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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

手帳リレー 2010から2011へ

2010-12-31 18:06:10 | 日々のこと
やっとやっと、やろうと決めていたことは「ほぼ」終わりました。
(決めていないことはまた今度です)

ふう。

あとは、2011年手帳を、ちゃんと明日から使えるようにする作業だけです。


一昨日の夜と、昨日の夜、今年の手帳を最初から1枚1枚めくってみて、
覚書やら、本のメモやら、レシピやらを、読んだり書きうつしたりを
やってみました。

1年なんて過ぎてしまえばあっという間、ですが、読み返してみると
色々書いてある日がけっこうあって、すこし読んだだけでも、ああ、
あの日ねと、思い返せることも多々あって‥ちゃんと「1年」が
過ぎてきたのだなあとやっと実感できた気がします。

でも。
明日から始まる来年は、こういう作業をしなくても済むように、もうちょっと
インデックスをうまく使っていこう、と考えたりもしています。

読もうと思ってメモしたけれど、読めなかった本がたくさんあって、それを
新しい手帳の後のページに書き写すのがけっこう大変だったし。
絵本の栞光の本 で書きたい本として選んだ絵本の題名や、
思いついたことも、みな、手帳のその日のところに書いているので、
それも今年のを踏まえつつ、見つけやすいようにしていきたいしー。


ブログだけじゃなくて、ちゃんとまとまった文章を、
読んでもらうということを前提にして書いている「絵本の栞」。
今年起こったできごとの中で、私自身のことでいえば、一番のことでした。
来年も、精一杯を尽くしていきたいです。そして、その他にももっと
文章を書くことに向き合っていこうと思います。


そして。
来年の目標というか、モットーも、つらつらと考えました。

ひとつは、「いつかやろうと思っていることは、今やろう」

これは明日やるつもり、とか、これは来週、とか、思って伸ばしのばしに
するのは極力やめようと思います。覚えておかなくちゃと思う前に、
やってしまえば、覚えておかなくて済むということです・笑。

もうひとつは、「知らない場所に出かけよう」

これは、目標というか願望かな。
行ったことがない街や町に、行ってみたいなあと、思うことが何度もあって、
ついさっきも、強くそう思ったので、それならこれを目標に、と思ったのです。
遠いところへ行きたいけれど、まずは、自分の足と限られた時間でも
行かれる所から始めようと思います。



****




今年一年、ブログやブログ以外で、お付き合いいただいたこと
ほんとうにありがとうございました。

明日から始まる新しい一年が、降り積もる雪のように、
小さな喜びや、小さな驚きや、小さなぬくもりの、ひとひらであっても、
やがて大きな雪だるまを作れるぐらいに、なりますように。


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めぐりあわせ

2010-12-24 22:49:21 | 想うこと
昨日、23日は夫の誕生日。
むかし昔は、この日とクリスマスイヴ・クリスマスの3日間をどんなふうに
仕事の都合をつけて、どんなふうに過ごそうかと、それはそれはわくわくしたものでした。

プレゼントだって、私なりにすごく考えて、工夫したつもりだったけど、
とっても喜んでくれたものって何だったのか、今はあまりよく思い出せません・笑。
(恋人時代に、一度だけ編んだセーターは、いつのまにか私のものになってました)

今年は‥朝起きてきたrが「おとうさんお誕生日おめでとう」ってばかでっかい声で
言いながら、パチパチと手を叩いたので、それに便乗して、負けずに
でっかい声で唱和しました。

でもね。
久しぶりに、ちゃんとプレゼントも用意してあったんです。

おもちゃのいいわけ

「サプライズ」ではなく、どっちかというと、「リクエスト」だったけど、それでも
すごく喜んでいました。(今までで一番??)



