平安寿子の「Bランクの恋人」読んだ。タイトルのBランクの恋人から始まる7つのストーリーの短編集。
女流作家の作品だが、恋愛や色恋沙汰に対する男性心理の描き方が上手い。タイトルになっているBランクの恋人は、下手な恋人をつくる指南書を読むより実践的かも。
二番目のストーリー、アイラブユーならお任せをは50絡みの自転車屋(スポーツ用自転車をカスタマイズするプロフェッショナル)の店主である信友氏が主人公。主人公の信友さんと、奥さんのおゆき、二人とも良い味を出している。最近の50歳は若い。枯れていく人とさらに元気が出てくる人になるかの分岐点が50歳。
この人の作品は結構読んでいる。裏表紙に本人の顔写真掲載してあった。
前半のストーリー三編と最後のサンキュー・フォー・ザ・メモリーがちょっと笑えて、良い話。色情こそ男の原動力。ふむふむとうなずける。最近は若いのに彼女がいない情けないというか、コミュニケーションが苦手な男が多いらしい。Bランクの恋人読んで勉強すべし!余計なお世話か?
昨日は帰宅途中に整骨院によって背中をほぐして、夕食後に1時間ラン。今年の走行距離は1,949キロ。何とか15日までに少なくとも2,000キロを超えないと、年間2,100キロ以上走る目標の到達が厳しくなる。