法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

10月の「願海庵」やさしい仏教塾

2018年10月05日 22時44分27秒 | zoom法音道場



今晩は、
10月の「願海庵」やさしい仏教塾 でした。

ご参加は、庵主の佐◇さん、オーナーの鈴◇さん、高◇さん、赤◇さん(女性)、ボクの5名でした。

正信偈・草四句目下げ
三淘念仏&和讃(弥陀成仏…)次第六首
回向
のお勤めの後、

東京大谷声明学園の先輩でもある高◇さんが、
『阿弥陀経』の中核である、
「一心不乱 其人臨命終時」の箇所を、
サンスクリット(梵文)、漢訳、和訳を使って説明してくれました。
漢訳の「其人臨命終時」。
一般に「臨終」は、肉体としての命が終わる時と理解しますが、
梵文では、「善男子もしくは善女子が、カーラの時を為し終わろうとする時」との意味の由。

親鸞聖人は、『末灯鈔』で、
「真実信心の行人は、摂取不捨のゆえに正定聚のくらゐに住す。
このゆえに臨終待つことなし、来迎たのむことなし、
信心のさだまるとき往生またさだまるなり、来迎の義則をまたず」
と述べられている。

昔、カウンセリングの勉強をはじめたとき、
年表的な「時間」とは別の、「いま・ここ」の時間を教えてもらった。
「臨終」を年表的な、また肉体の消滅の意味でとらえるのか、
二度とない「いま・ここ」としてとらえるのか!

教学的には、「穏顕二面」の解釈で説明するのであろうが、
今晩の学習会では、
人間世尊、人間親鸞の佇まいをそのままに、
学んで行きたいとの確認をしたところです。

コメント
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