法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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鎖国と「士・農・工・商」

2010年10月17日 05時42分37秒 | 日乗
昨日のブログで、鎖国と「士・農・工・商」支持なんて、時代外れ・浮き世離れしたことを書いてしまいました。

ちょっとだけ、補足説明。
昨日(16日)、国交省主催の東京国際空港(羽田空港)再拡張事情併用記念式典が開催されたそうですね。
桟橋方式のD滑走路が完成し、羽田から国際線が飛ぶようになり、成田とともに首都圏のハブ空港になるということらしいです。
まあ、おめでたいということでしょう。

戦争に負けてから、日本はアメリカ型民主主義にどっぷりとつかりました。
確かに、モノ的な幸せは享受できました。
一方、地方の疲弊は目に余るものがあります。
それと人心の荒廃。

たぶん、このアメリカ型市場原理・グローバル化の波に乗って、日本国も突き進むのでしょう。(この流れは止められないでしょうね)
その結果、十年後・二十年後・半世紀後、日本はどうなるのでしょうか? 
私は、悲観論者です。

何故なら、日本人が日本人でなくなってしまうからです。

身近な事例をあげます。
先日、大沢親分の葬儀が行われました。
その時の参列者のコメント。
「天国に行って…」云々。
会場は、浄土宗大本山増上寺光攝殿でした。
「天国」でなくて、「西方浄土」でしょう。

もう一つ。
まもなやってくるハロウィン。
不思議なことに、何の抵抗もなく(私にそう感じられます)公立学校のイベントで取り組んでいる現場に遭遇しています。
一つには、英語教師が公立学校に入るようになったこらでしょう。

で、言いたいことは、顔は日本人だが中味は西洋人のような不思議な国になるような気がするのです。
そうそう。「鎖国」は極端ですが、「日本文化をもって大事にしましょう!」とのメッセージ。

「士・農・工・商」
昨日読んだ『江戸の知恵』によりますと、江戸時代初期武士は当時の人口で約7㌫。その後人口増で5㌫に減ったそうです。
治安も、お上は大枠の法律は作りますが、あとは「よきにはからえ」で民衆の知恵で回していたようです。
一言で言えば、農業振興をすれば環境に良いことは説明がいりません。
但し、農業では余剰の富が流動し大きくなることは期待できませんので、皆が貧乏生活です。


この頃の国政選挙は、約束が守られないマニフェスト選挙ですが、私は次の提案をしたいともいます。
A案:アメリカ型市場原理支持(モノは豊かです。でも、勝ち組と負け組に分かれ、富はお金持ちに流れます。負け組は、お上からのセーフティネットで支えてもらう依存型社会)

B案:日本型(日本の情緒を大事にする。官僚は少ない。皆が貧乏だが明るい。協同・自立型社会)

さて、あなたはどちらに投票しますか?


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