この本。
何年も前に、地元の図書館で見つけて借りて読んだとき、舟越桂さんのお名前は
知っていましたが、彫刻家の方が家族のために作った作品集、としてしか
みていなくて‥(まあそれでよいのですが)

でも、その後、絵本ブログを始めて、ことり文庫さんができて、代官山のセミナーへ
行って‥ということがあり、彫刻家の方の作品集という言葉では収まりきれない
側面も知って‥そして、今年の誕生日に、ことり文庫さん経由で、夫に、
この本を贈ることができためぐりあわせに、しみじみとしています。



一日、また一日と、ただ過ごしているだけのように思える日もあるけれど、
そういう一日が、積み重なったり、廻り廻ったりしながら、今日があるのだということが
とても不思議で、とても有難いです。


明日で、梅丘のことり文庫が終わってしまうことが、まだ信じられないけど、
2010年の12月には、こんなふうに思っていたんだなあと、懐かしく思い出しながら
「新しい場所」のことり文庫へ、また行く日がやってくるにちがいありません。
今日が、すでにその日へ、繋がっています。


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しんせつなともだち・クリスマスのてんし

2010-12-23 08:58:43 | ひらきよみ(読み聞かせ)
先週の金曜日は、2学期最後の読み聞かせの日でした。
1年生のクラスへ、ペアで行き、私は↓の2冊を読みました。

もう何年も前に、図書館の廃棄本のワゴンの中から見つけ、
喜び勇んでもらってきた本です。
小学校で自分が読むのは初めてだったみたいです。

容易に想像できる「繰り返し」が楽しいです♪
しんせつなともだち




もう1冊は昨年発売された新しい絵本です。画像からはわかりませんが
しかけ絵本になっています。
レトロな雰囲気の絵が、1年生の心よりも、ボランティア仲間の心をつかみました・笑。
この絵本のよさは、大人向けかもしれないなあと思いながら選びましたが、
やはりそうでした。
たとえ5分で読み終わってしまう絵本でも、子供はストーリーを求めているのかも
と思います。
クリスマスのてんし




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色寄せー小さな織りの壁飾り@らふと

2010-12-15 16:15:38 | 好きなもの・講座やワークショップ

11日の土曜日、ギャラリーらふとへ行ってきました。今回の目的は、森文香さんの
ワークショップに参加するためです。

今年最後の「らふと」でしたが‥この1年四季折々のらふとを堪能いたしましたよ。
小屋ギャラリーが出来上がった年から、幾度となく訪れていますが、1年を通じて
どの季節の美しさも味わったのは今年が初めてだったように思います。

2月13日の桜つぼみ染めワーク(先生は森文香さん)、
4月3日「ハルノコトバ展」‥桜が満開でした。
8月28日 磯さんのワークショップ‥この日は私の誕生日でした。
10月16日 工房からの風
11月13日「クリスマスのしたく展」
そして、12月11日。

さて、今回のワークは、「織り」に挑戦です。
森先生が、限られた時間の中でも「織り」のしくみと楽しさがわかるように、
そして尚且つ、飾って楽しむことができるようにと、木の枠ごと飾ってしまうという
斬新で画期的ともいえるワークを考えてくださいました。

糸は、らふとのお庭の草木を中心に、先生が染めたものを使用させていただき、
そのまま飾ることができる木の枠は、椅子敷きでお馴染みの、藤原みどりさんの
ご主人さま(木の作家さんです)に依頼して作ってもらったものでした。

実際の手順と、製作風景は、森先生のブログと、らふとのブログにアップされているので
そちらを見てみてください。まつかぜさんもすでにアップしています。


森文香さんのワークの醍醐味というか、ステキなところは、なんといっても
森さんが染めた草木染めの糸を、好きなように選ぶことができるところだと思います。
「色寄せ」という言葉だけでも、わくわくします。

好きな糸を組み合わせて、今回は布にしていくわけですから、数日前より
頭の中はぐるぐるぐるぐると音が聞こえるほどにフル稼働で、色や、タイトルを
考え続け、それと同時に、新しいものを覚えるのがすごく苦手な私に、
果たして「織り」のしくみが理解できるのだろうか、織っていく、ということが
できるのだろうか、という心配も加わり、行くのやめちゃおうかなと弱気になるほどでした・笑。

