今日も、先日までの暑さを忘れさせるかのように、雨と低温の天候であった。
そして、終日、近所の山々では霧が立ち上っていた。
近くを流れている川(桐生川)の上流では、一部のカエデやサクラなどの葉が秋の色を帯び始めた。
ダムの高さ(堤高)は約60 mである。
ダムの幅(堤頂長)は264 mである。ダム湖の貯水量が増えると、出水口から排水が始まる。
梅田大橋の方向(ダムの堰堤にて)
梅田大橋にて
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撮影、8月29日午前中、桐生川ダム(桐生市梅田町)にて。
今日も、先日までの暑さを忘れさせるかのように、雨と低温の天候であった。
そして、終日、近所の山々では霧が立ち上っていた。
近くを流れている川(桐生川)の上流では、一部のカエデやサクラなどの葉が秋の色を帯び始めた。
ダムの高さ(堤高)は約60 mである。
ダムの幅(堤頂長)は264 mである。ダム湖の貯水量が増えると、出水口から排水が始まる。
梅田大橋の方向(ダムの堰堤にて)
梅田大橋にて
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撮影、8月29日午前中、桐生川ダム(桐生市梅田町)にて。
この時季、レンゲショウマの群れには、蕾、花、そして育ち始めている果実が混在している。
透過光によって浮かび出るそれぞれのシルエットには、和の花としてのレンゲショウマの魅力が如実に表れる。
ちなみに、レンゲショウマ(蓮華升麻)は1属1種の日本固有の草花である。
自然園での群から
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撮影、8月22日午後(後半)、赤城自然園(群馬県渋川市、開園スケジュール:同園HP)
キヤノン EOS 6D、EF 70-200 mm F4L、EF 100 mm F2.8L、手持ち、Lightroom CC(2015)。
夕方になって、厚い雲の切れ目から陽光が射すと、唖然とするほどの光景が現れる。午後5時過ぎのことであったが、白馬村で光芒が生み出す光景に、私達は出会った。撮影、2011年7月中旬。
突然、上空を覆っていた雲に切れ間が生まれた。
白馬三山を背景とする光芒の光景は、私達にとって初めて見るものであった。
雪が残る白馬三山と八方尾根などを背景として
ある撮影ポイントで
五竜岳や唐松岳などを背景にできないかと、私達は撮影ポイントを探した。
右下に見えるのは、スキージャンプ台である。
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雲の切れ間から射す陽光は、光芒の他に、天使のはしご(梯子)、天使の階段、レンブラント光線などとも呼ばれるらしい。
その呼び方は何れとして、このとき白馬村で遭遇した光景は、私達にとって感動の絶景である。
今朝は自宅周辺の低い山々が霧で覆われていた。それではと、いつものようなカメラを持って近くを流れる川の上流に私は向かった、しかし、記事としてアップできるような画像は撮れなかった。霧に朝光が射すことがなかったからだ。
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さて、今日アップする画像は白馬村(長野県)で私達が出会った朝霧の光景である。このとき、霧は上り始めた太陽を直視できるほど濃いものであった。運が良かったのであろうか。太陽が上がるにつれて霧が晴れて白馬三山などが姿を現した。
撮影、2011年7月上旬午前5-7時。
定番の撮影ポイントで、白馬三山が霧の中から現れる瞬間を待ったが、霧は濃すぎた。午前5時半。
折角早起きをしたのにと呟きながら、私は別のポイントに移動した。
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突然のように現れた朝景
私にとっては感動の瞬間である。午前6時頃
左から、唐松岳、八方尾根、不帰ノ嶮、天狗尾根、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳である。
五竜岳と唐松岳方向の霧も薄くなった。田圃の中の小屋が朝景に詩情を添えている。
白馬三山のクローズアップ
白馬岳の山頂では、筆舌に尽くしがたいような美しい朝景が見られたにちがいないと想像してみる。
鑓ヶ岳と杓子岳
雪渓にはクラックが入っているのだろうか。
さて、霧が晴れると、典型的な晴天での景色が現れた。午前6時45分頃
五竜岳と唐松岳、そして田圃の中の小屋
鑓ヶ岳から白馬乗鞍岳での残雪、岩肌、そして緑。季節は初夏である。
その後、私達は白馬村で朝霧の光景を眺めるチャンスがない。何時かはこれ以上の景色に出会いたいと思ってはいるが。
ここでの画像は、友人達に誘われてわたくしが初めて八方尾根を歩いたときに撮ったものである。白馬三山は前日に初冠雪になったとのことであった。
