渡良瀬川は、日光市足尾町(皇海山など)を源流として群馬県(みどり市、桐生市、太田市、館林市)と栃木県(日光市、足利市)の県境を流れる一級河川である。川は足尾町からみどり市まで谷間を流れているが、桐生市から渡良瀬遊水地までは平野部を流れている。さて、先週木曜日、足利市内の堤防で赤城山、浅間山、男体山を眺めてみた。
市街地の背景は赤城山である。左から黒檜山、駒ヶ岳、鳥居峠、小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳、荒山など。午後の日差しによって山体での凹凸がはっきりとしていた。
黒檜山(最高峰、1830 m)から駒ヶ岳、鳥居峠、小地蔵岳、長七郎山、地蔵岳まで(地蔵岳の山頂部は潅木で覆われていない)。
霞んでいたが、浅間山(2560 m)を眺めることもできた。このときは、噴煙が多いようであった。鼻曲山が浅間山から離れて見える(右側)。ちなみに、自分たちが住んでいる桐生市からでは、この山が浅間山の手前に見える。左側の山は剣ヶ峰である。
堤防からは日光の山々も見える。左から、男体山(2480 m)、大真名子山、女峰山(2460 m)など。
男体山のクローズアップ。
さて、この堤防からは市内の北西部に位置している織姫公園(左手前)、大岩山(右奥)、天狗山、両崖山(右端)などが一望できる。余談ながら、これらの低山は自分たちにとって子供時代の遊び場であったが、今では低山ハイキングコースとしてかなり知られるようになっている(今昔の感深しの心境)。
この日は、たまたま用事で足利に向かったが、これからはゆっくりと渡良瀬川から展望を楽しみたいと思う。ちなみに、今回の視点の近くからは富士山をも遠望できた。
1月26日午後、栃木県足利市にて、望遠(110-200 mm) 円偏光フィルター使用。
足利地区には、展望の山として人気の高い「大小山」がある。この山での当日の展望については、ブックマークとしてリンクしているでんさんのブログ「季節を感じて♩」をご覧いただきたい。