でも。
始まってしまえば、あとは前へ進むのみ。頭の中で考えていたことなど、どこへやらで
目の前にある、とりどりの色の中から、その時、ぴんと心に響いたものを選んで
いこうと決めました。

そして、出来上がりはこちらです。
 なんともよれっとした織り上がりで、お恥ずかしいです。

最初は、茶や、渋いミドリの糸の上に、明るい華やかな色を乗せて、冬から
春にかけてのお庭、みたいなものをイメージしていたのですが、全体に使っている
生成り色に見えるローズマリー染めの糸をメインにしたくなり、コブナグサの黄色や
ブルーが美しい藍の生葉染めなどに、とても惹かれている自分を感じました。

その3色を縦糸に選び、横糸は、スオウ+コブナグサで紅色になった糸と
桜色、ローズマリー、藍のブルーに決めました。


織りのしくみも、幾段か織っていくうちにわかってきて、もっともっと織っていたいという
織り姫の方々の気持ちの「はじっこのはじっこ」を、味わうことができたように思います・笑。

そうそう、タイトルは「麦わら」にしました。
ローズマリーの糸の色から麦わら帽子を思い出して‥そこにブルーとピンク色がきて
なんか夏の空みたいだなあと思ったのです。(その前に、海に沈む夕日、という
ちょっとかっこいいのも思いついたのですが、作品の出来がよれっとしているので
やっぱり麦わらと思ったのです)


たくさんの色の中から、決められた数の色を選ぶというのは、その時の自分を
「色」にして見せられているようで、ドキドキするけれど興味深い作業だなあと思いました。

また来年も、こんな楽しいワークショップを、らふとのみなさん、そして文香先生
よろしくお願いします。



この日のお茶のお伴は「冬の浮島」でした。こちらのブログに写真載せました。



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アンドリュー・ワイエス展@埼玉県立近代美術館

2010-12-06 14:00:56 | 好きなもの・美術館や展覧会

 「クリスティーナの世界」習作


日曜日、北浦和にある埼玉県立近代美術館で、ワイエスの絵を観てきました。

今回の展示は、「オルソン・ハウスの物語」というサブタイトルからもわかるとおり、
丸沼芸術の森が所蔵する「オルソン・シリーズ」からの、水彩やデッサンや
習作で、その数はおよそ200点です。

オルソン・ハウスとは、メイン州の海岸にある古くて大きな農家で、
身体が不自由なクリスティーナとその弟のアルヴァロが住んでいました。
ワイエスはこの地を30年に渡ってたずね、姉と弟、オルソン・ハウスそのものを
描き続けました。

アルヴァロが世話をしている馬や牛、ブルーベリーを摘むアルヴァロ。
納屋の中に入り込んだつばめ、海からの風にそよぐカーテン、穀物袋など‥

メイン州の空は鈍い色で塗られているのに、地面にはくっきりと物や人の影が落ち、
私は一度も訪れたことがない場所なのに、納屋の内側から、母屋の壁を
見たことがあるような気持ちになる自分に驚きました。
海からの風が、そのとき吹いてきたような気さえするのです。

ワイエスがアメリカで絶大な人気を誇っているというのも、昨日の絵を観て、
わかる気がしました。
アメリカ人の心の奥にある、荒涼とした果てしなく広い大地へのあこがれのようなものが
ワイエスの絵を観ていると、揺さぶられるからなのでしょう。

絵の中に、風が感じられることって、今まで経験したことがなかった気がします。

埼玉県立近代美術館の展示は12日(日)までです。



***     ***



前に一度、ワイエスの絵を観たことがあるけど、あれはいつだったのだろう?と
気になっていましたが、年表で確認したら、それは1990年のセゾン美術館での
ヘルガを描いたシリーズだったとわかりました。

