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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

妹の誕生日

2010-10-27 11:00:17 | ふと思ったこと
今日は、妹の誕生日。

今気がついたのですが‥ということは、私がおねえさんになった日、
ということですよね。


これまで40年数年おなじように年が巡ってきましたが、そんなふうに思ったのは
今日が初めてです。



互いの子どもたちが大きくなって、最近は1カ月に1度会えばいいほうに
なってしまったし、8月の私の誕生日にはメールすら来ませんでしたが‥

誕生日は忘れてないけど、メールするのを忘れちゃったんだろうなあと
思えるところが、姉妹のよいところ、と思うことにしています・笑。
(ちなみに、私はもうおめでとうメールはしましたけど、ね)


そうそう。 妹がらみでもうひとつ。
これは、昨年くらいに気がついたのですが‥妹はさそり座のA型なんです。
11月15日生まれの私の母も、さそり座だなあと漠然と思い、義妹の誕生日は11月10日。
じゃあ、やっぱりさそり座だ、となり、他にさそり座の人っているかなと探したら、
大学時代からの友人や、埼玉県民の日が誕生日と知った友人‥
しかも二人とも私と同じ年‥や、奈良方面の友だちが、そうだったのです。

私って、さそり座の方々に囲まれて、いえ、支えられて、いるのだなあと
思った次第です。



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ハガキのリレー

2010-10-24 18:25:03 | 日々のこと
ハガキのリレー」のハガキ、先週の金曜日に届きました。

ちょうどよい頃に届いたなあと思っていたら、こんな、主催者サイドの配慮が
あったのですねー。最後の最後まで、さすが、です。
 
 昨年は、がんばって早く投函しすぎて、余韻がないぞ、
 とのご意見もいただいたので、
 いろいろ考えて木曜日の夕方に市川の本局に持ちこみました。



うちに届いたハガキは今年は2枚。
娘rはお留守番だったので、せめて当日の雰囲気だけでもと、彼女の名前で
ハガキが届くようにと両親ともに「配慮」しましたが、本人はクールに
「でもうちに着くんだから、誰の名前でもおんなじでしょ」だって。
(おっしゃる通りでございます)

でも、2枚ともこんな素敵なハガキだったので、何気に嬉しそうでした。


こちらのハガキは小原聖子さん。 ワークショップに参加したかった私への
せめてものお慰み?

ペンダントヘッドのところにはマスキングテープが貼ってあり、受け取った方
おはがしくださいと、ちゃんと記されていました。



 こちらは、
すでに友の間で大人気の、木の鳥のブローチの成瀬綾さん作。

木工作家のイメージが、私の中では鮮やかに裏切られ、それがとても新鮮な驚きに
繋がりました。素敵なハガキがまた1枚、うちのホルダーに増えて嬉しいです。



****



ハガキのリレーのバトン、広がるかしら

の、言葉に後押しされて、早々にいただいたハガキのお披露目をしましたが、
私たちが書いたBOOTS&STICKSの名前が入ったハガキが届きました~と
いう方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお知らせくださいませ。

これも「風」が結んでくれたご縁ということで‥楽しみに待ってます。






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満月の「りすでんわ」

2010-10-23 19:50:06 | 好きな絵本
今日買った絵本のことを、その日のうちに書くのは初めてのことかもしれません。

でも、今宵は満月なので、やはり今日のうちに書いておかないと、と思いました。


りすでんわ
      高橋 和枝  作


だい28かい りすかいぎ で決まったのは、まちにある でんわという
べんりなものを つくってみよう ということでした。

でんしんばしらの代わりには、アケボノスギを、でんせんの代わりには
つるをあんだロープをわたしました。

そして‥

  でんせんを まどから いえのなかに とおし
  そのさきに ねんどでつくった でんわきを
  とりつけました。
 
  でんわの かいつうです!


