my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

Summer

2008-09-27 18:27:24 | 日々のこと
今、娘がピアノで練習している曲が、久石譲氏作曲の「Summer」

映画・菊次郎の夏の曲ですよね‥(私はあまり知らないのですが)
娘の次のレッスンに来ている、高校生の男の子が、今年の初め
くらいに練習していて、いつも冒頭部分だけを聴いて、帰って
きていて‥すごくいい曲だなあと思っていたのです。
そしたら、今度の曲は、これに決まったよ、
ママがいいって、言ってた曲だよね、と夏休みに入った頃から
rが練習し始めました。

すごく素敵な曲です。ここに久石氏の演奏動画がありますので
どんな曲だっけ?の方はこちらへ



明日は、この夏、突然逝ってしまった叔母の納骨の日です。
すごく暑かった夏の日の夕方でした。

私の1歳の誕生日のとき、吊紐のついた赤い半ズボンに
白いブラウスを着た写真が残っているのですが、そのズボンを
買ってきてくれたのがその叔母でした。
私が生まれたとき、まだお嫁に行かないで、家に居たので
いつも可愛がってもらっていたのです。


Summerを聴くたびに、私は、2008年の夏を想い、66歳で
ふいにいなくなってしまった叔母を思い出すでしょう。

1歳の頃の記憶なんて残っているはずないのに、ちゃぶ台に
つかまり立ちして、写真を撮ってもらったときのこと
覚えているような気がするから、不思議です。


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26インチ

2008-09-24 22:09:36 | 日々のこと
先月12歳になったお祝いに、おばあちゃんがrに
自転車を買ってくれました。

赤い自転車がそれです。26インチ。

手前の水色のが、22インチで‥たしか2年生の時の誕生日に
おばあちゃんに買ってもらったものです。
22インチのサドルは、一番高くして乗っていたので、ちょっと、
「サーカスのクマの自転車乗り」みたいな雰囲気でしたね、
昨日まで・笑。


年齢を追って、アルバムに写真を貼ってきましたが、
テーマごと(?)のもおもしろいかなあと、思っています。
たとえば、自転車(乗り物)とか、赤ちゃんの時からかぶってきた
歴代の帽子とか、水着とか。
(帽子と水着は、なぜか全部とっておいてあるのです)

手袋なんかもいいですね~
小さいときはいくらも使わないからきれいだろうし、それに
小さくってかわいいし。しまっておいてもそんなに場所
とらないし‥



明日は、やっと運動会ができそうです☆




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ジャム・マフィン

2008-09-20 18:31:46 | 好きなもの・お菓子

久しぶりに、お菓子づくりなんかしちゃったりして。

WHY?

もう関東地方からはだいぶ遠ざかったと思いますが、
のろのろ台風のせいで、今日予定されていた、小学校の運動会が、
昨日の段階で早々と順延決定となっていたのです。

こどもたちは、土曜日なのに、お弁当を持って、
授業の用意をして、学校へ行かなければなりません。
どんどん晴れ上がっていく空を見ながら、家に居る私は、
ぽかりと時間ができてしまい‥

賞味期限の過ぎてしまった小さなジャムのビンをすこし前に発見
してしまったので(未開封ですが)、それを使ってなにか作りたいと
ひっそり思ってもいたのです。


はじめは、ジャム入りクッキーにしようと思ったのですが、
プロの作ったクッキーがまだ残っているというのに、作るのもね~と
思い直し、レシピのコピーの中から、いいものを発見しました。

「はらぺこあおむし・ジャムマフィン」です。

以前図書館で借りてきたこの本に載っているものです。



ちょうどケーキ用マーガリンが残っていたし、ヨーグルトと牛乳が
入るところも気になるし(味に影響があるのかなあとか)、
お砂糖控えめで、その代わりにジャムを入れてください、というのも、
私が求めていたものにぴったりで、嬉しくなって意気揚々と作りました。
30分もあれば型に入れるところまで、すべてできてしまうお手軽さも、
よかった、よかった。

