結局は夕方までゴロゴロしてダラダラ過ごしてしまった・・・掃除機で吸われることはなかったけど
んでもって、なにか有意義なことをやろう!
カミサンが、知人宅の片付けで処分品の中から救出してきたのがこれ!
TC-220A
特に普通のオープンリールだと思うけど、パッケージングが素晴らしい!
箱の上に出ている取っ手は、オープンリールデッキのキャリングハンドル。
なかなかおもしろいアイデアだね!
箱は左右に開く構造になっていて、紐で固定されている。
こんな感じの梱包箱。
いやぁ、ユニークだなぁ
マイクロフォンや電源ケーブルは、こんな感じに収納されている。
本体底面にも収納場所があるので、開封後はそこに収めるんだと思う。
本体を取り出すと、カバーがかかっている。
おそらく1969年から1970年はじめに発売されたモデルだろう。
当時は高級品だったはずで、しっかりとしたカバーが付いてたのではないだろうか。
テープがセットされた状態で収納されていた。
それにしても綺麗な状態で残っていたもんだ。
入出力はこんな感じ。
MIC入力の右側にある「REMOTE」は、当時ソニーさんが好んで使っていた再生リモート用の端子だと思う。
マイクロフォン側ジャックには、3.5ミリと2.5ミリの2系統があり、2.5ミリがリモート用の端子だったはず。
録音中や再生中にマイクロフォンに付いているスイッチで、録音再生を一時停止させることができた。
まぁ、電気的にモーターの回転を止めるので、ピンチローラーには悪影響を与えると思うけどね。
もちろん電源ケーブルをつないで、再生しても動かなかった・・・
当然だろうなぁ
底面にあったビスを外したけど、駆動系へのアクセスはできそうにない。
モーターの裏側が見えるだけ・・・
表側のパネルを外したら、見事に駆動系がむき出しになった。
基本的なメンテナンスはやりやすそうな気がする。
再生させるとモーターは動きたがっているようだったので、固着しているような部分を洗浄してみると・・・
動いた動いた!
表面パネルを外すときは、全てのツマミ類をは外す必要があり、なかなか面倒だったけど、動いてくれれば嬉しいもんね!
感動したのは、操作レバーの構造だった。
再生するときはレバーをひねるんだけど、止めるときは中心部のボタンを押すだけ!
なんともハイカラな造作だなぁ
中心部のボタンから伸びているシャフトが、各駆動部の解除レバーを押す構造になっているようだ。
再生している状態。
巻き戻し中・・・
巻き戻す量が多い場合、ヘッドの摩耗を避けるためにテープをヘッド周りから外してかけ直す。
これって、昔は普通にやっってたんだけどね。
かかっていたテープには、1976年のラジオ放送が録音されていた。