my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

はじめましての絵本たち@こひつじ文庫

2009-11-29 22:28:09 | 好きなもの・講座やワークショップ

すっかりクリスマスモードの、こひつじ文庫さん
今年最後の「はじめましての絵本たち」が、昨日ありました。

私は昨年の11月が初参加だったので、あれからまる1年たったのだなあと
思っていたら、ナビゲーターの三蔵さんも、こひつじ文庫さんでは、
ちょうど1年、とのことでした。

昨日のラインナップは、こひつじ文庫さんのブログで早速紹介されていますので、
今回は、自分の気になったものだけ、書き残しておくことにします。


〈日本の絵本〉では、この2冊。

さかさことばのえほん
 小野恭靖 作 高部晴市 絵

絵の感じと、描かれている紙の質感がおもしろい、と思ったら、
ダンボールに絵を描いているのだそうです。
高部さんの他の絵本を、私は知らないのですが、ちょっと検索してみたら
他の絵も、ダンボールに直接、みたいですねー
今度探して、見てみようと思います。

もう1冊は‥

「トイちゃんとミーミーとナーナー
 どいかや 文  さかいあいも 絵

どいかやさんの文章に、人形・布絵作家のあいもさんが、布と羊毛、フェルトなどを
使って、絵を製作した、すごくキュートな絵本です。

トイちゃんというのが、水玉ワンピの女の子で名前で、ミーミーとナーナーが
ネコちゃんの名前。3つの、短い話が入っています。

布使いがとってもかわいいのは、表紙をみただけでわかると思いますが、
トイちゃんの、しぐさ‥後姿の時の交差した足とか‥たまらなくかわいかったです。

 ※茅ヶ崎の本屋さんで、原画展&サイン会があるそうです。
  こちらに案内がありました。


〈海外翻訳絵本〉 好きな感じの「絵」の本が、何冊もありました。

サラちゃんとおおきなあかいバス」  
ジェーン・ゴードウィン文 アンナ・ウォーカー絵 石津ちひろ役

ふしぎな家族
ペーター・シュタルム作 ユッター・バウァー絵 まつながみほ訳

ほらふきじゅうたん
ディヴィッド・ルーカス作 なかがわちひろ訳


大御所の作品も‥
ブルンディバール
トニー・クシュナー再話 モーリス・センダック絵 さくまゆみこ訳

かしこいモリー
ウォルター・デ・ラ・ルメ再話 エロール・ル・カイン絵 中川千尋訳

まいごになった子ひつじ
ゴールデン・マクドナルド作 レナード・ワイスガード絵 あんどうのりこ訳

ゴールデン・マクドナルドは、マーガレット・ワイズ・ブラウンの4つあった
ペンネームのうちのひとつだそうです。



〈クリスマスの絵本〉の紹介もありました。

まず楽しみだったのは、うわさの?! エリーちゃん。
赤い表紙と、その小ささがかわいいです。1956年に描かれたものらしいです。

エリーちゃんのクリスマス
メアリー・チャルマーズ作 おびかゆうこ訳

クリスマスのかね
レイモンド・M・オールデン原作 竹下文子 文 山田花菜 絵

クリスマスのてんし
エルゼ・ヴェンツーヴィエトーレ作 さいとうひさこ訳

この絵本は、とってもかわいい「しかけ付」で、今回の一番人気だったようです。
私も、クリスマスプレゼントにしようと思い、選びました。


講座のあとは、お茶あり、トマト鍋あり、万華鏡あり、もちろんおしゃべりあり、の
とっても楽しい時間でした。
(一緒に参加したチョムプーさんのブログにも詳しく載ってます)

どうもありがとうございました。


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木の実と果の実@galleryらふと

2009-11-24 17:00:00 | 好きなもの・美術館や展覧会

気持ちよく晴れていた祝日のきのう、またまたらふとさんへ
行ってきました。

29日(日)まで行われている「木の実と果の実」というおもしろいタイトルの
3人展を観るためと、工房からの風のワークショップで作った陶板の受け取り
のためです。
(陶板は、のちほど写真を撮ったら載せようかなと思っています。
金子先生が、とてもステキに仕上げてくださいました)


木の実と果の実。

参加されているのは、陶磁の金子佐知恵さん、金属の長南芳子さん
ガラスのJUNIOさんです。

私がこんなこと書くのも、おこがましいですが‥
3人展のテーマと作家さんの組み合わせが、絶妙だなあと毎回毎回、
感心しています。
前回の「秋迎えの喜び」も、前々回の「my favorite things」もとても濃い内容でした‥
だから、今回もとても期待が高まっていて、そしてその期待以上の内容を
観ることができました。

