こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

夜明けの月、2019年5月

2019-05-23 | 月、月光彩雲

夜明けに窓を開けると、南中の方向で月が輝いていた(4時過ぎ)。この月では、月面のクレーターなどが満月のときにくらべてはっきりと見える。月面が太陽光を斜めの方向から受けているからである。ちなみに、月齢は18.2、南中の時刻は3時51分、月の出は前夜の22時3分、月の入りは8時00分(群馬)であった。

 

 

月が見える方向には雲が多かった。雲が朝焼けで紅に染まることを期待してみたが、今回は朝焼けが強くなかった。

 

 

撮影、5月23日午前4時過ぎ、EOS 6D. EF 70-200 mm F2.8L. 望遠画像のトリミング。


ヤマザクラの花とカラマツの新緑、赤城山北面道路にて、2019年5月

2019-05-17 | 赤城山

アカヤシオの景色を楽しんだ後、わたくしたちは赤城山北面道路(県道251号、沼田赤城線)をドライブして下山した。この時季、道路沿いではヤマザクラやコブシなどの花々やカラマツの新緑などが春の景色を構成している。

カラマツ林で咲くヤマザクラの花(テープは鹿による樹皮はぎ対策用である)。


 シラカンバとダケカンバ(右)が共存している。間もなく、カラマツの新緑が美しくなるはずだ。

 

ヤマザクラが美しかった地点にて。標高1,373メートルは山内の大沼や覚満淵付近の標高に相当する。

 

ヤマザクラの花とシラカンバの幹。南面道路(県道4号、前橋赤城線)では見られない組み合わせである。

 

 

 

標高が下がるにつれて、新緑の景色が視界に入ってくる。新緑に囲まれる薗原ダム。

明後日(5月19日)に、ダム点検放流イベントが開催される(薗原湖堰堤まつり2019)。

 


撮影、5月13日午後。

 


アカヤシオで彩られた篭山、赤城山にて、2019年5月

2019-05-15 | 赤城山

赤城山では、アカヤシオの開花でツツジ・シーズンが始まる。さて、篭山ではアカヤシオの花が見頃になっている。篭山は、山内でもっと低い山頂の岩山であるが、密度の高いアカヤシオの群生地である。

 

画像は、今週月曜日に撮った篭山での彩りである。

 

 

 

 

 

午後になっても、鳥居峠の駐車場は混雑していた。

 

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鳥居峠で眺める東側の麓(利平茶屋方面)。このときは。麓から吹き上げてくる風が冷たかった。

 

上の画像で日陰に入っている尾根に日差しが戻ると。

 

鳥居峠で南側(林道方向)を眺める。

 

林道から利平茶屋方向に少し下った地点において

 

林道から篭山東尾根方向を眺める。

 

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ところで、県道4号(山内への道路)から眺めた荒山山腹での彩りは、私たちにとって望外の景色であった。できれば、ゆっくりと眺めたかった。

 

 

 

 撮影、5月13日午前・午後。


木漏れ日を浴びる花々(その2)、ヤマシャクヤクなど、赤城自然園にて、2019年5月

2019-05-11 | 赤城自然園

赤城自然園では、総面積120ヘクタール(東京ドームの26倍の広さ)のうち、60ヘクタールが一般公開されている。そして、かつてマツやスギから成っていた雑木林は、里山の雰囲気を強く感じさせる広葉樹などの森に変わっている。

 

森では、ヤマシャクヤクの花が木漏れ日を浴びていた。花がもつ和紙のような質感が柔らかな日差しで引き出されている。

 

 

 

 

春の花にとって、木漏れ日は最高の引き立て役である。

ジュウニヒトエ(十二単、シソ科キランソウ属の多年草、日本固有種)

 

ラショウモンカズラ(羅生門葛、シソ科ラショウモンカズラ属の多年草。国内では本州、四国、九州に分布する)

 

 

ホタルカズラ(蛍葛、ムラサキ科ムラサキ属の多年草、花名は草むらの中で点々とする花の色をホタルの光に例えたことに由来する)

 

 

自然園に向かう道にて。

榛名山、市街地(渋川市)、右奥(山腹)に伊香保温泉

雪を被る谷川岳(左に俎嵓、右に山頂(双耳峰))

左から、本白根山(花の山)、逢ノ峯、草津白根山(中央、湯釜)、渋峠(国道最高地点)、そして横手山(長野県、展望の山)

 

撮影、5月8日午前・午後。 


木漏れ日を浴びる花々(その1)、シラネアオイなど、赤城自然園にて、2019年5月

2019-05-09 | 赤城自然園

赤城自然園(群馬県渋川市)では、創設期に移植された草花での種子繁殖が進み、見事なシラネアオイ、ヤマシャクヤク、 レンゲショウマなどの群生が生まれている。

昨日は、シラネアオイの群れが木漏れ日を浴びていた。

 

 

 

 

 

優しい日差しで生み出される雰囲気に魅せられて。

 

 

 

木漏れ日で浮き出る、花びら(実は萼片)と葉の色彩。

 

この個体では、葉の上で水滴が輝いていた。

 

ところで、園内ではシャクナゲやツツジの花も見頃となっていた。

ヒカゲツツジ

 

トウゴクミツバツツジ 

 

 

 

背景は榛名山である。

 

5月7日午前・午後。


雲間からの日差しを浴びる里山の新緑、2019年5月

2019-05-07 | 夕景

今年は市街地を囲む山並みで新緑が美しい。先週土曜日の午後、にわかに上空が雷雲で覆われ、山並みの方向で落雷を思わせるような稲妻が何回か走った。そのような悪天候にもかかわらず、雲間からの日差しで新緑が部分的に浮かび出ることがあった。


 

左奥の山頂は、カッコソウなどが咲く鳴神山(980m)である。

 

 

 

午前中での景色から。

 

 

 

 

 

撮影、5月4日午前と午後。


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当日の鳴神山の様子は、ブックマークに登録しているHP「菜園、山スキー、山歩き、あれこれ」での記事「鳴神山 981 m」に詳述されている。



今年も現れたクマガイソウの双頭花、みどり市・小平にて、令和元年(2019年)5月

2019-05-06 | 月、月光彩雲

岩穴管理地では、カッコソウとともにクマガイソウが花を開く。クマガイソウはもともと管理地に自生していたものである。昨年は、一本の茎に2つの花が開く「双頭花」が現れた。以下に昨年の記事を引用する。双頭花の出現は成長過程での突然変異で花芽が二つに割れて起こる現象であると聞く。ここでの双頭花が突然変異によるものならば、来年も双頭花のクマガイソウを見ることができるだろう。


画像は今年の結果(5月5日)である。

昨日、活き活きとした双頭花が木漏れ日を浴びていた。






双頭花が二年続けて現れたことになる。クマガイソウは地下茎で増えるので、今後は双頭花株のクローンが周辺に現れることを期待したくなる。


木漏れ日を浴びるクマガイソウ




そして、カッコソウ



撮影、5月5日午前、群馬県みどり市小平(岩穴)。管理地の公開は昨日まで。