今月は、月が21日19時17分に満月(望)となりました。月の出は19時17分(群馬)でしたが、当地では20時頃、月が近くの尾根から昇りました。この時刻において、尾根の上空は薄布のカーテンを想わせる雲で覆われていました。結果として、美しい橙赤(だいだいあか)を帯びた月面が周辺のカーテンを赤く染めながら現れました。
自分の酷使してきた眼でも、月面の模様と赤く染まった雲の両方が良く見えました。ところが、手持ちのカメラにおいて、模様(クレーターなど)がはっきりと写る露出条件では、赤く染まっている雲がほとんど写りませんでした。逆に雲の色をはっきりと撮ろうとすると、月面の色が写りませんでした(白飛びのために)。月面が赤く染まった雲にくらべて著しく明るかったからです。明暗でのダイナミックレンジが「自分の眼の視機能 >> カメラの撮像センサー」であることを実感しながら、月面の色と雲の色の両方が写る条件を探しました。
月の光は月面の周辺のみを赤く染めました。雲がないときは、月の輝きで上空全体が明るくなってしまいます。
画像は月が尾根からある程度離れたときに撮ったものです。橙赤の月面のみならず、雲での模様が印象的でした
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月が昇る直前にて
ー 7月21日 ー
比較的強い風が吹いていましたので、蚊に刺されることはありませんでした。
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昨夜もそうでしたが、今夜は上空が厚い雲で覆われています。
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