大学を卒業したてのA先生の授業を、続けて参観させてもらった。
素直の人柄の、将来が楽しみな先生である。
ただ、経験が少ないので、授業の展開・組み立てがもう一歩であった。
放課後、A先生とゆっくり話す時間があった。
そこで、山本五十六連合艦隊の言葉を下敷きにして、授業の組み立てを話させてもらった。
やってみせ (先生が見本を見せる)
言って聞かせて (そのことのやり方、意味などをプレゼンテーションする)
させてみて (児童にチャレンジさせる)
誉めてやらねば (チャレンジの努力・取り組みを共感的に理解する)
人は動かじ (先生に見てもらい・理解されると児童は十分力を発揮 する)
残念ながら、A先生は山本五十六の名前も言葉も知らなかった。
でも、私の、授業の組み立て関しては共感をもって理解してくれた。
A先生が、山本五十六の名前を知らなくても全く恥ずかしいことではない。
たぶん、現行の教育では学ぶ機会はないであろう。
(この後、何人かの若い先生に聞いてみても、ほとんどが山本五十六の名前を知らなかった)
その後、山本五十六の言葉を下敷きにして、児童はいなかったがいるつもりで、私が授業のロールプレーをしてA先生に見てもらった。
感性の豊かなA先生は、すぐに私の意図を理解してくれた。
私が、教室から廊下にでて職員室に戻ろうとすると、廊下まで聞こえる声で授業を再現しているA先生の声が聞こえてきた。
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