ターシャ・テューダーさんが、お亡くなりになったそうです。
今すこし前に、知りました。
びっくりして、検索していろんなブログを読んでいたら、
メモリアルウェブサイトを紹介されている方がいて、
そこを見てみたら‥
Tasha Tudor, 92, was born August 28th
ん?
8月28日生まれって、
おんなじ誕生日じゃないですかぁ、わたし。
今までなんで知らなかったのだろう。
知っていてもよさそうなものなのに‥
心よりご冥福をお祈りします。
なんかこれからもずっとずっとお元気でいらっしゃるように
(勝手に)思っていたけれど‥そういうわけにはいかないものなの
ですね。
※メモリアルウェブサイトは
こちらです。
ゆうべ寝る前に、訃報を知って、そのあと、ふとんの中で
いろいろ思い出しました‥
私がターシャさんのことを知ったのは、たぶん今から3年くらい前、
2005年のことだと思います。
2005年の9月に父が亡くなり‥その冬、クロッカスの球根を
買いました。それは、ターシャの写真集に、花壇ではなく、
敷石の間に植えられたクロッカスを見たからだったと記憶して
います。
そして、翌年の春、ビオラも、種から蒔いて育てたのでした。
なんか、すごく手間がかかることや、時間がたたないと
わからないことをしてみたかったのだと、おもうのです。
球根も、いつ自分が埋めたのか忘れたころに芽が出て、
花が咲きます。そんなふうに、「いつのまにか」を自分が求めて
いたのかなあと、しばらくたって思いいたりました。
その時は、なんだか面倒だなあと感じることを、ただ、したかった
だけなのですが。
すこしだけ、私も傷ついていたのかもしれません。
悲しみから立ち直るとか、そんなのではなくって、なんか傷をおって
そこから回復していくような、そんな気持ちを感じてました。
ターシャさんのことを思うとき、そのクロッカスのことを必ず
合せて思いだします。もし、あのとき、ターシャ・テューダという方を
知らなかったら、球根を植えた私はきっといなかったし、
「贈りものはそれをつくっているときの時間を、すでに自分が
贈られている」という思いを知ることもなかったかもしれません。
私は熱狂的なファンではないけれど、毎年、夏至が近づいたら
ターシャさんのこと、しんとした気持ちで思いだすことでしょう。