小学低学年にも、これで電話は開通しないのでは、と見破られてしまうしくみですが、
りすたちは、大人も子どもも、大喜びです。

ある月のきれいな晩、おばあちゃんも月を見ているかどうか心配になった
りすの子は、電話をつかってみようと思いますが、使い方がわかりません。
窓から伸びているロープを見て、はっと気が付き、電信柱をかけのぼり、
おばあちゃんの家の方向を目指し、ロープの上を走ります。
何にも邪魔されずに走れるロープの上はとても快適です。りすの子は
嬉しくてくるくるまわってしまうほど。

最初に「りすでんわ」のしくみを知った時から予想できた使い方ですが(笑)
こういう話、決してキライではなく‥いえ、大好きです。



きれいな月を見上げる夜は、あの人やあの人や、あの人は見ているかなと
何人も、友の顔が浮かびます。
有難いことに、ロープの上を駆けていかなくとも、PCのこっち側から、あっち側にいる
人へ、メッセージを送ることができる世の中に住んでいますが、気持ちは、
りすの子と少しも変わらないなあと思い、一層、りすへの愛おしさが増すのでした。
ふふふ。



*この本は本日参加した、はじめましての絵本たちこひつじ文庫 で
 買いました。

 ほかの新刊絵本の紹介も、覚書として残してければと思っています。


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こかげにごろり・あきいろのホネホネさん

2010-10-22 15:46:31 | ひらきよみ(読み聞かせ)
久しぶりに、小学校の読み聞かせに行ってきました。
3年生のクラスで2冊、読みました。

こかげにごろり

以前に読んだ時のログに、詳しい内容が書いてあります。


教室でこの絵本を読むのは、今日で3回目だったようです。
時間があれば、図書館へ本を探しに行って、外国の昔話を読みたいと漠然と
思っていたのですが‥まあ、この絵本も「外国の」であることに変りはないし、
私には、この話、おもしろく感じるのです。

欲張りな地主が、こかげで、百姓たちを休ませることをせず、その休憩場所を
売買の対象としてしまったがために、最後にはとんでもない結末が待っていたという
「懲らしめもの」の図式ですが、私は、道徳的にどうというよりも、季節によって
木の陰は、その長さを変えるのだという事実が、お話にうまく取り込まれているところが
とても好きだし、木陰の色に、ムラサキ色を使っているところがいいなあと思うのです。

‥今日の3年生の感想は、木陰に地主の家のお供えものが入り、みんながたいらげていく
場面でひとこと 「ラッキーじゃん!」と言った子がいました。

そうか、ラッキーなんだね、こういうことって・笑。



もう1冊の『あきいろのホネホネさん』

もう単行本化されているのかと思っていましたが、なっていないみたいですね。

こちらに過去ログと、ホネホネさんシリーズについて書いてありますが、前は
1年生のクラスで読んだみたいです。

「ぼくたちのけっこんパーティをします」の文に、1年生は、かなり反応してたけど
3年生はクールなもんでした。



早く読み終わってしまったので、隣のクラスをのぞいてみたら、そこでは
『ぶたのたね』と『またぶたのたね』を読んでいました。
あーそういうのもよかったな、と思いました。


来週は4年生のクラスに行く予定です。


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黄色+グリーン

2010-10-19 14:43:11 | 好きなもの・Tシャツ
昨年に続き、工房からの風で、トキニワカフェ庭の駅のスタッフの方が、
当日ユニフォームとして着るTシャツを、BOOTS&STICKS が作らせていただきました。



絵柄は、昨年とまったく同じなのですが(大野八生さんの絵です)、ボディの色と
プリントの色が変わると、また違った表情が生まれてきます。


黄色地に、グリーンのプリントはどうでしょう、可能ですか?と
ディレクターさんからお話があったとき、私たちも始めての試みだったので、
ほんのちょっと迷いがあったのですが、すぐに楽しみな気持ちに変わっていきました。

いつもは、白、黒、ネイビー、グレーの4種類展開なので、今回のような
明るい色のボディに、これまた初めてのグリーンインクでのプリントは、
とてもよい経験になりました。(ありがとうございました)
※グリーンのインクに他の色を混ぜて作った今回のグリーンは、「らふとグリーン」と
名前がつきました。





こちらは、トキニワカフェのスタッフのみなさん。遠くからでもはっきり見えて、
茶色のエプロンとも、とても良い相性で‥お茶を飲みながら、自分の顔が
にやにやしてきて、アヤシイ人になりそうなくらい、嬉しかったです。