ただ‥。

小さいマフィン型(パフ型)はあるのですが、普通のマフィン型は
持っていないので、中に敷く紙だけでもいいかなあ、きっといいよね、
と、生地を入れてしまいました‥。

味はとっても、おいしくできたのですが、形だけみると、とてもマフィンとは
言えず、蒸しパン? いえいえ、ふかしまんじゅう? といった
ところでしょうか。


リベンジというわけではないけれど、なんか急に、普通サイズの
マフィン型が欲しくなってきました。

ひとつ食べれば、もうおなかいっぱいだね、というような
大きな(そして横に広がっていない)のを作ってみたいなあ ♪

今回は、未開封カシスジャムと、手作りプルーンジャム(画像なし)を
入れましたが、最終目標は、大好きなアメリカンチェリー入りの
マフィンです。(あーやっぱり型買わないと・笑)


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2008-09-16 22:06:03 | 想うこと
今日の夕方食べたクッキー(写真右側)には、
梨が入っているんですって。

お作りになった方に「2時間くらい煮詰めたんです」と
聞いていたし、パッケージの後に、国産小麦粉・バター・
梨・きび糖・塩・レモンと書いてあったから、そうなんだこの味が
梨の味なんだと、わかったけれど、もし知らなかったら、
私にはきっと当てられなかったと思います。梨のクッキー。



そういえば、3年前に亡くなった父は、果物のなかでは梨が
好きでした。(好きだったこと、今、思い出しました。)

日曜日には、妹を呼んで、ちゃんとお墓参りにも行ったのに、
梨が好きだったこと忘れてました‥

そうそう、チーズケーキも好きだったな。
コーヒーには、クリームは入れずに、お砂糖だけ入れてました。

全部食べてしまわないうちに、明日は、梨クッキーと
もうひとつの「エスプレッソ・クッキー」もお供えしましょう。

エスプレッソ。
私はかなり好きな味だけど、「これは苦いな」と、たぶん言われます。





こちらは、バジルのクッキー
ビールに合うクッキーって、あるんですねー
すごくおいしい ♪



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お月見・前夜

2008-09-13 22:27:49 | 好きな絵本
こんなに月がきれいで、
こんなに風が気持ちがいいと、

ばばばあちゃんでなくっても、外に出て、星空を見ながら
寝られたらって思ってしまいます。




私は冷たい水だけ用意しておけば、冷蔵庫やレンジや
ましてやアイロンやにんじんなんかは、必要ないですね。
あ、頭のスカーフも・笑


数ある、ばばばあちゃんのお話の中で、この本が一番
好き♪ です。

いそがしいよる』  さとうわきこ 作



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WIND UP スクーター

2008-09-09 18:36:46 | 好きなもの・Tシャツ
今朝は、空気がとっても澄んで、空が高くなっていて、
昨日までの夏の雲も消え、すっかり「秋」が広がっていました。

暮れる前から、南の上の方にあった、半月もとてもきれいで‥
すこしの間、月が光りだすのを見てました。

と、
すっかり気持ちは秋モードに入っていますが、
この気持ちのよい天気の中、久しぶりに新柄Tシャツの
プリントをいたしました。

プリント作業は、いつでも、どんなときも楽しいのですが、
新柄の時は、特別です。
緊張感もあるし、決めることも多いし‥





白いボディに、青色のインクのスクーター柄です。

もう過ぎてしまったのですが、一応、アニバーサリーTシャツ
なんです。BOOTS&STICKS 一周年記念の。

おいおい、この柄についてのお話は、HPこっちのブログ
あっちのブログでさせていただくと思います。
どうぞよろしくお願いします。

そうそう、両面プリントです。


今日刷ったのは、レディースM・L
メンズM・L JSサイズ
キッズサイズ160cmです。



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布に関するものがたり@ヒナタノオト

2008-09-06 10:22:21 | 好きなもの・美術館や展覧会

9月4日のもうひとつのお楽しみは、日本橋のヒナタノオトさん
この日より始った 宮本佳緒里さんの「ガマ口」展に行くことでした。
作者の宮本さんが在廊されているとのことだったので、とても
わくわく。

