雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

オリオン大星雲、七変化。

2013年10月12日 | 天体写真(星雲・星団)
アイソン彗星を撮るため、初めて玄関前の東側でガイド撮影を決行した11日am。
彗星が昇ってくるまでの間、透明度が良かったのでオリオン大星雲を撮影しました。
当日の撮影風景。(本当はオリオン星雲の後撮った、ラブジョイ彗星撮影中のもの)

これまでオリオン大星雲を撮る時は必ず行っていた「多段階露光」。
今回は、家屋が邪魔をして北極星が見えない東側での初撮影。
当然、極軸設定誤差が大きい事からメイン鏡筒のR200SSでは無く、
手持ち望遠レンズのNFD400mmで、ノータッチガイド2分を最高に
1分、30秒、それに露光時間不足から解放F2.8の2分を加えた4段階露光。
(ヨンニッパレンズ使用時は、いつも露除けを兼ねたF4の手製絞りを装着しています。)

結果としては露光不足だった M42オリオン大星雲 です。
撮影DATA: 2013/10/11am 01:35’~2:43’ CanonNFD400mm(F2.8 手製絞りF4.0)
露出 2分・1分・30秒×各12枚、2分(F2.8)×6枚  ISO 1600 LPS-P2FIL 
Cooled 60D (気温23℃ 冷却 0℃) EM-200USD赤道儀 ステライメージ7

オリオン大星雲は明るく色彩が豊富な事から、処理次第でかなり印象が変わってしまいます。

たとえば、上に掲載した画像の星雲部分を拡大表示すると。
これはSI7の「マルチバンドシャープ」で細部を強調処理したものです。
強調処理しなければ (クリックで全体画像を表示)
この方がナチュラルで良いという人もおられるかと思いますが、
ちょっと物足りなく感じるのはわたしだけでしょうか?

私のお気に入りの写真集『FAR OUT』に載っている画像は、こんな感じ。
艶やかで、ダイナミック。これもいいですね。

あなたはどれがお好みですか?
一、二、三 あれっ、三変化でしたね。

それではお詫びに昨年撮った画像を水増しで

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今回撮影に使ったフィルム時代のヨンニッパレンズ(中古購入)。
レンズ口径は新発売のタカハシε-130Dを上回ります。
惜しむらくは、フローライトレンズ保護のための平面レンズ2枚が
ゴーストの発生源となっている事。

雲上くもがみ
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コメント (2)
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