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サラリーマン球団社長〜清武英利

2023-11-18 | Book

清武英利の「サラリーマン球団社長」読んだ。筆者は読売ジャイアンツで専務取締役、編成本部長を務めたが、解任されてノンフィクション作家に転身。タイトルから読売ジャイアンツ時代の暴露本かと思って借りたが、阪神タイガースで球団者社長を務めた野崎勝義氏と広島カープの常務取締役球団本部長の鈴木清明氏のフロント業務の奮闘記。読み応え十分の秀作だ。

1980年代からこの本が書かれた2020年近くまで阪神と広島の球団運営の裏舞台のノンフィクション本。悪い言い方をすれば暴露本。プロ野球は勝つためにはカネが必要だが、同時にスカウトの大事さを気付かせてくれる本。

広島カープは親会社を持たないため、赤字決算は許されないことは知っていたが、球団維持はかなり大変だ。有望選手はFAで出て行ってしまうのは年中行事のようなもの。球団の上層部も主力選手の流出には慣れていて、また新たに若手を育てれば良い感覚のようだ(苦笑)。今年も西川外野手がFA宣言してオリックスに移籍濃厚。歴史は繰り返される(溜息)。シビアな広島の球団経営を知って応援したくなった。鈴木清明氏は今もチーム編成の陣頭指揮をとっている。広島がドラフト1位に投手を指名するには、そういう事情があったのかと納得。

一方、阪神の方は暗黒の90年代の話が強烈。藤田平監督の1年で解任の舞台裏。そういうことだったのか。阪神タイガースは全国的な知名度はあるが、阪神グループの中では売り上げが小さく、親会社の阪神電鉄(←今は阪急電鉄に吸収された)に頭が上がらず、タイガースの人事など最終決定権は親会社の電鉄にあるとのこと。阪神球団の社長というと超高給取りの印象だが、子会社に出向したサラリーマン社長なので、超高級取りではなかったようだ。日本のサラリーマン社長は激務の割には報酬が少ない?

今年は阪神と広島が1、2位となったが、阪神ファン、広島ファンはぜひ読んで欲しい一冊。広島ファンは泣けるよ。

 


野球ファンには強力お薦め本。千葉ロッテマリーンズの裏話も少し掲載有り。

昨日は仕事を終えてからジム通い。今年202回目。ベンチプレス、ダンベル、アブクランチ、トーソーローテーションの後、ランマシンで4キロ。ジムへの往復ラン2キロを含め6キロのラン。今年の走行距離は2,225キロ。

右足かかとの痛みはゆっくりと回復しているが、もう1つの悩みは体重増。8月以降、運動量が大幅に減ったにもかかわらず同じ食事量のため、2キロ近く太った。体重よりも脂肪率が上がってしまったのが問題。