雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

これも宝の持ちぐされ(コンパクト赤道儀TOAST Pro)

2015年06月12日 | 機材
そろそろ月も下弦を過ぎ、星雲・銀河の撮影に最適な新月期に入っているのですが
モチベーション(やる気)が今一つ不足気味。
梅雨時で天候がすぐれない事もあるのですが・・、

そんな昨夜(10日)もGPV予報では23時頃までは晴れるものの、
それ以降は薄雲が出るということで設営する気になりませんでした。
それでも晴れが貴重な季節に入っているため一応チェックはしていたところ、
23時を回っても雲は無く星が見えていました。
日が替わると下弦の月も上ってくるため、とりあえず手軽なTOAST Proを持ち出しました。
撮影時のおりおんショットです。
TAMRON Zoom17-50mmF2.8(f17mmF2.8)30秒×5枚 ISO1600 kissDX(SEO-SP2)
暗がりで良くわかりませんが、今回は初めてTOAST Proに望遠レンズを搭載しています。

今回も南中するさそり座を狙ったのですが、思い切ってcanonの望遠ズームを乗っけてみました。

土星のいるさそり座頭部
( 画像クリックで元画像の35%まで拡大 )
( 土星は右上隅の黄色みががった明るい星 )
撮影DATA: 2015/ 6/ 10 23:51’~ canon EF70-200mmF2.8 (70mm F露出分×8 枚
  ISO 1600 Cooled 60D (外気温17℃冷却 オフ)  TOAST Pro ステライメージ7 

土星も入れたかったため、望遠ズームの最短焦点距離で撮っていますが、
極軸合わせとバランスに留意すれば、f200mmも可能な潜在能力がありそうです。
今回は最初、広角から標準系タムロンズームのf50mmでの撮影を行ったのですが、
一枚画像で比較して見ると、望遠ズームのf70mmが明らかに有利な事がわかります。
: TAMRON Zoom(f17-70mmF2.8) f50mmF4 3分  : canonEF Zoom(f70-200mmF2.8) f70mmF4 3分
( 画像クリックで全体を表示 )
この撮影が終わった頃から雲がかかりだし、北アメリカ星雲などはコンポジットする枚数が撮れず。

TOAST Proに望遠レンズを搭載したイメージです。(翌朝撮影)
実際の撮影時にはこれにタイマーリモコンと、梅雨除けヒーターバンドが加わるだけで、
とってもお手軽です。

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記事の最初にモチベーションがいまいちと書きましたが、それは・・
先日わたしの使っている赤道儀メーカのHPで、中古で購入したEM-200USDは
日周運動を追いかけるモータの回転精度にムラがある事がわかりました。
長焦点のVC200L(中古)を購入したのを契機に、否応なくガイド精度の向上を目指してきたのですが、
タワみによる流れは改善されたものの、赤経方向(東西方向)のブレが残っていました。
原因がわからなければ対策の立てようもなかったのですが、
旧世代のモーターの回転ムラが原因となれば新世代のものに替えるか、長焦点をあきらめるかのいずれか。
一時はメーカー改造を決心したのですが、もう現在は行っていないとの連絡が。
そんな訳で、気持ちが宙ぶらりん状態なのです。

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雲上くもがみ
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コメント (8)
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