こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

ある時に撮った秋景、冠雪の白馬三山、白馬村にて

2020-10-17 | 山を眺める

しあわせの鐘公園で後立山連峰の展望を楽しんだ後、わたくしたちは白馬村に向かった。到着が午後になったが、快晴のもとで、白馬三山の堂々たる姿を眺めることができた。2010年11月下旬

 

国道148号(千国街道(糸魚川街道))の松川橋にて。この橋は白馬三山のビューポイントである。このときは、何人かの人々が、橋の歩道で白馬三山を撮っていたり、スケッチをしていた。

左から、天狗尾根(天狗ノ頭)、白馬鑓ヶ岳(2903 m)、杓子岳(2812 m)、白馬岳(2932 m)である。 

 

 

杓子岳と白馬岳の間(手前)に見える山は小日向山(1908 m)、さらに手前(右側)の山は岩岳である。

 

ところで、松川橋の川の上流には、白馬大橋がある。この橋で三山方面を眺めると、終わりに近付いているが、唐松の紅葉が美しかった。

 

左から、唐松岳、八方尾根、不帰ノ嶮、天狗尾根。

 

白馬鑓ヶ岳と杓子岳。

 

杓子岳の厳しい岩壁が、わたくしたちには印象的であった。

 

白馬岳。小日向山が白馬岳の景観の一部を遮っている。惜しいような気がするが、自然の造形の結果である。白馬岳の左裾(尾根)に山小屋が見える。

 

 

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白馬村では、三山を13時から14時頃に撮った。帰路、白馬村中心地からやや外れた場所で、15時頃に撮った白馬三山などの姿も魅力的であった。前年においては、白馬村に宿泊し夕刻と早朝での三山を撮った。

 

 

 

 

 

今回は日帰りで撮影であった。この景観から去りがたかったが、帰路3時間以上の運転のことを思うと、夕刻での眺めについては諦めざるをえなかった。

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帰路に於いて、佐久PAで眺めた夕景、槍ヶ岳と穂高連峰のシルエット。

 

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旧ブログ記事の改稿。

撮影、2010年11月下旬、午後1時ー5時。


早春の新雪を被った浅間山を望む(2020年3月)

2020-03-16 | 山を眺める

浅間山(2,542 m)は、わたくしたちの市街地から80 kmほど遠方に鎮座している。それにもかかわらず、わたくしたちはこの山の存在を強く意識している。とくに、このものが冠雪の姿になったときにである。その姿は、富士山と見間違えるほどのコニーデ型独立峰として視界に入ってくる。

さて、今週日曜日(早朝)、軽井沢方面からのライブカメラ映像に、新しい雪を被った浅間山の姿が現れた。映像では、山体のかなりの部分が雲で覆われていた。しかし、雲は間もなく去るとの直感に急かされて、わたくしはいつもの展望台(300 m)に向かった。

 

展望台では、年に数回はあるだろうかと思いたくなるほどの絶景が、わたくしを迎えてくれた。白衣をまとった浅間山が、群馬の市街地(桐生市、みどり市、伊勢崎市、前橋市、高崎市)の奥に聳えていたのであった。

 

浅間山の右側(北方向)には、雪を被った榛名山が見える。

 

望遠で浅間山を引き寄せる。珍しく、山頂からの噴煙は見えなかった。雪の効果で、浅間山のみならず、左右(南と北)そして前に連なる山並みにおいて、山肌の凹凸が鮮明になっている。

 

雲の流れが変わったのであろうか。剣ヶ峰が雲に隠れるときがあった。

 

再び、望遠で浅間山を引き寄せる。

 

 

撮影、3月15日朝、群馬県桐生市(白葉峠)にて。


朝日に染まる富士山を望む(埼玉県所沢市にて、2020年1月)

2020-01-25 | 山を眺める

今週は、富士山を80キロメートルほど離れている地点で眺める機会があった。埼玉県所沢市において望む富士山の姿は大きく、インパクトが感じられるものであった。日の出のときを過ぎると、高峰を覆う雪面が朝日に染まった。真冬の朝夕において雪面が朝日や夕日で紅色に染まった高峰は、紅富士といわれている(山梨日日新聞社ホームページ)。

 

高峰の眺めは部分的に大型の高圧送電鉄塔で妨げられている。しかし、視点は人口35万の市街地の中である。私たちは送電鉄塔が存在をポジティブな方向で受け入れることにした。ともかく、紅富士を眺めながらの朝食の味は格別であった(知人に深謝)。

 

高峰の色彩は時々刻々と変化した。

 

青空を背景とする高峰。山腹での突起は宝永山である。

 

強い北風によるものであろうか、高峰の山腹から白雲が長くたなびきはじめた。左端に写っている山頂は大室山(おおむろやま、丹沢山地北部の雄峰、山梨・神奈川県、1,587m)である。

カシミール3Dによる展望図。視点から見える山頂の数は多い。

 

1月21日朝、埼玉県所沢市にて。望遠(70-200 mm)、ホワイトバランスは昼光色、PLフィルター使用。

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所沢市のホームページ(富士山方向の撮影画像)によると、市役所から富士山までの直線距離は約83 kmである。所沢市:埼玉県西部、武蔵野台地に位置している。南部には狭山丘陵が広がっている。市内には日本で初めて飛行場が建設された。


浅間山を眺める(2020年1月)

2020-01-03 | 山を眺める

浅間山(標高2,568 m)は長野県と群馬県の境に位置している成層火山である。冠雪の時季になると、群馬県側(東側)から眺める山体は富士山のそれを想わせるほど、印象的になる。

元旦に近所の低山で撮った画像から。

奥秩父連山、群馬県西部の山並み、八ヶ岳連峰、そして浅間山(右奥)