仲間には、セミプロのカメラマンや絵を描く友人がいた。
眼前の景色について彼らとあれこれ話しながらのハイキングは時の経つのを忘れるほど、自分にとって歩き甲斐のあるものとなった。
冠雪の白馬三山(白馬鑓ヶ岳(2903 m)、杓子岳(2813 m)、白馬岳(2932 m))と尾根での紅葉
八方池とその周辺
左から丸山、南待松岳(僅かに山頂が見える、2696m)、不帰III峰(三つの峰)、不帰II峰(左から南峰、北峰)、不帰I峰、
そして天狗の大下りである。
定番のアングルで、白馬三山(鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳)の水面への写り込み(映り込み)
天狗尾根と三山の写り込み
左から、鹿島槍が岳(2980 m)、五竜岳(2814m)
白馬鑓ヶ岳のクローズアップ
紅葉はナナカマドである。
ところで、八方尾根からの展望は雄大である。
麓で眺めた、八方尾根と白馬三山
撮影、2009年10月中旬(2018年10月9日、RAW画像の再現像とアップロード)
前回に続いて、横手山(2305 m、長野県)の山頂で撮った画像をアップする。この山は中央分水界上(太平洋と日本海)にある独立峰である。山頂には展望台、ヒュッテ、レストランなどがあり、夏でもスキーリストが動いている。そのため、国道292号(国道最高点、渋峠がある)から楽に山頂に行くこともできる。撮影、2011年9月上旬。
横手山と国道292号
国道292号(長野県側)で、谷間(南方向)を眺める。10月になると、この眺めは紅葉が点在する景色へと変化する。
東南方向では、赤城山、子持山などが見える。
南方向で、草津白根山(火口湖)、同本白根山(火口跡)、浅間山、富士山などを眺める。道路は国道292号である。
前回での画像から
気象条件が良いと、西方向の展望も素晴らしい。
槍ヶ岳と穂高岳
長野市の奥には北アルプスの峰々
笠ヶ岳(2080 m)、飯綱山(1920 m)、そして白馬岳など
群馬県の防災ヘリ(はるな)。背景は白馬岳などである。飯綱山の奥には西岳や戸隠山などが写っている。
飯綱山の右奥は高妻山(2350 m、戸隠連峰の最高峰)と乙妻山
西北方向には、妙高山(2454 m)など、左側には黒姫山(2055 m)(山頂に雲がかかっている)。
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笠ヶ岳は登り易い展望の山である(向こう側に登山道がある)。一度、山頂の立ったとき、突然大きな雷鳴が頭上で響き、私達は慌てたことがある。そう言えば、高校生のとき、至仏山の山頂で突発的な雷雨に私は出会ったことがある。あのときは、稲妻が目の前を水平方向に走った。どちらの山においても、頂きでは雷からの逃げ場が無さそうである。余談まで。
レンゲショウマは虫媒花植物であると言われている。なるほど、花には何種類かの昆虫が集まっている。森の妖精は巧みに昆虫を誘うことにおいてしたたかである。花弁の内側に蜜線をもち、吸蜜に訪れる昆虫を花粉に触れさせる。そして、昆虫に花粉を運ばせる。
昆虫は、私達には見えない紫外線が見えると言われている。花弁には、紫外線を反射したり吸収したりする模様があるのであろう。その模様は昆虫にとって魅力的であるに違いない。
昆虫を同定するために、市内にある「群馬県立ぐんま昆虫の森」(桐生市新里町)に行ってみることにしよう。
8月8日午後、赤城自然園にて。
以前の記事(2012年3月)で、上信越自動車道の佐久平PAは飛騨山脈(北アルプス)や八ヶ岳連峰の展望台であると書いた。ところで、春霞が多くなる4月中旬においても、雪を被った北アルプス連峰が視界に入ってくるときがある。 撮影:2013年4月中旬。
パラダへのエスカレータ付近にて
このときは、穂高連峰や槍ヶ岳などが日差しを受けて輝いていた。
しかし、鹿島槍が岳などには雲がかかっていた。
桜と雪山の組み合わせも美しかった。
この日の夕景(サンセットに間に合わなかったが)
右側に、鹿島槍ヶ岳(双耳峰)のシルエット
エスカレータの入り口がクローズされたいたので、夕景はPA内の駐車スペースで撮った。
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この日、私達の目的地は八ヶ岳山麓の「美し森(山梨県北杜市)」であった。
今日はブログのタイトルを離れて、電気機関車の画像をアップする。東広島市での会合に参加したときに、山陽本線で私はこの直流型電気機関車を見かけた。機関車(101から105)は急勾配区間用として製造(EF65型の改造)された。そして、パンタグラフ(集電装置)がシングルアーム型であることが当時の機関車としては珍しかった。