以前に、ヒナタノオト工芸帖で、こんな文章に出会っていたからです。
4月18日のブログよりの抜粋です)


  お店を持つまで、日本中、旅を続けてきた宮本さん。
  お店を持ったら、旅ができませんね、といった私の言葉に、
  「お店と旅って、おなじやったんや。」
  と。
  「毎日どんな人に会えるんかなぁ。ってほんとわくわくなんですー。」
  ((注)アクセント、大阪調でヨロシクです)

  なんか、胸がすううっと広がりました。
  そうか、お店は旅やったんや(私もすぐなりきる)
  そう思ったら、ヒナタノオトを持てたことが一層ありがたく思えてきました。  


旅と、お店を持つことは、正反対に思えるのに、それをイコールに
感じることができる人ってどんな方なのだろう、と思っていました。
それと、5冊の本を選んで、それに合わせた「ガマ口×コトバ」展
という企画もとても魅力的でした。


午前中から、代官山で、すでにテンションは上がっていて‥
ふわふわした感じのままに階段下からお店を覗くと、なんか店内は
いつにも増して、ひとがたくさん‥
お店に入り、最初に目に飛び込んできたちびガマ口を手にする前に
「あーそれはね、ラオスからきた布なんですよ」と声がして、
他のお客様に説明している話の輪に勝手に参加。
その後も何度そういうことがあったでしょう。

自分がこれ、と思うものを手にとりながらも、他の方が選ぶものが
気になって気になって。
宮本さんが、誰かの選んだガマ口の布についてのお話をすると
それがとっても欲しくなってきて。
私たちいったいどれくらいの時間、そういうことを繰り返して
いたでしょう。(いつもいつも長居してしまって、ヒナタノオトさん
すいません。)

で。
やっとやっと決めた私のガマ口は、「こんな子」です。



すごく素敵でしょ?

左側の白い布は、タイのホワイトモン族の古布ですって。
(山岳民族のモン族の中でも白い衣装しか着ないからホワイトモン族って
言われていて‥そこのスカートだった布とのこと)
アクセントとなっている赤は、ラオスシルク。
真ん中あたりには味噌のこうじ袋が使われています。

そういう布についての説明が、鈴と一緒についているタグに
細かく書かれているんです。(さらさらっと宮本さんがその場で
書いてくれるのです)

小さい方のガマ口は、タイ・中国の麻中心、ミャンマーの布
日本古布と書いてありますが、ほんとうに小さい、5ミリ角の
布でも、これはベンガラ染めとか、これはどこそこの誰々が
染めた柿渋とか、宮本さん、全部わかるんです。
(教えていただいたのに、もうほとんど思いで出せない私です)

ほんとうに楽しい時間でした。
ああいう楽しさって、大人になってから味わうのって難しいなという
種類の、とっても懐かしい感じの。
(うちの12歳の娘が、友達と笑い転げているときに似てるかも)
ご一緒した、はらぺこさんまつかぜさん。そしてお店で会えたひなこさんが、
選んだものを、テーブルに乗せると、みんなでそれを囲み、ああそれもいいねえ、
そういう組み合わせもあったのねー、なんて・笑。



細かく繋ぎあわされた布を、最初にみたときはクレーの絵のよう、と
思いました。
だから、絵を描くような気持で布を繋ぐのかなと思い、お尋ねしたら
「日記を書くような感じに似てる」っておっしゃって。
そしてミシンを使うのは、もちろん強度のこともあるけれど、
自分の(気持ちの)はやさと合っているから、という言葉が印象的でした。


パチン。パチンと何度開けたり閉めたりしたでしょう。
ガマ口を開ける、また閉める。その繰り返しの中に、
遠い国や、遠い昔からやってきた布にまつわるおはなしがつまっていて、
宮本さんが、こめた気持ちと時間がつまっていて、ヒナタノオトで
過ごした私たちの楽しかった時間がつまっています。


