今日は、昨日との対照的に典型的な秋晴れの一日となった。昨日は朝から夜まで雨が降り続いたので、日の出頃に川霧が昇ることを期待して、5時20分頃から近く流れる桐生川沿いを歩いた。ちなみに、日の出の時刻は6時9分(群馬)であった。歩きはじめたとき、気温は12℃であったが、日の出が近づくにつれて風が吹きはじめた。結果として、川霧は広がる前に消え失せた。
ところが「人間万事塞翁が馬」。太陽が昇る方向にマジックアワーならでの彩りが現れ(5時50分頃)、そして、それに続いて興味深い大気光現象が視界に入った。
5時50分頃(東方向)
西方向にビンク色の帯とそれの下側に濃紺の帯(層)が現れた。そして、二つの帯の色は、日の出のときが近づくにつれて目に見えて濃くなった(6時頃)
晴天の時には見える関東平野の向こう側の山並み(奥秩父連山(視点から100 km以上離れている)、10月20日8時半頃))は視界に入らなかった
太陽が昇らない方向に彩りが現れるなんてと一瞬言いたくなったが、待てよ、ピンク色の帯は「ビナースベルト」であり、濃紺の帯は「地球影」であるとの思いが浮かんだ。昨日の雨によって関東平野に満ちた水蒸気がスクリーンとなって、そのスクリーンに投影されたスライドショーを、自分は観ているのだと......
「ビナースベルト」は日の出前や日の入り後において、地平線の彼方から届く赤い太陽光によるものであり、「地球影」は太陽光がまだ届いていない地平線に近い空に地球の影ができることに起因する(Honda HP > Honda Kids >「ふしぎな現象」(荒木健太郎氏解説))
帯の色は数分後に薄くなった
ビーナスベルトについて(ネット検索の結果から)
「現象自体は世界中で毎日のように現れ、都会でも見られる。ただ、多くの人に見えているけれども、気付かずに通り過ぎている 。(北波(きたば)智史氏、朝日新聞デジタル(2024年5月25日、太陽と地球が織りなす美景ビーナスベルト))」。北波氏は写真集「ビーナスベルト」(十勝地方)を出版している
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それにしても、今日は青空が美しかった(6時半頃)
11時30分頃
11月3日は「晴れの特異日」(過去数十年の天気の結果から、晴れの天気が現れる確率が高い日)とのこと(NHKニュース(3日7時から)> 天気予報(南氏解説)).....
3日、桐生市、桐生川中流域にて、撮影でのホワイトバランスはオート(雰囲気優先)、RAW(撮影、現像)→ JPEG変換