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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

ゆめいろのパレットⅢ@国際子ども図書館

2007-11-30 21:31:48 | 好きなもの・美術館や展覧会

11月25日、天気のとてもよかった日曜日、上野へ出かけました。

ひとつめの目的は、国際子ども図書館で、 「ゆめいろのパレットⅢ」
名づけれられた、野間国際絵本原画コンクール入賞作品展を見るためです。

このコンクールは、作品発表の機会に恵まれないアジア、アフリカ、
ラテンアメリカ地域の芸術家を対象として、1978年より始まり、隔年で開催
されているそうです。

今回の開催は第15回目で、グランプリ作品はインドから初受賞
イランの方とマレーシアの方が次席です。


私がいいなあと思ったのは、次席・イランのナルゲス・モハマディさんの
『笑わないお姫様』と、佳作に入っていた、韓国のオ・ジュンテクさんの
『誰も開かなかった本』という作品の原画です。

笑わない~の方は、金のがちょうみたいなお話で、金のがちょうが
赤い羊になっているのが、お国柄かなとおもしろく、あっさりした
コラージュ作品でありながら(コラージュ好きなんです)、全体の構図が大胆で。
本になっていたら、買ってかえりたいなあと思いました。

誰も~の方は、まず、タイトルがいいですよね。
題名みただけで、ぜったい手にしたい本。
内容は、森の中に本があるのだけれど、動物たちはぜんぜん開いて
みようとしなくって、でも女の子が手に取っているのを見てから
近くに寄ってくる、みたいな感じでした。
(シルクスクリーンで作られているっていうのにも惹かれました)

アジアの国々や、アラブの方では、私たちのところほど、書店に絵本が
あふれていないのかなあと想像していますが、エジプトの本が数冊
並んだでいたコーナーで(受賞作品の原画とは別に、各地の絵本も
ケースに展示されていました)、表紙に、柔道着を着て金メダルをもらった
男の子が描かれている絵本があり、その絵が昔の「小学1年生」みたいな
タッチだったので、なんだかほっとしました。

国際子ども図書館に行ったのは2回目ですが、今回も、建物の素晴らしさに
みとれました。
屋根の上の避雷針は、明治時代に建てられた時のままとのことだったので、
がんばって撮った写真が冒頭の、ななめってしまっている写真です。



ふたつめの上野での目的は、このピザを食べることでした。



最初に紹介していたのは、はらぺこさんです。
もちろん、私はビールとともにいただきました。 おいしかったあ。


陽が暮れるまでいて、ムンク展のところのイルミネーションも
見てみたかったけど、アメ横へ寄って買い物もしたかったので、
早々と公園をあとにしました。

秋と上野公園、満喫しました。




コメント (4)
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