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車谷長吉著『人生四苦八苦』

2011年10月30日 21時27分57秒 | 日乗

一冊の本や作家に出遭うのにも、いろいろなご縁を感じることがある。

このところ、車谷長吉(くるまたにちょうきつ)さんの随筆・小節を読んでいる。

たぶん、ご縁がなければ読み始めることはなかっただろう。

ずいぶん昔になるが、【くりのみ会】の講師の臨床心理士S先生が、臨床哲学者の鷲田清一さんの著作を読むように勧めてくれた。

以来、鷲田さんの著作に注目してきた。

先日、図書館で鷲田清一さんの新刊
『ぐずぐずの理由』角川選書を手にした。

その最後で、鷲田さんは車谷長吉さんの掌編小説「むっつり」を引文している。

こんな文章です。

この人は、げっそり、ばったり、あっさり、うっかり、かっきり、でっぷり、めっきり…むっつり、人のふところで、めし喰った。

よう分からない文章です。

でも、鷲田さんの本に引文されているし、私の「わからなさ」を解明すべく、この数日車谷さんの随筆・小説を読み始めている次第。

昨日までに『人生四苦八苦』を読み終え、今日から図書館から借りてきた『車谷長吉全集・第二巻』に入りました。

単なる偶然ですが、車谷さんは私より4日上のお兄さん(年長さん)でした。(笑)

 

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