そうそう、うしろ側はこうなってるんです。




宮本佳緒里展は、9月15日(月)までです。
本日6日(土)も宮本さんは、いらっしゃるとのことなので、
今からお出かけになれば、たっぷりお話聞けますよー。





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末盛千枝子さん講演会5@ヒルサイドテラス

2008-09-05 19:13:40 | 好きなもの・講座やワークショップ

昨日は、代官山ヒルサイドテラスでの、第5回目の
セミナーの日でした。

「生きる知恵ーシャーロット・ゾロトウとともに」です。


私が持っているゾロトウの絵本といえば、ただ1冊、
『いつかはきっと』
それも、知ったのはこのブログを始めてからなので、つい最近です。


私の絵本歴は、折につけ書いているとおり、娘が誕生してから
なので、わずか12年くらい。自分が子どものときに絵本を楽しんだ
記憶がほんとうにわずかだったので、それを埋めるかのごとく、
あるいはのどの渇きを癒そうとするかのように、絵本の楽しさを
娘の成長とともに追ってきました。

そしてブログを始めたことがきっかけとなって、さらに絵本の世界の
幅が広がり、たくさんの絵本作家やその作品を知るようになった
のですが、それにもかかわらず、なぜゾロトウの本は私の近くに
ないのかということを、今回考え、そしてひとつの答えが見つかった
気がしています。
それは、末盛さんが、1972年に書かれた文章のコピーの中にあった
こんなエピソードからなのですが‥

小学校3年の時に、毎朝一緒に登校していた仲良しの子が、
ある日突然、別の子と一緒に登校してしまい、その理由を
たずねてみる勇気もなく、、また自分が悲しそうにしていたら、
親に心配をかけるし、自分だってもっとみじめになるだけだからと、
誰にも気づかれないようにしていたというのです。

そして、今でもきっとそういう子どもはいるだろうが、
今ならその子たちには、ゾロトウがいて、あたたかく話しかけて
くれるでしょう、と結んでいます。


私も、自分が考えていること、特に負のイメージに
つながることは、家族には決して知られまいとしていたので、
その頃の屈折した気持ちが、今でも心の隅に残っていて、
ゾロトウの本に伸ばしかけた手を、ひっこめさせてしまうのかなあ
だから、ゾロトウとは縁遠いのかなあと、思ってしまいました。

何段も階段をとばしちゃったみたいな結論ですが、
ゾロトウの本の魅力は、末盛さんが書かれていたように、

   日常のごくありふれた誰にでも覚えのある小さなことに
   光を当てて、それを輝くような絵本にしてしまう魔法使い

だと思うです。

この「日常のごくありふれた誰にでも覚えのある小さなこと」
というのがクセモノで(笑)、
今でも、それを思い出すことがなんだかこわいのかもしれません。
本の中に登場するねえさんやいもうとが、あまりにも「近く」って
ぎゅっと心の襞が寄るときに、身構えてしまうからかもしれません。

小さい頃にとても悲しい事件があったわけでも、傷を負ったわけでも
なく、ふつうに、大切に、不自由することなく育ててもらったと、
両親のためにことわっておきますが、それでも、まっすぐに気持ちが
伸びていかなかった思いがあるのは、私自身の感じ方のせいだと
思っています。

娘も12歳になり、もう娘とともにゾロトウの絵本を楽しむことはないかも
しれませんが、でも、いつかは私も、切なさに負けないで、
ゾロトウの本を手にすることができるかもしれないという
予感がしてきています。だって、原因がわかったのですから。





人生に大切なことはすべて絵本から教わった、というこのセミナーは
本当に、いろいろなことを教えてくれました。
10月からは好評につき、パート2が始まるそうです。
その1回目は10月16日(木)で、すでに予約受付中です。


そうそう。
このセミナーのもうひとつの楽しみは、ブログで友達になった方々と
会ってお話ができるということです。
昨日は、こももさんnaoさんと、初めてお目にかかりました。
すごくうれしくって、毎回軽い興奮状態に陥るので、
昨日は、ゾロトウのサインが入っている貴重な本を、見逃して
帰ってきてしまいました。残念です。


昨日はこのあと、もうひとつのお楽しみが待っていました。

つづく‥





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