家原利明の青い烏(カラス)読んだ。500ベージの長編小説。
主人公は8年間、無遅刻無欠勤で勤めた会社をクビになった20代後半の青年、田中陽介。
真面目に働き、平凡で退屈な生活だったが、会社をクビになって途方に暮れているところに高校時代の友人と名乗る島が現れ、運び屋の仕事を紹介される。法に触れるブツを指定された場所に届ける裏稼業。
サラリーマンの時の安月給で平凡な生活から短時間でまとまった金が稼げる仕事につき、変わる人格と人生観。風俗嬢アリサとの人生初の恋。島の同棲相手つぼみとの奇妙な関係。島のような生き方に憧れる一方、島に対する妬み恨みが徐々に膨らみ事態は思わぬ方向に。
最後に明らかになるクビになった真実。後半は殺伐とした印象だが、最後に8年勤めた会社の同僚で美人の汐野さんの登場で時間が巻き戻され、ちょっと救われた気分になる。
500ページの大作だが、300ページぐらいまではスイスイと読める。後半はちょっとスローダウン。青春アウトロー小説っぽくって、中ぐらいのお薦め。
カラスという字を読める人は少ないのでは?
昨夜は午後9時前まで仕事。8時までに終わってたら神田のダンススタジオ・グレースに寄って行こうと思ったけど、タンゴ&サルサの日だし、1時間ちょっと寄った。ほどよく集まっていて良い気分転換になって楽しめた。下北沢に頻繁に行っていた頃、よく会った人(男)が来てた。最近、タンゴ始めたらしい。最近、ジワジワとタンゴを始める人、増えている。二刀流、歓迎!