テーマの絞りかたというか、どこにフォーカスを置くかというのが、
的確かつユニークなんですよね。ディレクターさんがとっても楽しんでいる感じ。
それが作家さんにもよく伝わっているので、作家さんも楽しみながら、
製作に取り組んでいるのでしょう。
なので、観に行く私たちも、在廊していた作家さんも、らふとのスタッフの方々も
みんなみんな笑顔になってしまうのでしょうね。

もう、どれもこれもかわいらしく、小さいもの好きにはたまりませんでした。
(そうそう、限定アソートボックスという魅力的なものをありました)


わたし今まで、UFOディシュッとか、ブーケとか、作品のなまえは知っていたのに
それを製作されているJUNIOさんが、ご夫婦ふたりのユニット名だとは
知らなくて、とても繊細な作品を作られる男の方だと思っていたのです。
でも、昨日、奥さまともお会いできて、アイデアは奥さまから出されることが多いとお聞きし
なるほど~と納得した次第です。

今回の展示の中にも、「3つの水滴花器」というのがあって、
花を入れる器と水滴との、3ピースで1セットなんだそうです。
とってもおもしろいコンセプトだなーと思いました。
水滴に見立てたガラスに(小さいペーパーウエイトって感じ)、花入れにさした
お花や草の緑や光が映って、すごくきれいでした。
ほかの作品もそうですが、なんかガラスの可能性というか、
ガラスの底力みたいなものを‥ぐいぐいではなく、さらっとでもなく、んーなんだろう、
楽しんでかな、やっぱり‥見せてもらった感じです。

長南さんのアクセサリーは、6月にオリーブのひとつぶの実のネックレスを買って‥
次は、「積もる時 しずく」かなと、ひとりで色々計画立ててますが(笑)
今回はまたまた「家」コレクションを増やしました。


それでいろいろ悩んだすえ‥
 うちにやってきたのは、
どんぐりの小物入れ。
洋ナシと並べると、なんだか洋ナシにも見えてきたりして。

ふたを開けると、こんな感じ‥金子さんの作品です。
種を入れようかなと思っています。
 ひいらぎやトウガラシは、
一緒の袋にさりげなく入っていて‥らふとのスタッフさんは、いつも
心憎い演出を欠かしませんねー


今週末にはもりのにわさんのパンも届くようです。

作品の画像はこちらで見られます→小屋の音  ヒナトノオト工芸帖




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フェルトバッグ完成♪

2009-11-22 18:24:48 | 好きなもの・ちくちく
先週土曜日の、キッチンフェルト&ランチの会で、「脱水状態」で
持ち帰ったフェルトバッグ。
乾燥させて、気になった脇のところを、ニードルでチクチクして、数日前
やっと持ち手をつけました。

糸は、以前にバッグの持ち手をつけたときに使った麻糸が残っていたので
それを使いました。

ふう。

初めてのことで、わからないことばかりでしたが、完成したバッグはなかなか
「それなり」に見えるじゃないですか!
作る前に思っていた倍以上の厚みがあり、とてもしっかりしています。
ふわっとした羊毛を何層も重ねたところから始まっているのかと思うと
愛おしさも倍増。
よくぞここまでしっかりしてくれた、って感じです・笑。

一緒にワークに参加したはらぺこさんが、とってもかわいいフェルトマスコットを
作っていたので、私も何かと思い、話題に出ていた「クルミボタン」のイメージで
いくつか作ってみました。

 これを最初に作り、いいかなーと思ったのですが、
作るのがおもしろくなって、

   あと2つ作りました。

ボタンというより、バッチみたいな感じになったので、

 こんなふうにつけたり、
 こんなのはどうかなと思ったり。

でも、何もつけない最初のが、いちばんいいかもしれませんね・笑



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コートニー

2009-11-20 15:24:01 | ひらきよみ(読み聞かせ)
先週、今週と、久しぶりに、小学校の読み聞かせに行ってきました。

毎年2学期の読み聞かせは、運動会が終わった10月から始まるのですが、
今年はインフルエンザの影響で、延期になっていました。

先週の2年生のクラスでは、借りてきてあった『3びきのくま』を、
そして、今日の3年生のクラスでは、『コートニー』を選びました。

コートニー
 ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎 訳

最初は、『おもいついたらそのときに』を読もうと思っていたのですが、
なんか一緒に借りてきた、バーニンガムの2冊が気になってきて‥
もう1冊は『ショッピング・バスケット』‥
3年生に読むのなら、コートニーかな、と思い、練習しました。

