法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
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主宰者の《日乗》

「あるがまま」

2024年04月24日 23時15分19秒 | カウンセリング研究会【くりのみ】
金曜日(4/26)夜、
月例のカウンセリング研究会【くりのみ】道元コースであります。
『正法眼蔵・恁麽』に入ります。
学習会の内容は、
*『正法眼蔵・現成公案』音読
*坐 禅
*井戸端(楽談タイム)
*『正法眼蔵・恁麽』講義
 講師:駒澤大学教授 石井清純先生

マアマア、『正法眼蔵』は、難解であります。

『恁麽』の予習をしておりましたら、
「既是恁麽人、何愁恁麽事なるべし」の一句の
(愁)の一語に引っかかりました。

そうそう、『教行信証・証巻』にある、
「ただ、愁嘆の声を聞く」の一句も重なってきました。
引文しておきます。

「(定善義)また云わく、西方寂静無為の楽には、畢竟逍遥して、
有無を離れたり。大悲、心に薫じて法界に遊ぶ。
分身して物を利すること、等しくして殊なることなし。
あるいは神通を現じて法を説き、あるいは相好を 現じて無余に入る。
変現の荘厳意に随いて出ず。群生見る者、罪みな除こる、と。
また賛じて云わく、帰去来、魔郷に停まるべからず。
曠劫よりこのかた六道に流転して、尽くみな径たり。
いたるところに余の楽なし、ただ愁歎の声を聞く。
この生平を畢えて後、かの涅槃の城に入らん、と。已上 」


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