることを期待して撮影条件を決めた。
4時48分、頭上の光景はみるみるうちに変化した。
ホワイトバランスを曇りや日陰にセットすると色が濃くなり過ぎるほどまでに。
4時51分
***
4時55分、 極のときが過ぎて、
マジックアワーでの紅色から通常の朝焼け色に変化しはじめた。
8日、桐生市にて。ホワイトバランスは太陽光、
RAW(撮影、現像)→ JPG(アップ用として圧縮)。
今日(11日)の光景(午前4時30分頃)。
ところが、日の出直前に雲は完全に消え去り、
8日の場合とは対照的な光景が眼前に広がった(午前4時50分頃)。
ホワイトバランスは太陽光。
(8/11加筆)
昨日は午前中に桐生川上流の一部の区域を歩いてみた。他の地域からの人々が到着しないうちにと思っていたが、水遊びができそうなスポットでは、涼を楽しむ人々などの姿がすでに見え隠れする状態になっていた。
当方の目的は川沿いに生えているタマアジサイなどの花の様子を知ることであった。望遠レンズを付けたカメラ、三脚、そしてザックを携えて歩いている姿は、川遊びを目的とする人々からは異様に思われたようである。
タマアジサイ
先週前半では大部分が蕾の状態であったが、昨日は幾つかの花々が木漏れ日を浴びていた。
タマアジサイ(アジサイ科の落葉性低木(1−2m)): 東北地方南部(福島県)から関東、中部地方に分布している。日本固有種。山間部の谷間など半日陰の場所で育つ。他のアジサイ類よりも開花が遅く、7ー8月にかけて長期間開花する。白の装飾花と淡紫色の両生花(普通花)の対比が涼しい雰囲気を醸しだす(東京都生薬会HP、東京大学附属植物園(日光植物園)HP などから)。
木漏れ日は、花にとって最高のスポットライトである。
蕾は数枚の包葉で包まれている。
いかにもタマアジサイらしい姿に出会えることも、この時季ならではの楽しみである。茶道の心得があるならば、この場で茶席を設けてと思いたいが。
くす玉のように蕾が割れるように包葉が落ち、装飾花と両生花が現れる。割れる過程を想像しながら。
木漏れ日を浴びるまでは、何かスズメバチらしいものがいるぞと恐る恐るレンズを向けた。しかし、木漏れ日で浮き出た姿は花に集まる「ヨツスジハナカミキリ」であった。このものはハチに似た姿(擬態)で身を守るといわれている。
ヨツスジハナカミキリはペア(交尾)の状態で、花粉や蜜を味わっているように見えた。
ヨツスジハナカミキリについて、興味深いエピソードが公開されている (千葉県立中央博物館HP、フィールドノート No. 2126 (2022/07/18))。その原文を引用・紹介する。
「この日、高校生を連れて山に案内した。同行した高校生がタマアジサイの花にとまった虫を見つけ、「ハチだ!」と騒ぎはじめた。見ると、ハチではなくカミキリムシの一種であるヨツスジハナカミキリであった。タマアジサイの花の蜜や花粉を食べにやってきたのだ。
黄色と黒の縞模様は確かにスズメバチを連想させる。高校生をだませたのだから、鳥もだませるにちがいない。花にとまっていると、鳥に見つかりやすいはずだが、毒針を持つハチに似せることで、敵の攻撃を免れる擬態(ぎたい)は成功しているのだろう。」
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川沿いの崖には、イワタバコが群生している。しかし、昨日の時点で花を開いているものは少なかった。
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週末を楽しみにして
秋の訪れを楽しみにして(モミジの古木)
6日午前中、桐生川(桐生市梅田町)にて。EF 100 mm F2.8L、ホワイトバランスは太陽光、RAW → JPG。
(8/9 加筆)
今月は満月(望)のときが2回ある。一回目は2日であり、二回目は31日である。さて、2日では月の入りが午前3時27分(群馬)、望が午前3時32分であった。自分のところでは、月の入り約30分前に、月は西側の尾根に沈む。次善の策として、午前2時過ぎに起床して、望になる直前の月にレンズを向けた。
撮影道具は手持ちの望遠レンズ(200 mm、EF70-200 mm F4L) と一眼レフ EOS 6D である。RAWモードで撮影した画像を現像しトリミングしてから、記事としてアップするために JPG に変換した。
明るい月の光が居室の窓から入ってきた(午前2時40分頃)。月面の輝きは冬の透明な夜空でのそれを想わせるほど印象的であった。
自分が感じた雰囲気を再現するために、撮影・現像でのホワイトバランスはオートに設定した。
望遠 200 mmで撮れる月の大きさは示すために、トリミングする前の画像(オリジナル版)を添えた。撮影条件はマニュアル設定にて、ISO感度 500、シャッター速度1/1000 秒、絞り f 値 9.0である。
もちろん、ファインダーで見る月はもっと大きいが。
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RAWモードで撮ることの利点は、ホワイトバランスを変えても画質が劣化がしないことだ。遊び心を出して、ホワイトバランスを変えてみた。この画像ではオートよりも若干低い色温度に設定した。自分としてはOKを出したいが、今回での舞台は酷暑の夜である。
欲を出して、月が近くの尾根に沈む瞬間や室内で育てているコチョウランの花が月光を浴びる姿などを撮ってみたかった。しかし、ころは丑三つ時(午前2時〜2時半)。無理は禁物、今回はそれらをパスして再び就寝し、午前中から始まるオンラインでの会合に備えた。
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前夜(1日)では、夕刻からの雷雨で月の出を見ることはできなかったが、午後10時頃は雲間に月が姿を見せた。
色は淡いが、月光彩雲もときどき見られた。午後10時頃。ホワイトバランスはオートに設定。
8月1日、2日、桐生市にて(自宅)