山本甲士の「とげ」読んだ。主人公は南海市役所の市民相談室に勤める倉永晴之。係長職の平凡なおっさんだ。家族は妻、小学生の男の子二人の子供。
晴之は市民から様々な相談を受け、時には市民からの嫌がらせや、同僚との軋轢に悩まされる日々だか、思いがけないトラブルに巻き込まれることに・・・。窮地に追い込まれる晴之だが、小市民を代表して人生の大勝負に打って出る。
南海市は架空の市だが、関西弁が頻繁に出てくるところから、関西であることは明らか。堺市のイメージがあるな。
山本甲士の作品は「銀幕の神々」を読んだことがある。ちょっと泣ける作品と記憶しているが、「とげ」は現代社会をユーモアを交えて皮肉った社会派小説というところかな。舞台が関西で関西弁の軽いノリもあり、テンポの良い作品だ。お薦め作品。2016年に東海テレビの制作でドラマ化されているらしい。
478ページの長編大作だが、長さを感じさせない。表紙は晴之が飼っているシルバーアロワナ。
昨日は会社帰りにジム通い。今年65回目。15分のベンチプレスを挟んでランマシンで9キロラン。ジムへの往復ラン3キロを含め、12キロのラン。今年の走行距離は1,542キロ。
昨日のマリーンズ、日ハム相手にサヨナラ勝ち。2対2で迎えた九回裏、田村のサヨナラ2ランホームラン。シーズン前半、日ハムには負けまくった。日ハムとの対戦はまだ残っている。とことん、借りは返そう。