バーニンガムの絵本の中には、「大人対こども」の図式になるものがありますよね?
子どもの気持ちを、大人(おもに親)がわかっていないもの。

エドワルド』も、『いつもちこくのおとこのこ』もそうだし、『なみにきをつけて、シャーリー』も
両親は、こどもの大冒険にちっとも気付かず呑気な感じだし。

『コートニー』も、じいさん犬のコートニーの魅力に気がついたのは子どもたちだし、
両親は、コートニーが特技を持っていることを知ったときには喜んで、
家族の一員として迎えたのに、コートニーがいなくなったとたんに
「あのいぬはだめだっていったじゃないか」
「けっとうがよくなきゃ、たよりにならない」  です‥同じ大人として、人の親として
同じカテゴリーに入ってしまうのかと思うと、恥ずかしいです。


バーニンガムの絵本の魅力をひとことで言ったら、淡々と、かな、と突然思いました。
すごく劇的なことが起こっているのに、淡々と話しは進んでいくのです。

コートニーがいなくなったときだって、こどもたちは泣き叫んだりするわけでもなく警察へ行き、
両親が、ほら見たことか、という態度をとっても、反抗したり言い返したり
するわけでもありません。

あくまでも見かけは「淡々と」。

だから何度も何度も読みたくなって、白っぽい画面の中に潜んでいるユーモアが
癖になってしまうのかなと思います。


コートニーっておもしろい(=へんな)名前。
犬っていうより、ひつじみたい。
ひげがあるのは、おじいさん犬だったからなんだ。

読み始めたときの、3年の口から洩れた言葉です。



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くまとクッキー

2009-11-10 16:49:19 | 好きな絵本
誰でもきっと、一度は読んだことや、お話を聴いたことが
あるでしょうね。

うちに、この絵本はなかったけれど、とても懐かしく思い出せるのは
たぶん幼稚園で読んでもらったからかなあと思っています。

3びきのくま
 トルストイ作 バスネツォフ絵 おがさわらとよき訳


しばらくぶりに読んでみたくなったのは、ことり文庫さんで
今開かれている、布とお菓子の、ものがたり展のせいなんです。
ことり文庫さんのサイトの説明文を載せておきますね。
その方が、どんな内容かよくわかると思うので。
(あとこちらこちらでも、店内の飾り付けやクッキーが並んでいる様子がわかります)


昔読んだ物語が、こころの中で少しずつ育ち、それぞれのかたちに。

いろいろの素材から、動物たちを作りだす
モビール作家のhappa doさんと、
体にやさしい材料で、おいしいクッキーを丁寧に焼き上げる
焼き菓子工房n*cafeさんが、
絵本屋を舞台に、童話「さんびきのくま」「ブレーメンのおんがくたい」
「こびとのくつや」の世界を、つくりだします。




7日(土)にはスープカフェもあったんですよー
行きたかったな。

n*cafeのnaoさんが、このフェアのために作った3種類のクッキーを
ぜひぜひこの目で見たい!と思い‥7日にスープカフェに行った
買っておいてもらったのです。
14日には受け取れると思うので、すっごく楽しみ♪

本を開いて、こどもと一緒に声に出して読み、そのあとで、クッキー食べようね、と
なったら、なんてステキなことでしょう。
この形は、おかあさんクマだね、とか、こっちは女の子だよ、とか。

もうそれは叶わぬ夢なので(笑)、早速絵本だけは、声に出して読んでみました。

そしたら。
もうすっかり忘れていたのですが、おとうさんぐまは、ミハイル・イワノビッチ
おかあさんぐまは、ナスターシャ・ペトローブナ、そしてこどものくまは
ミシュートカっていう立派なお名前がついていたのですね。

読み返してよかった。

そして、もうひとつの発見は、おおきな くまは、じぶんの おわんを
てにとって、なかを のぞいたとおもうと、こわい こえで ほえました。

と書いてあったこと。

こわい こえで 言いました、ではなく、くまだから「吠えた」のですね。
おとうさんぐまだけじゃなくて、おかあさんぐまも ちゅうくらいの こえ で
ほえています。

とても新鮮に感じました。
  
ラストはどうなるのかなあとうろ覚えだったのが、はっきりして、これもよかったです。

ことり文庫さんのフェアは、11月30日までです。
(でも、クッキーはそんなに残っていない気がします)
クッキーがうちにやってきたら、今度は、ブレーメンの音楽隊と、
こびとのくつやも借りてこようかな。


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ほわ☆ふわ

2009-11-05 14:43:51 | 好きなもの・ちくちく

 rちゃんのママが、せっせせっせと作っていたものが
 やっとできあがったみたい。

    なんだろう?
 なんか、ふわふわしてるぅー
 チェリーちゃんたち、〈グルミ族〉のお布団かな。



 それとも、
 もしかして、チャリ-ちゃんの帽子とか‥?

