雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

腰痛でもできることと、できないこと。

2016年03月08日 | それでも星は流れる
先日 腰痛をこじらせてしまい、いまだ16.5㎏の赤道儀を持ち運ぶことができません。
腰痛になるきっかけとなったのは2日夜 VC200Lで撮ったかに星雲のガイド結果。
この夜は15分露光で11枚撮ったのですが、星が止まっていてくれたのはわずか1枚だけでした。
星が流れた画像です。(星雲部分をトリミング)
黒いリングはフラット処理で取りきれなかったCCD面のホコリです
PHD2のグラフでは良好なオートガイドが行われている筈なのに・・
そんな中で なぜかましな画像が1枚だけありました。
( 画像クリックで元画像の25%サイズで全体表示 )
黒いリングは目立たたないよう補正しました

この夜の悲惨な結果を受けて、前に好結果だった記憶のある「ドン・キホーテ(改)」方式に
組み直そうとした際に腰を痛めてしまいました。
ドン・キホーテ(改)」方式のガイド鏡支持
腰に電気が走ったのは、しまっていたアリガタなどの部材を取りだそうとした時だったのですが、
痛みがあまりひどくなかったので、そのまま作業を続けたのがこじらせてしまった原因。

前回記事 で、この経過を書いたのですが、
いただいたコメントの中で、VC200L使いの先輩 いっさ さんからアドバイスをいただきました。
その要点は次のようなものでした。
ガイド鏡の焦点距離は短めの方が流れないという経験がある
VC200L鏡筒はとても弱く、先端部に荷重をかけると副鏡が位置ずれを起こす
尻重の鏡筒のバランスを取るため、ガイド鏡を鏡筒バンドからせり出すように取り付ける

たしかに鏡筒がヤワなことはわかっていたので、できるだけアリガタや鏡筒両端の鋳物部分を使う様に
改善したのが「ドン・キホーテ(改)」方式だったのですが、撮影時は先端部に更にウェイトが必要でした。
またガイドスコープもf700mmと長く、ガイド星がうまく入らないこともあったような記憶が。

そこで腰のガクガクが少し収まった昨日、手持ち機材を並べて考えてみました。
そのポイントは・・
副鏡のある鏡筒前部には荷重がかからないようにする
ガイド鏡をせり出して取り付ける事で尻重の鏡筒バランスを取る

その結果、手持ち機材で組み上げた 
「 飛び板 」 ガイド方式
マルチプレートがずれているのは 既存のネジ穴を活用したためです
NZガイドマウントを取り付けるため、30分以上かけてネジ穴をヤスリがけしてバカ穴にしました。
鏡筒を取り付けた様子です。
これでかなり重心が前に移動している筈です。
前方の鏡筒バンドに荷重がかかる事で、筒がゆがまないかという不安はアリ。
鏡筒背面から見た様子です。
左右のバランス調整は 鏡筒バンドをスライドさせる事により可能です

あとは赤道儀に載せて見て、全体のバランスの具合を見たいのですが・・
まだ腰の具合に不安が残るため、それができません。

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このところずっと天気が悪く、明日の部分日食も見れそうにありません。
こんな腰の状態ですので、星が見えないのは幸か不幸かわかりません。
おかげで 「春の系外銀河撮影Map」作りは ほぼ完了。
おもしろそうなマイナーな対象もかなりの数ピックアップできました

雲上くもがみ
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コメント (8)
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