雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

オリオンのベルト(三つ星)付近の星雲たち

2013年10月17日 | 天体写真(星雲・星団)
14日am、すばる)に続いて撮ったオリオン座三つ星付近です。
三つ星は星座絵では勇者オリオンのベルトにあたり、
オリオン座においては、まさに無いと締まらない星のトリオです。
今回はあえて北の方向を無視して、珍しいアングルで撮影しました。

撮影DATA: 2013/10/14am 01:55’~03:46’ canonNFD300mmF2.8(手製絞り F4.0)
露出 5分×16枚  ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (気温11℃ 冷却-11℃)
EM-200USD赤道儀 OrionSSAG ガイドスコープGS-60S PHD Guiding ステライメージ7

このあとの、レグルス・火星とならんだアイソン彗星が昇ってくるまで
目いっぱい20枚も撮影したのですが、すばる)の時と同様に・・
太い電線が6枚にわたって写っていました。(そのうち4枚を除外してコンポジットしました。)

今回の撮影に使用したのはフィルム時代のキャノンのサンニッパレンズ。
現在のEOSカメラとはマウントが合わないので、光映舎の変換アダプタを使用しています。
( むろん今では私のように、中古で掘り出し物を探すしかありません。 )

手製絞りでF4相当まで絞り、ピントをバーティノフマスクで
しっかり合わせれば素晴らしい画像が得られます。

掲載した画像を、北が上になるよう部分的に切り出した画像です。
( クリックで等倍まで拡大 )

ミンタカ(δ Ori)付近の小さな反射星雲
最近はあまり見ませんが、昔は三つ星付近の反射星雲は結構人気がありました。
( 当時は赤い星雲は難物だったため? )

アルニラム(ε Ori)付近のごく淡い星雲
魔女の横顔星雲 より淡いかもしれません。

アルタニク(ζ Ori)と 火炎星雲
アルタニクのエネルギーは、残り2つの星の合計に匹敵するそうです。
( 火炎星雲は、その見た目から ”燃える木”星雲と呼ばれることも )

馬頭星雲
自分で発光できないガスと塵は、背後からの光を遮って
暗黒星雲と呼ばれるか、前方からの光に照らされて反射星雲とよばれるか。
それとも、人知れずひっそりと暗闇に潜むか。

*強烈な三つ星の輝きでゴーストが発生していましたが、
画像処理の際、力技で消し去りました。
どうやったかは、機会があれば種明かしします。

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このところ連日の更新が続いていましたが、
画像ストックが底をつきましたので、
隔日更新程度にペースを落としたいと思います。

雲上くもがみ
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コメント (5)
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