法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「無生法忍」

2021年10月27日 22時34分20秒 | 日乗

先程、週一回のzoom法音道場で『顕浄土真実教行証文類』を読みました。

メンバーの皆さん、親鸞さまに出遭うのは初めての方々のですので、
学習会の進め方に工夫が必要です。
先ずは、音読をメインにしようかと思います。

今晩は、「無生法忍」について意見交換。

「忍」は、忍可決定(ケツジョウ)のこと。
ものをはっきりと確かめて決めこむこと。
無生法忍は、他力の信のこと。
①喜忍…歓喜のおもい
②悟忍…仏智を領得すること。
③信忍…仏力を信ずること。

説無量寿経』には次の言葉があります。

 また無量寿仏のその道場樹は、高さ四百万里なり。
その本、周囲五十由旬なり。
枝葉四に布けること二十万里なり。
一切の衆宝自然(ジネン)に合成せり。
月光摩尼(ガッコウマチ)・持海輪宝(ジカイリンポウ)・衆宝の王たるをもって、これを荘厳せり。
条(コエダ)の間に周帀(シュウソウ)して、宝の瓔珞(ユラク)を垂れたり。
百千万の色、種種に異変す。
無量の光焰、照耀極まりなし。
珍妙の宝網、その上に羅覆せり。
一切の荘厳、応に随いて現ず。
微風(ミフウ)徐(ヨウヤ)く動きてもろもろの枝葉を吹くに、無量の妙法の音声を演出す。
その声流布して諸仏の国に遍ず。
その声を聞けば深法忍を得、不退転に住せん。
仏道を成るに至りて、耳根清徹にして、苦患に遭わず。
目にその色を覩(ミ)、耳にその声を聞き、鼻にその香を知り、
舌にその味いを嘗め、身にその光を触れ、心に法をもって縁ずるに、
一切みな甚深の法忍(ホウニン)を得、不退転に住せん。
仏道を成るに至るまで、六根清徹にして、もろもろの悩患なし。