しかし、最近の画像を検索して、この機関車のパンタグラフは菱形のようなもの(PS22B)に変換されていることを知った。シングルアーム型パンタグラフを2本立てるシンプルで力強いスタイルの画像は、今では撮れないものとなっている。あのときに様々なアングルでEF67102を撮っておくべきであった(自戒の念を込めて)。
EF66型機関車とともに
撮影:2007年10月
レンゲショウマ(蓮華升麻)の花は1属1種の日本特産種である(キンポウゲ科レンゲショウマ属)。花がもつ美しさと雰囲気によって、このものは森の妖精とも言われている。御岳山(東京都青梅市は自生種の群生地として著名である。
ここでは、赤城自然園(群馬県渋川市、標高 600-700 m)で撮った画像をアップロードする。自然園では、レンゲショウマの群れがあちらこちらで木漏れ日を浴びていた。
森の木々によって、レンゲショウマの葉は強い日差しから守られている。
そのため、日差しによる葉焼けが園内ではほとんど見られない。
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花は下向きに咲く。花をよく見るためには、窮屈な姿勢が求められる。
しかし、花が醸し出す雰囲気は見る者にその姿勢での疲れを忘れさせる。
萼の色合いに魅力を感じて
花を背景とする蕾の列
レンゲショウマは福島県から奈良県までの範囲に分布している(山渓ハンディ図鑑2、山に咲く花、山と渓谷社)。この分布範囲はあの美し花を開くキレンゲショウマのそれとは異なっている(四国、九州、紀伊半島)。
自然園のレンゲショウマは個体数は年々増えている。自生化が進んでいるようである。実際、園内の花では、蜂(ミツバチの1種であるクロハナマルバチ)などが吸蜜している。そして、これらは花粉媒介者(ポリネーター)となるはずである。
ところで、レンゲショウマの自生種の数は絶滅危惧種になるまで減っている。近所の山でもかつて見られた群生地が消滅した。その理由は言わずもがなである。
撮影、2015年8月8日午後。
山での展望は、いわば一期一会である。ここでは群馬県と長野県の県境にある横手山と草津白根山(本白根山)で撮った画像(南方向)をアップロードする。
富士山、浅間山、そして草津白根山
横手山(長野県、志賀高原、2305m)にて、道は志賀草津道路である。
浅間山とその山系(前掛山、剣ヶ峰、脱骨岳、黒斑山など)
草津白根山(本白根山、噴火口跡)にて
撮影:2011年9月
庭のキレンゲショウマでは、第2陣の花が開きはじめた。不織布の袋で膨らんできた蕾を覆ったので、蕾に口を差し込み液を吸うカメムシによる被害は一部のとどまっている。
朝日を浴びて(逆光)
先月からツルニンジンの花が次々を開いている。
あたかも鐘のように吊り下がっている花
ツルニンジンの花弁の内側、雌しべ、そして雄しべ
ツルニンジンはキキョウ科ツルニンジン属の多年草である。つる性のものであるので、放っておくと、そばの木の幹に絡みつく。このものが絡みついた姿は野趣を感じさせる。しかし、花はスズメバチを誘き寄せると言われている。そのため、我が家ではつるを地面に這わせる(切り戻しもする)。
高峰高原とその周辺には、展望と花の秀峰が幾つかある。一等三角点が設置されている東籠ノ登山(2230 m)はその一つである。気象条件に恵まれると、山頂で360°の広大な展望を堪能することができる。山頂へは池の平湿原駐車場(2000 m)を起点とする登山ルートがある(山頂近くにガレ場)。
八ヶ岳連峰(赤岳から蓼科山まで)と北岳などの南アルプスを望む。
人里と幾重かの山波の奥には、富士山が聳える。
瑞籬山(2230 m))は独特の形となっている岩峰である。金峰山(2600 m)の山頂には、巨石(御像石(五丈岩、高さ10 m強)がある。
ここで望む富士山の山頂は三峰形である。
先日、NHK BS番組「美の壺、file 276(私の富士山)」において、山頂が三峰形に描かれることが多いにもかかわらず、山頂が三つの峰として見える場所は限られているとの語りがあった。
このときは何気なく富士山にレンズを向けたが、この番組によって籠ノ登山で眺める山頂は紛れもなく三峰形であることを、私は意識するようになった。
最奥の山波は槍ヶ岳や穂高連峰などである。
北アルプスの稜線の奥には、立山や剣岳が見える。手前は烏帽子岳(2070 m)の山頂である。
唐松岳から白馬三山(白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳) の至る稜線を一望する。
高妻山や頸城山塊(妙高山など)を遠望する。
奥の山波は日光白根山(2580 m)、男体山(2490 m)、そして皇海山(2140 m)など。
中間の山波(右側)は子持山や十二ヶ岳・小野子山である。
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この画像は2013年7月下旬(午前中)に撮った。画像の一部は、既に投稿した記事(2013年7月、東・西籠ノ登山)と重複しているが、今回再現像したものである。