一冊の本や作家に出遭うのにも、いろいろなご縁を感じることがある。
このところ、車谷長吉(くるまたにちょうきつ)さんの随筆・小節を読んでいる。
たぶん、ご縁がなければ読み始めることはなかっただろう。
ずいぶん昔になるが、【くりのみ会】の講師の臨床心理士S先生が、臨床哲学者の鷲田清一さんの著作を読むように勧めてくれた。
以来、鷲田さんの著作に注目してきた。
先日、図書館で鷲田清一さんの新刊
『ぐずぐずの理由』角川選書を手にした。
その最後で、鷲田さんは車谷長吉さんの掌編小説「むっつり」を引文している。
こんな文章です。
この人は、げっそり、ばったり、あっさり、うっかり、かっきり、でっぷり、めっきり…むっつり、人のふところで、めし喰った。
よう分からない文章です。
でも、鷲田さんの本に引文されているし、私の「わからなさ」を解明すべく、この数日車谷さんの随筆・小説を読み始めている次第。
昨日までに『人生四苦八苦』を読み終え、今日から図書館から借りてきた『車谷長吉全集・第二巻』に入りました。
単なる偶然ですが、車谷さんは私より4日上のお兄さん(年長さん)でした。(笑)
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