雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

光軸調整、泥沼の手前で

2015年06月24日 | 機材
先日、買ってから初めて主鏡を洗ったR200SSだったのですが、
その際に鏡の取り外し・取り付けにすったもんだして、光軸がどう変わったのか気になりました。
記事⇒

取りあえず、コンパクトデジカメでの簡単なチェックでは以前と大きな変化は無いようでした。
そんな時、この記事にコメントを寄せてくれた いっさ さんから安い「レーザーコリメーター」の情報が。
通常は一万円前後するものが1/4の価格だったので、思わずポチッと。

2,3日後に届いたものを開けてみると・・
2インチの変換アダプターが入っていない!
遅ればせながら購入者のコメントをチェックしたところ、アダプタだけでなく電池も入っていない、
レーザー光がガタガタ動く、なんてのもありました。
私のは幸い、電池は入っていたし、チェックしたところレーザー光の平行もとれてました。

手持ちの2インチアダプターを使って光軸のチェックを行ってみました。
できるだけ実際の使用状態に近い設営でチェック。
戻ってきたレーザー(LED?)光は中心から外れていましたが、
コリメーターを回転させると円に沿って光も回転しました。(光の平行はとれている。)

筒内を除くと、鏡洗浄の際に貼りつけた主鏡センターマークにレーザー光が。(ラッキー!
ということは、ドロチューブから斜鏡・主鏡までの光軸は合っているようです。
それが元の発光源の位置に戻らないということは、主鏡が傾いているという事。

知識でしか無かった光軸調整を初めて体験しました。
3組あるネジをみんなゆるめると、せっかくセンターマークに合ってるのが台無しになってしまいそうなので、
ネジ調整は各組ごとにコリメーターの光の動く方向を見ながら慎重に行いました。

調整完了後の再確認です。(少しセンターマークからずれたけど気にしないことに)

あいにくの梅雨時で試写ができないので、夕方のうす雲でフラット画像を撮ってみました。
カメラの向きにより2種類のフラット画像を撮影。(上は横構図、下は縦構図)
( 下側で大きな陰りが発生しているのは、60Dカメラ上部のミラーBOXによるもの。 と思われます)
きれいなフラットは無理でも、せめて同心円になってくれれば処理が楽なんですけど・・

ちなみに以前のフラットはこちら。(昨年4月に作成したもの)

フラット画像の比較からは、果たして光軸調整の成果があったのかどうか・・
そもそも光量の偏りを防ぐために斜鏡の位置をズラしている(オフセット)はずなのですが、
オフセットなら斜鏡枠はドロチューブ中心より右側よりになるのでは・・・
でも、反射した像だから左右逆になる?・・あぁーわからない!

今回は泥沼にはまるとわるいので、この辺でやめておこう。

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梅雨時ですっかりなまけ癖がついてしまいました。
それでも今夜は上弦の月が雲の切れ間から見えていたので撮影。
もしかしたらとしばらく待ったのですが、あきらめてこれから撤収です。

今年も雑草に混じって控えめなネジ花の姿が。

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雲上くもがみ
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コメント (8)
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