 

 

視点から浅間山までは約100 kmである。

 

望遠レンズでの圧縮効果を利用して。浅間山の向かって左側は剣ヶ峰、右側は籠ノ登山、そして湯の丸山である。

 

夕刻になると、雪面が夕陽に染まる。

 

撮影、1月1日午後4時過ぎ、桐生市にて(標高300 m)。


赤城山の北面で出会った晩秋の風景(1)、武尊山方向、2019年11月

2019-11-18 | 山を眺める

赤城山の山麓(標高1,000 m以下)で、黄葉と紅葉の景色に出会うために、わたくしたちは赤城山の北側に向かった(16日)。わたくしたちがビュースポットに到着したとき、天気予報とは裏腹に上空は厚い雲で覆われていた。それでも、ときどきは、雲間からの日差しで黄葉や紅葉が浮き出る場面が現れた。

「武尊山と前衛の山並みにおいて」

「武尊をホタカと読める人は、山好き以外にあまりいないだろう。」との出だしで、深田久弥はこの山(標高 2,158 m)を紹介している(日本百名山、新潮社、1991年)。武尊山は岩峰(成層火山)であり、上州武尊山とも呼ばれている。

このときは、前衛部での色彩が印象的であった。

 

2枚組パノラマにて。


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ビュースポットを離れてから(帰路にて)。武尊山では、先週中頃(13日)に初冠雪が観測された。平年より10日遅く、昨年よりは7日早い観測とのこと(前橋地方気象台HP)

 


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撮影、11月16日午後、赤城山北面(群馬県昭和村)にて、EOS 6D、EF 70-200 mm F2.8L。


霧ヶ峰(車山高原(長野県))での秋景、2010年9月

2019-09-30 | 山を眺める

今日は、徒然なるままに、かつて撮ったRAW画像を現像してみた。


中央の秀峰は、北八ヶ岳の最高峰、蓼科山(2,530 m)である。

 

蓼科山と白樺湖


蓼科山と連なる北八ヶ岳の峰々


南八ヶ岳連峰と富士山。


雲海から顔を出す富士山と言うことになるだろうか。

 

車山の山頂で一望する八島湿原(高層湿原)

 

車山は南アルプスの展望台である。

 

 


「霧ヶ峰の最高峰は車山(1,925 m)であるが、それも骨の折れる山でなく、ゆるやかな傾斜をのんびり登って行くうち、いつか三角点に達する.....(深田久弥、日本百名山、新潮社、1991年)」


山頂での展望。


八島湿原で望む車山(気象庁、気象レーダー観測所)

 

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撮影、2010年9月中旬、午後。


冠雪の浅間山を麓で眺める、軽井沢町追分にて(2019年3月)

2019-03-24 | 山を眺める

軽井沢町追分(早稲田大学セミナーハウス)で眺める冠雪の浅間山はまことに魅力的である。軽井沢町を訪れるとき、わたくしたちは毎回この場所で浅間山を眺めながら小休止をする。

 

  

この風光明媚な場所で学生のオリエンテーションなどが行われるのであろうか。

 

雪面には風紋が残っている。

 

浅間山の火山活動の歴史を物語るような地形のクローズアップ。

 

2枚組によるパノラマ。左奥に聳えるのは剣ヶ峰であろう。

 

撮影、3月中旬。


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火山活動が活発なときに撮った画像から(2008年11月下旬)


冠雪の浅間山を麓で眺める、国道146号(軽井沢)にて(2019年3月)

2019-03-23 | 山を眺める

日頃、浅間山を100kmほど離れた展望台で撮っていると、この山の大きさと美しさを麓で実感してみたくなる。ある日の午後、わたくしたちは軽井沢町(長野県)に向かった。このときの天候は3月にしては絶好の展望日和になっていた。撮影ポイントは、車でアクセスできる国道146号での峠の茶屋(峰の茶屋)などである。ちなみに、国道146号は軽井沢(国道18号)と長野原(群馬県)とを結ぶ路線である。


峠の茶屋(峰の茶屋)で眺める浅間山。雪面での陰翳と風紋が午後の陽射しで強調されている。

 

 縦構図にて

 

 

峠の茶屋は浅間山と小浅間山の登山口である。

 

2枚組でのパノラマによる山体撮影

 

この時季限定の造形から、雪が飛ばされて生まれた優美な曲線(稜線)

 

雪面での風紋のローズアップ

 

 曲線(稜線)のクローズアップ

 

国道146号(撮影ポイント付近、水洗トイレあり。このときは、路面は乾燥状態)。

 

国道146号、万山望(雄大な浅間山のビューポイント)にて。

 

万山望にて(その2)。

 


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撮影、3月中旬(午後2-4時)、色温度は5000 K。

 


凍てつく朝に眺めた浅間山、2018年1月

2018-01-15 | 山を眺める

先週から、凍てつくような天候が続いてる。とくに北風が吹くと、身が凍えるほど体感温度は低い。そのようなときに限って、雪化粧をした浅間山の姿が美しい。昨日も、この白き山を望遠レンズで引き寄せて眺めたいとの誘惑に、私は勝つことができなかった。

 

 

展望台に着いたときは雲に覆われていたが、次第に雪山としての姿が現れてきた。それにしても、展望台に吹き上げてくる風は冷たかった。

 

もう一つの展望台にて。浅間の隣にそびえ立つ剣ヶ峰は雲で隠れている。山頂からの噴煙が見えない姿は冠雪の富士山を連想させる。

 

1月14日朝、群馬県桐生市にて。EOS 6D、EF 70-200 mm IS USM、円偏光フィルター使用。