 ほら、ぴったり!
 ママ、ありがとう。これって、チェリーちゃんの帽子だよね?!




チェリーちゃん。
それをかぶるのは、チェリーちゃんじゃなくって‥

 このポットさんなの。
 ごめんねぇ。


 なんだーそうだったんだあ。


 今からおいしいお茶をいれるからね、チェリーちゃんも、待っててね。

   はーい!

 でも、ママ。
 なんで、ポットさんがお帽子かぶるの? ポットさん、外へでないのに。

 
ポットさんのお帽子は、ポットさんをずっとあっためておくためなのよ。
 そうすると、中のお茶がおいしくなるの。

 
へえーそうなんだ。
 ふわふわで、ほかほかのポットさん。いいなあ♪


 
          ‥         ‥         ‥



 *意気込んではじめた、コングレスへのこぎん刺しが、やっとこんな形で
  完成しました。
  最初は、袋ものにしようと思って刺していったのですが、あまりの下手さに
  外へは持って出られない、と気づき、家の中で使えるもの‥と考えた結果の
  ポットカバーです。
  行き当たりばったりでやっているので、ポットカバーに仕立てようと思った時
  には、長さが足りず、別の生地を足したり、逆に、上の部分は余って、折り込む
  ことにしたり‥
  中にキルト芯と綿を(多めに)入れて、ほわほわにするのだけは忘れないように
  したけれど‥の出来上がりです、オハズカシイ。
  ちなみに、糸は、こぎん用の生成り色と、未ざらしの糸を、桜落ち葉で染めたもの
  (ピンク)と、コデマリの枝葉で染めたもの(マスタード)を使いました。



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this is MJ

2009-11-02 16:00:30 | 好きなもの・映画やDVD
近所のMOVIX、ファーストデイ・サービス料金だったため、
昨日ひとりで、映画を観てきました。

マイケル・ジャクソンの、幻となってしまったコンサート@ロンドンの、
リハーサル風景を収めた映画です。

   『THIS IS IT

これが、リハーサルというのなら、実際のコンサートは、どれだけ
凄いものになっていたのでしょう。
そもそも、これを「コンサート」と言っていいのかなあとも思いました。

映画が始まって、すこし時間がたって。
これは何かに似ている、という気がしてしかたありませんでした。

溢れる音と、小気味良いダンス。
1曲ごとに非常に作りこまれた舞台装置や背景。
時折挟まれるインタビュー。
誇らしげに、マイケルと仕事ができる喜びを語るスタッフなどなど‥

そう、まるでディズニーランドの新しいアトラクションのような、ハリウッドの
新作映画の発表のような‥そんな「アメリカ的なもの」で溢れていたのです。
とても前向きで、キラキラ光っている、プラスのエネルギーで満ちていました。


すべては観に来てくれるファンのために。

何度かマイケルは、とても静かな口調で、そう言っていました。
リハーサル最中の、スタッフとの会話も、とても丁寧な態度で、とても物静か。
そして、細かいところにも、入念に気を配っていて‥
私は、特にファンというわけではないので、マイケル・ジャクソンという
ミュージシャンをよく知りませんが、この映画を観る限り、
彼がキング・オブ・ポップと言われるのもわかるなあと思いました。

作りこまれた映像や装置は素晴らしく、アトラクションに乗っているような
驚きを覚えましたが、でも、最終的に一番は、当たり前ですが、マイケル・ジャクソン
その人のダンスと、彼とともに踊るダンサーたちの鍛え上げられたボディでした。
世界レベルのオーディションで選ばれただけあって、ダンサーたちは凄いです。
皆20代なのかな。でもその真ん中に居るMJは、50歳だなんて、本人すら
信じられなかったのではないでしょうか。

スリラーにしても、ビートイットにしても、ビリージーンにしても、もう今から
25年前くらいのヒット曲だということと同じくらい、信じられない気持です。


大好評につき、上映期間がさらに2週間延長されたそうです。
予告篇はこちらから。




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