雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

時には、アカデミックに

2012年12月24日 | 天体写真よろず話
いきなりですが、昨日の日曜日午後から
「上越教育大学自然系理科地学教室 卒業論文・修士論文中間発表会」
を聞きに行ってきました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・(上越教育大学 HPより 掲載)
これはわたしが、「退職を機に、もう一度大学に入って勉強を始めた」
という事では無く、「みんなの宇宙(そら)」でも画像投稿いただいてる
「星のふるさと館」のHOSOYAさんからのお誘いがあったためです。
上越教育大学は家から車で5分程度と近いのですが、
これまでは受験のセンター試験会場であったため、娘の送り迎えをした
程度のおつきあいでした。

発表会は市民にも公開とあったのですが、当初は自発的に参加するには、
かなり”しきい”が高く感じられました。
たまたま、HOSOYAさんが大学の学生さんたちの実習でのご縁から特別講演を
頼まれているとのお話でしたので、思い切って参加する事にしました。
当日は自分だけが”場違い”の人に見えないよう、退職以来久しぶりに
ブレザーを着てでかけました。
大学構内は予想以上に広く、迷路状態だったのですが、教授と勘違いした
(そんなわけないか?)親切な学生さんが教室まで案内していただきました。


論文発表会は地学系が5名、天文系が4名で、参加は発表者含めて
30名程度。
以下は天文系の発表内容です。
 ○複合HII領域Sh254-258の分子雲の観測

 ○星形成領域M17SWexに対するアンモニア分子輝線観測
・・・・・・

 ○分子輝線観測に基づく天の川銀河系における分子雲の研究

 ○分子輝線観測に基づく南天の棒渦巻銀河NGC986における星間ガスの研究
・・・・・・・・・・
なんと、すっかり教授きどりのわたしは生意気にも
「NGC986では、炭素分子の電波観測から銀河中心部で星の生成がさかんである」
という観測結果に対して
「アンドロメダ銀河など渦巻き銀河では中心部は年老いた星が多く、外縁部で星生成が
 さかんなのが一般的ではないのですか?」と休憩時間に質問したのでありました。
でも質問したあとで、何かの天文雑誌で
「棒渦巻き銀河においては棒状構造を通って中心部に星生成物質が流入し、バーストを
 おこしている。」と書かれていたような気がして少し恥ずかしくなりました。
発表されたみなさんに共通していたのは、「電波望遠鏡による星間物質の観測」。
また『分子雲』をみなさんが「ぶんしうん」と呼んでおられました。
わたしは「ぶんしぐも」かと思っていました。

論文発表のあとは特別講演がありました。
 ●ガスのち星、ときどきチリ もっと聞きたかったのですが、時間不足でした。


 ●2012年の金星観測とその教材化
   発表される HOSOYAさん

当初”しきい”が高いのではと思われた発表会も、
わかりやすいプレゼン資料と説明で興味深く聞く事ができました。
またおさそいがあれば是非参加したいと思いながら大学をあとにしました。

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コンテストでは無く、展覧会 です。
応募お待ちしています。

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