こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

今朝の空模様、波状雲(ひつじ雲)が創り出した珍しい景色(11月)

2024-11-18 | 

今日は、日の出直後から上空に波状雲(ひつじ雲、高積雲)が縞模様状に配列した景色が現れた。散策中に行き会った人々との挨拶は「空が美しいですね」ではじまった。

広範囲に伸びる縞模様は絶景との表現を用いても言い過ぎでないほど見事であり、当方(雲ファン)にとって感動的であった。

東方向

 

北から南方向にて

北西方向にて

横の縞模様が新たに生まれた

東方向。太陽が昇ると、模様はもちろんのこと雲も完全に消えた

 

この後は、雲一つ浮かんでいない天気が午後まで続いた。

11月18日、桐生市にて、撮影でのホワイトバランスは太陽光(昼光色)。

 

 


満月前夜での月光彩雲 (11月)

2024-11-16 | 月、月光彩雲

今夜は厚い雲で覆われているため、早朝(6時29分)に望(満月)となった月は全く見えない。対照的に、昨夜は満月前夜での輝きとそれによる月光彩雲が美しかった。

 

僅かの間であったが、満月間近あるは満月のときならではの同心円状の月光彩雲も現れた(望遠 110 mm、 ISO感度 2000、シャッター速度 1/20 秒)。いつものことながら、スマホで撮れるかどうかを試してみることを忘れ後悔する

 

彩雲の形と色彩は月の位置に流れてきた雲の形状に応じて著しく変化した

 

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雲が去ったときに

尾根から昇って間もなくの月(17時30分頃)

 

天頂付近にて(21時頃)(月齢 13.6(15日正午))

 

 

11月15日17ー22時、桐生市にて、撮影でのホワイトバランスはオート(雰囲気優先)、最後の画像では太陽光、現像ソフトは キャノンDDP 4(同社カメラ専用)

 

 


富士山のライブカメラ映像、初冠雪(2015年10月)

2024-11-13 | 富士山ライブカメラ映像

先週(7日)に富士山の初冠雪が発表された。過去において最も遅い例は2016年10月26日にて、今年の初冠雪は1894年(明治27年)の統計開始以来、130年間で最も遅い記録を更新したとのことである(ウェザーニュース、2024/11/7)。

アップした映像は2015年の例である。初冠雪(11日)の翌朝に「富士五湖TV」が公開した映像は、自分のように富士山を真近に見ることができない者にとって、あまりにも美しく印象的であった。なお、アップにあたって、ダウンロードした映像をHDR(弱いハイダイナミックレンジ法)で処理したが、ホワイトバランスや映像の色彩などは変更していない。

 

本栖湖千円札富士、10月12日6時25分。この姿をそばで眺めたら、どんな心境に陥るだろうか。見とれてシャッターボタンを押すのを忘れたかもしれない......

 

6時12分 日の出とともに、湖面から水蒸気が昇り始めた。

 

忍野富士(忍野八海)6時24分。低い位置からの太陽光を浴びると、このように激しい山体の姿がときには映し出される。

 

5時35分。朝日を浴びる前にて

 

河口湖さかさ富士、6時19分。この構図の映像はときどき朝のTVニュース番組に登場している。

 

5時58分

 

「富士五湖TV」の映像から(「富士五湖TV」と表記することを条件に自由に使うことが許されている)。

 


上弦の月とそれでの地球照(11月)

2024-11-12 | 月、月光彩雲

今夜も上弦のときを過ぎた月が輝いている。先週末(9日)、快晴の夜空で輝いた「上弦の月」を撮ってみた。ジャスト上弦の状態は9日14時55分であったが、17時頃から月面に望遠レンズ(320 mm)の焦点を合わせた。

17時頃にて。月齢 7.6(正午)、月の出(群馬)12時51分

 

国立天文台ホームページから引用

 

20時30分頃、月の傾きがいかにも上弦の姿らしくになった

傾きが時とともに変化するのは地球が自転しているためである。傾きの時間変化を追っていると、好むと好まないにかかわらず我が身も地球とともに回っていることを意識させられる.....

 

輝いている部分に薄い雲がかかったとき、地球照(地球からの反射)がはっきりとした。三日月の頃に比べて上弦の頃では、地球照が見え難くいと言われている。

今更ながら、月の半分が強い太陽光を浴びていることに心を動かされる.....