1990年。

20年前ですね。あの時、何を思って自分がワイエスの絵を観ていたのか
思いだすことはできませんが、ヘルガが着ていたセーターが、とても緻密に描かれていて
まるで写真のようだと思ったことはなんとなく覚えています。

ヘルガという女性のことや、ヘルガを長年に渡って描き続けたワイエスという画家の
生い立ちや成長過程や内面のことなど、あの頃はまるで考えもしなかったなあと、
今、思います。


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気がつけば‥

2010-12-03 16:13:22 | ふと思ったこと
今朝まで降り続いた激しい雨と、昼過ぎからの強い南風のせいで、
気がつけば、事務所の窓から見える公園の木々から、葉っぱが一枚も
なくなっていました!

たしか、昨日の今頃は、3分の1くらいは残っていたような‥

暮れてゆく陽が、東側に立っているマンションの窓にあたって、とても美しい時間帯は
すこし前に過ぎてしまいましたが、枝だけになった木々はとても清々としていて
見慣れた景色なのに、すこし心が動きます。


半端に何か残っているよりも、何もかもなくなってしまったほうが
さっぱりしていていいかもね、と思う反面、残れるものなら、最後の1枚の
葉っぱになってでも、残っていたいという思いもあり。

冬が始まったというのに、気温22度!
(1ヶ月後は、1月3日だなんてとても信じられません)


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インプット

2010-12-01 14:37:51 | 好きなもの・映画やDVD
11月中旬から下旬にかけて、珍しく続けて5本も映画のDVDを観てしまいました。
ネットで簡単にレンタルできることや、キャンペーン価格で異常に安かったことも
ありますが、なんででしょうね‥なんか、すきまというか、空白というか
なんかそういうものが、そのとき気持ちの中に生じていたのかなと思います。

借りたい本をメモしていかないで、図書館の棚の前をふらふらしながら
目についたものから順に手にとっていく、に似ているかもしれません。

覚書のために、載せておくことにしました。


テレビで放映されたものの録画を観ました。
これはシナリオの勝利だと思います。キャストもよかったです。
映画公開時は、主人公がチェロを弾く人だって、知りませんでした。


rのピアノの先生が教えてくれた映画です。
スピッツが好きなら、挿入歌がすべてスピッツのものがあるわよって。
やっと観ることができました。監督の大宮エリーさんは、最近荒井良二さんと
絵本をつくりましたね。主役の友だち役で、菊地凛子さんがちょっとだけ出てきますが
すごく存在感ありました。彼女の直子役(ノルウェイの森の)ってどんなふうに
なるんでしょ? 
(※リンク先の予告編初めて観ました。凛子さん、なんか直子っぽい感じに
なってるみたいです。)


こちらもピアノの先生お薦めの作品。
原作がとてもよかっただけに(春樹氏作です)、映画の方は気にしていませんでしたが、
本を読んだことがなくって、この映画だけ観た人にも、この話のエッセンスは
よく伝わるのではないかなと思いました。かなしいはなしです。


途切れ途切れで観たせいか、
あまり感想がありません。音楽は印象的だったかな。
のこり20秒とかで、決断をくださなければいけない場面に自分が遭遇してしまったら
やっぱりカンを頼るしかないかなと思います。そのカンは、それまで生きてきた
自分が何らかの形で反映されているんですよね。


はらぺこさんのブログで読んで、
そうそう観なくちゃと思い借りました。ゲバラにつてい何も知らなかった私が
いろいろ知りたい私に変りましたよ・笑。
南米各地の風景も素晴らしく、旅の中で、青年ゲバラの気持ちが変化していく
様子もよくわかりました。さすが南米だなと思ったのは、修道女の方々も
ダンスが大好きで、とてもダンスが上手なことです。


というわけで、次に借りたDVDは、です。


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