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僕の死に方 エンディングダイアリー500日~金子哲雄

2013-12-13 | Book

流通ジャーナリストで故・金子哲夫氏の「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」読んだ。肺カルチノイド(ガンに似た病気で発症率は10万人に一人の難病)を発症してから亡くなるまでの500日の闘病記。

金子氏のことは、TBSの日曜朝の経済情報番組「がっちりマンデー」に出ていたので知っていたが闘病中だったことは知らなかった。亡くなった翌日の新聞の訃報欄で知った。享年41歳。若すぎる死だ。

闘病中、「正直に言うと、今すぐに死にたい。この苦しみから解放されたい。誰かが死なせてくれるなら、喜んで死ぬという気持ちになる。でももう動けない」とのフレーズがある。死にたくなるくらいの重い病気に侵されることの辛さが胸に突き刺さる。普段、健康であることは当たり前のことと思っているが、健康で働けることに感謝。

亡くなる日に奥さんに「自分の人生に、90%満足している。もうこれでいいよ。本当にありがとう」と告げたらしい。自分の行き方を貫いたからこそ言える言葉。

あとがきで奥さんの手記がある。奥さん立派だ。金子氏も天国で今後の人生を応援していてくれていることでしょう。


表紙の色は生前、本人が選んだ。

マリーンズの育成出身の西野、背番号29を継承とのこと。村田、小野の偉大な先輩の背番号を引き継ぎ、一層の飛躍を期待。渡辺俊介、レッドソックスとマイナー契約らしい。底辺から這い上がれ!