今年は、オブザーバーの方や、デモンストレーションを行った作家さんも
Tシャツを着てくれていましたねー。

お庭の中で、黄色がちらちらと目に入るたびに、ぱっと、気持ちの中も
明るくなりました。



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纏う人たち

2010-10-18 16:12:58 | 好きなもの・工房からの風

工房からの風 終わっちゃいましたね。

日曜日の傘マークがいつの間にかなくなっていて、土曜日曜ともによい天気で
ほんとうによかったです。

毎回毎回、テンション高く当日を迎え、すこし気持ちが落ち着くお昼頃に
去年はどうしていたっけ、その前はどんなことがあったっけ、と思い返すのですが、
なかなか記憶の糸が繋がらず、帰宅してからも、翌日になってからも、
今年の余韻の中で、その前のこと、前々のこと、さらには初めて出かけた日のことなんかを
愛おしく反芻しています。



今年、たくさんの人波に半ば圧倒されながら、最初に向かったのは、
舞良さんのブースです。
テントの脇が布で覆われ、ぽこぽことあいた穴から、手織りのストールや
布が見えているという、なんとも愛嬌のある展示。(詳しい写真こちらに)
ほおっーと感心している間も惜しんで、私の手は一番近くにあった布を、
もう手にしていたのですが・笑
鏡に合わせてみたら、20秒で、この布(四角いネックウエア)が自分に合うことを発見&認識。
あっという間に、とても好きになりました。

気がつけば、琴子さんもすぐ隣にいて、すこし前にご購入された布や、
今まさに決めようとしている布を、かわるがわるに見せてもらったり、見てもらったり。
そういう時間のなんと貴重で楽しいこと!
まいにちまいにちの時間も、もちろん私自身の大切な「日常」なのですが、
大きい声や、甲高い声、主張する声の中にいると、気持ちの柔らかい部分が
どんどん少なくなっていくのがわかって、とても疲れを感じます。

らふとの庭に行き交う人たちを見ているだけで、その場所に、そのとき自分が
居ることが嬉しくて、ふいに涙がこぼれてしまったり??と、思ってしまうほどでした。


作り手の方たちが50人余り。使い手候補の方々が、2日間で、どれくらい
いらっしゃったでしょうね~

でも一番多かったのは、纏っている人たちだったなあと、思っています。
気持ちのよい秋の陽射し、澄んだ空気、楽しそうな笑顔、弾む声、そういうもろもろを
あの場所に居たすべての人が、自然にふくらんでくる気持ちの上に、
纏っていたと思います。





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奇しくも‥?

2010-10-14 07:36:00 | ふと思ったこと
南米チリの、サンホセ鉱山に閉じ込められた作業員33名が、今日の午前中には
すべて救出される見通しですね。昨日の報道を興味津々で追いました。

地下700メートルにも及ぶ長い長い穴‥


奇しくも? 本日アップされた 光の本 「絵本の栞」で選んだ本は、
あな』でした。

なんとなく、私的には、おおっって感じです。




読んでいただけたら嬉しいです。



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愛おしき小さな人ともの

2010-10-12 18:36:58 | 好きな本
うわさ通り、期待とおりの、本でした。

引き出しの中の家
     朽木 祥  作    金子 恵 画


引き出しの中のお部屋を思いついたのは、七重ちゃん。
大好きなうさぎの人形、ピョンちゃんのために、女の子なら誰でもうっとり
せずにはいられない、ベッドや、椅子や、バスタブや、キルトを、お母さんにも
手伝ってもらいながら作りましたが、大好きだったお母さんは病気で亡くなり、
新しいお継母さんは、ピョンちゃんを捨ててしまいます。
「引き出しの家」とともに、お母さんの実家に移ってきた七重‥


ふさわしい大きさのものを仕立てれば、きっとやってくる

この言葉通り、あるとき、七重の作った「引き出しの中の家」に、独楽子と名乗る
「ちいさい人」がやってきます。
独楽子は、身長が10cmにも満たないくらいの小さな小さな人‥花明りと
呼ばれています。
見た目は人間そっくりで、でも心もち、手と足が大きいのです。


七重と独楽子のことが語られる第一部は、あっけない幕切れで、早々に終わってしまいます。
気落ちしながらめくった第二部に現われたのは、なんとも元気な薫という少女。
薫のおばあちゃんのお姉さんが、七重の、早くに亡くなってしまった
お母さんにあたるのです。

