今朝の朝日新聞朝刊での教育再生会議第1次報告に関する報告を読んだ。
これでは、教育再生など程遠いように思う。
また、教育現場は、教育行政に振り回されるだけで終わるのだろうと思う。
また、一人一人の教師は、溜息をつくだけで、真の教育に対する意欲をなくしていくだろう。
戦後の日本の教育の荒廃の一番の原因は、教育行政を主導した文部省・文科省を頂点とする天下りの施策にあると考える。
残念なことだが、今回もそのその延長にしか映らない。
教育現場で長く働いてきた一教師として、教育再生をするの一番の施策は、
①教育現場にお金をつける。具体的には、30人学級 25人学級を実現する。
②教師が、子どもに向かえる環境を整備する。現実は、届け出の書類の多さで毎日忙殺されている。
③教育の原点について真摯に考える。具体的には、「名利無休」の態度をもった教師の育成。
④形式主義からの脱皮。
⑤現場中心主義。
現実は、教育現場は教育行政に振り回されている。
まあ、一番の難点は、再生会議のメンバーは、現場のことを十分にご理解していない方々の集まりのように思う。
有識者を集めるのも良いが、無名の教師の声を聞くところからスタートしなければ再生など夢のまた夢。
無名の一教師が、教育現場で児童・生徒と毎日向き合うのであるから・・・。
無名の教師が意欲をもてるようにしてもらいたいものだ。