 

21時40分頃。月の入りは23時頃(群馬)であった

先週末では、夜になると防寒コートを必要とするほど寒かった。弦をほぼ真上とする姿で、月が近くの山林に沈む時を待ちたかったが、風邪をひいて発熱することを恐れて断念した。発熱すれば、コロナ感染検査が待っている。SARS-CoV-2はなんとも厄介なウイルスである。

 

その代わりとして、前日(8日)21時頃、山林に沈みはじめた姿を添えた。月の入り22時03分、(群馬)月齢6.6(正午)

 

8ー9日、桐生市にて、望遠320 mm(トリミング)。RAW → JPEG変換

 


立冬での朝 (11月7日)

2024-11-07 | 朝景

今日は二十四節気「立冬」とのこと。当地での最低気温は9℃、最高気温は16℃であった。そして、立冬の頃から吹きはじめるとされている「木枯らし」を想わせる冷たい北西の風が今夜は吹いている。今夏の酷暑が脳裏に焼きついている者としては、いまひとつ気分の切り替えができない......

 

ところで、今朝は、山城跡が残されている山(城山と呼ばれている)が、透明な青空(北関東ブルー)を背景として、朝日で浮き出てきた

鳴神山(980 m)が左奥に写っている。この山ではカッコソウ(鳴神山固有種、種の保護法・指定植物)が4月後半に咲く

 

東側の尾根が迫っているので、朝日を浴びる姿は分単位で変化する

 

山城跡に向かって尾根筋に植えられているソメイヨシノは幾分か秋の色を帯びはじめた

 

7日午前6時50分頃、桐生市にて。ホワイトバランスはオート(雰囲気優先)に設定。

 

この後、庭が朝日を浴びる。今年はセキヤノアキチョウジが花を開いていない。酷暑の影響を受けたためであろうか、残念である

 

「追記」 この日(7日)、東京で「木枯らし1号」が吹いたと気象庁から発表された。

「木枯らし1号」は東京と近畿のみにおいて発表され、他の地方では同様の風が吹いたとしても「木枯らし1号」として発表されないとのこと(ウェザーニュース天気図鑑、神戸市ホームページ(  > 気象に関するトピックス > 冬の到来を告げる「木枯らし1号」))。当方はこのことを今回、初めて知った (°_°).....

 


日の出前での散策、ビーナスベルトと地球影に出会って (11月3日)

2024-11-03 | 朝景

 

今日は、昨日との対照的に典型的な秋晴れの一日となった。昨日は朝から夜まで雨が降り続いたので、日の出頃に川霧が昇ることを期待して、5時20分頃から近く流れる桐生川沿いを歩いた。ちなみに、日の出の時刻は6時9分(群馬)であった。歩きはじめたとき、気温は12℃であったが、日の出が近づくにつれて風が吹きはじめた。結果として、川霧は広がる前に消え失せた。

ところが「人間万事塞翁が馬」。太陽が昇る方向にマジックアワーならでの彩りが現れ(5時50分頃)、そして、それに続いて興味深い大気光現象が視界に入った。

5時50分頃(東方向)

 

西方向にビンク色の帯とそれの下側に濃紺の帯(層)が現れた。そして、二つの帯の色は、日の出のときが近づくにつれて目に見えて濃くなった(6時頃)

 

晴天の時には見える関東平野の向こう側の山並み(奥秩父連山(視点から100 km以上離れている)、10月20日8時半頃))は視界に入らなかった

 

太陽が昇らない方向に彩りが現れるなんてと一瞬言いたくなったが、待てよ、ピンク色の帯は「ビナースベルト」であり、濃紺の帯は「地球影」であるとの思いが浮かんだ。昨日の雨によって関東平野に満ちた水蒸気がスクリーンとなって、そのスクリーンに投影されたスライドショーを、自分は観ているのだと......

「ビナースベルト」は日の出前や日の入り後において、地平線の彼方から届く赤い太陽光によるものであり、「地球影」は太陽光がまだ届いていない地平線に近い空に地球の影ができることに起因する(Honda HP > Honda Kids  >「ふしぎな現象」(荒木健太郎氏解説))

 

帯の色は数分後に薄くなった

 

ビーナスベルトについて(ネット検索の結果から)

「現象自体は世界中で毎日のように現れ、都会でも見られる。ただ、多くの人に見えているけれども、気付かずに通り過ぎている 。(北波(きたば)智史氏、朝日新聞デジタル(2024年5月25日、太陽と地球が織りなす美景ビーナスベルト))」。北波氏は写真集「ビーナスベルト」(十勝地方)を出版している

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それにしても、今日は青空が美しかった(6時半頃)

11時30分頃

 

11月3日は「晴れの特異日」(過去数十年の天気の結果から、晴れの天気が現れる確率が高い日)とのこと(NHKニュース(3日7時から)>  天気予報(南氏解説)).....

 

 

 

3日、桐生市、桐生川中流域にて、撮影でのホワイトバランスはオート(雰囲気優先)、RAW(撮影、現像)→ JPEG変換