七重と薫を結びつけてくれたのは、今はおばあちゃんがひとりで住んでいる
ライト様式の古い家。ここのお庭の木に花明りは住んでいるのです。



・・・・読んでいて、二度ほど、涙がぽろぽろとこぼれてきました。

最初は、約束していた時間に、独楽子が間に合わず、それでも一生懸命
辿り着くと、七重の部屋の窓はぴったりと閉ざされていて、どこにも独楽子が
入る隙がなく、別れの理由を知らぬまま、独楽子が悶々と時を過ごしていくところです。

二度目の涙は、最後の場面。
独楽子が過ごした40年という時間を想い、そこに、薫や桜子のけなげさと愛らしさ、
また、薫のおばあちゃんの、桜に対する気持ちや、老いるということなどなど‥
いろんな気持ちと自分の思い出までもが重なりました。



よーく目を凝らしていると、見えなかったものが見えてきて、瑠璃のような
小さな青い鳥までも、いつしか認識できるようになるのかなあと思ったり。
目を凝らすということは、気持ちを穏やかにして、心の中を覗き込む
ようなことだよね、と思ったり。

小さな愛らしいものたちを、丹念にこしらえようとする気持ちのゆとりと
穏やかでピュアな目を、持ち続けている人には、ほんとうに花明りは見えて
いるのかもしれないです。




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特別展「和田誠の仕事」@たばこと塩の博物館

2010-10-09 18:31:50 | 好きなもの・美術館や展覧会

冷たい雨の土曜日でしたが、予定していた通り、ヘアカットを済ませた後
渋谷まで行きました。たばこと塩の博物館で開催中の特別展をみるためです。

雨のおかげか、渋谷駅周辺も、公園通りも、展覧会会場内も、ほどほどの人で‥
ゆっくり楽しみことができました。

会場も大きくないし、作品の数も、和田誠さんの今までのお仕事内容とその中味の充実度を
思えば、少ないといってもいいと思いますが、見ごたえはありました。

特に、今回の展覧会のために、過去の作品をすべてカラー作品に描きなおした
「ピース」のシリーズと、これって油絵と? 一瞬思わせられた、リキテックスを使った、
映画の中の一場面のシリーズ‥タバコが欠かせないシーン‥は
とてもよかったです。

和田誠さんは、(前にも書きましたが)1936年生まれで、私の母と同じ年に
生まれているのです。(なんと、横尾忠則さんも!)

そういう年代の方が、現役で活躍されていることをとても頼もしく思い、いつまでも、
いつまでも、お願いします、と手を合わせたいような(笑)気持ちになりました。

会場の中で、「ただいま製作中」という製作風景のビデオを観ることができるので、
(上映時間は30分弱です)展覧会へ行った方は、ぜひぜひお薦めします。
※私は、4階の会場で観たのですが、1階会場へ降りてきたら、そこでも同じものを、
さらに大きなテレビで流していました。なーんだと思いましたが、4階で観ることの
利点は、描かれた絵を、再度見直しに行くのが容易だということです。



***



この後に、今度は六本木へ行き、今日まで開催だった「あいもも展」を観ました。
4月にお亡くなりになった、沢田としきさんの双子のお嬢さんが中心となって
開催していた展覧会です。

こちらもとてもよい展示でした。


10月9日。ジョン・レノンの誕生日に、74歳の和田誠さんの絵と、
51歳で、病で逝ってしまった沢田としきさんの絵を、観ることができたのは
偶然が重なってのことですが、それでも、深く心に残る一日となりました。



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理由がいらないこともある

2010-10-07 16:37:35 | 好きな絵本
シリーズものを読むのは大好きで、もちろん1巻目から順に読んでいくのですが、
絵本の場合は(順番でなくても)いいかなと思い、5 の↓の絵本を買いました。

出たときからとても気になっていた絵本なのに、なぜ今頃になって、5だけを
買ったのかというと‥その時そのお店には5しかなかったからで、でも、中を
ぱらぱらと見ているうちに、なんだかとてもいいような気がしてきて、欲しくなったのでした。


セーラーとペッカは似た者どうし


とても「いいような気」になったのは、コラージュなども使った絵の魅力、プラス
色の使い方というか、色そのものがとてもよかったからです。

絵本の後半、古い港の写真が12枚、見開きページで出てくるのですが、
そのページがちっとも浮いて見えない、というか、その古い写真が、しっくり
馴染んでしまう色使いがとてもよい感じなのです。


セーラーと、犬のペッカは、仲良しなだけでなく、とても似た者同士である、というのが
この絵本の内容で、何が似ているのかといえば、互いの問いに、「どうしてもだ」と
答えるところなんです‥やりたいことや自分が得意なことに、理由なんかないさ
ということなんでしょうね~なんか高感度大です・笑


本のはじまりで、サッカーくじが唐突に当たるのですが、他の4冊の内容を見ていたら、
4で、ちゃんとサッカーくじを買いに行ってるのですね~ジャクソン夫人もそこに
出てくるみたいだし‥。

ということは、やはり、4 もと思うし、2の「いったいどうした?セーラーとペッカ」も、
二人に何が起こったのか、とても気になるしー。
やはり、1~4までを順に揃えていくことにしましょうか。


   


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私の思ったことは「私」で話そう

2010-10-06 17:28:58 | 好きな本
スカイラー通り19番地』 読み終わりました。

さっき図書館へ返却してしまいましたが、ほぼ日で連載中の
「おとなの小論文教室」の本日更新の記事を読んでいたら、スカイラー通りの
マーガレットのことを思い出したので、すこしでも何か記しておくことにしました。

おとなの小論文教室の今日のタイトルは
「こども」という印籠ー2、現場にいない人はどこから来るか?

とてもおもしろい考察なので、ぜひ読んでみてください。

「こどもがかわいそうでしょ」とか、「こどもが聞いたらどう思うか」とか、
その場にはいないのに、自分で勝手に、こどもを引き合いに出して、つい優しい自分を
演出してしまいそうになること、私にもなかっただろうか‥と考えさせられました。


スカイラー通り19番地の、12歳の主人公マーガレットが、どうにも我慢できないことは、
話している人はひとりしかいないのに、「わたし」ではなく、「わたしたち」と必ず
二人称で話をする種類の人だと、文中にありました。
夏休みに入れられたサマーキャンプの先生が、まさにそういう人だったのです。
マーガレットはサマーキャンプには当然馴染めず、大好きな大おじさんさんのひとりが
迎えに来てくれるのですが、その後も、何度か「二人称で話す人」が出てきます。

自分ひとりの意見を言うのなら、「わたしは~」でいいはず。
そこを「わたしたち」にして話すことによって、こう思っているのは、私ひとりではなく
みんなの意見なの、ということを表して、優位に立とうとしているのでしょう。


マーガレットと、「こども」という印籠 から教えてもらったことは、自分が思ったことは、
あくまでも自分の意見として、自分の言葉で話しをするということでした。
なかなか難しいです‥




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10月のたのしみ

2010-10-04 21:09:14 | 日々のこと
10月のお楽しみといえば、市川のニッケコルトンプラザで開催される
工房からの風」ですよね?

わくわくしている方々のお顔が、次々に浮かびます。

私がここで書くまでもないことだとは思うのですが‥
そのわくわく感がさらに高まる director's voice お読みになってますか?

もしも。 もしもまだ、読んだことがないという方のために、お知らせして
おこうかなあと思いました。

ああこういう方が出展されるんだ、とか、へえ、こういう作品が並ぶのね、とか、
あの方はこの場所で、とか、あれを見るためには、ここへ行ってとか‥
全出展者の紹介を読み終わる頃には、わくわくを通り越して、頭の中が
ぐるぐるしてしまいますが(笑)、「~の風」前日まで、楽しむことができるのです。

ほんとうに楽しみですね♪



*****


楽しみいえば、今、秋の読書を楽しんいます。

図書館に予約した本が次々に届いてしまって、しかもその全部が
子供の本のコーナーに置かれている本なのですが‥
今読んでいる『スカイラー通り19番地』も、とてもおもしろいです。

絵本も‥絵本のこと、この頃さっぱりこのブログで触れていませんが、
なんか久しぶりに、新しく買ったり、読んだりした絵本のこと、書いてみようかな
書いてみたいなあという気持ちにもなってきました。

やっぱり秋なんですねー。






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