春分の日の連休を利用しての、帰省旅行。
‥のついでというか、それにからめて、今回は彦根と伊勢に行ってきました。
彦根を訪れるのは、初めて。
大河ドラマの影響で、にわか戦国時代ファンの私には、とてもタイムリーで
嬉しい場所でした。
ちょうど、国宝・彦根城築城410年祭の初日で、曇り空にもかかわらず、
とても賑わっていました。
お城は、石垣の美しさに惹かれます。
※私の写真は順不同なのですが、店長ブログの方には、ちゃんと
下から順番になっている彦根城見学の写真が載っています。
連休初日&410年祭のため、天守閣入場にも45分くらい待ち、入ってからも
狭い階段を登るためまたさらに45分くらいかかりました。
つやつやの板の間や、狭間(鉄砲や弓矢を射るための防御用窓)など
見どころたくさんある中、私のいちばんの感動ポイントは、天井に渡されている
梁でした。(ちょうどWikの右上に彦根城の梁が写ってます)
その長さといい太さといい、曲がり具合といい‥素晴らしかったです。
なんで写真撮ってなかったのかなーと軽く後悔したくらい(笑)。
四日市に泊まって、20日春分の日は伊勢神宮へ行ってきました。
たぶん今までに2度行ったことがあって、私は3度目だと思うのですが、
娘は、小さかったため前回の記憶がなく(あるいは前回はお参りはせずに
おかげ横丁へ行っただけだったかも?)、ぜひ行ってみたいとのことで‥
でも、時間の都合上、外宮はパスさせていただき、内宮参拝→おはらい町
→おかげ横丁→蔵のまち河崎 というコースになりました。
この日は良い天気になり、お伊勢参り日和。賑わってました。
鳥居をくぐって 歩いて歩いて歩いて、また鳥居、です。
木々の美しさがひときわ目を惹きます。
参拝のあとは、おはらい町&おかげ横丁でお昼ご飯を食べて、初めての場所「河崎」へ。
今回の帰省旅行にあたり、「どこか近くで、行ったことがない場所」を探していたら、
蔵のまち河崎 に行きあたったのでした。
江戸時代から、勢田川の水運を利用した問屋街として発展した河崎のまち。
人々からは「伊勢の台所」とも呼ばれ、伊勢神宮への参拝客をもてなすまち
として賑わっていました。陸運が発達した現在となっては、その役目が終わって
しまいましたが、勢田川沿い約1kmには当時の面影が偲ばれる町並みが続く
とともに、古い蔵を利用したカフェやショップなどがオープンし、
昔と今が融合した伊勢の新たな観光名所としてその魅力を発信しています。
と、サイトに載っていたからなのですが‥。
まあだいたいは当たっていましたが(笑)、想像していた賑わい(&完成度)の35%
くらいの感じかな。人がちらほら、という表現がぴったりな場所でした。
が、ここで、思いもよらぬものを見ることができたのでした。
彦根城で、なぜ写真を撮ってこなかったのかーと軽く後悔していた、立派な梁。
(しかもかなりおおまかにほぼ同時代からあると思われる)河崎の、とある、
せともの屋さんの、蔵の中で見ることができたのです。
小さな瀬戸物屋さんの脇に、「蔵の中見学できます、100円」的な看板があり、
当時(江戸時代って言っていたと思う)使われていたトロッコもありますよ、とおばさんが
言うのでおそるおそる見学したところ‥。
それはそれはひゅっーと軽く100年越えのカオスでした(笑)。
私は、トロッコ、というか、台車ですねーの始点の写真と、天井の梁しか
撮らなかったのですが(カオスにやられてしまったため)、今後、店長ブログには
詳細な説明が載ると思われます。(私の記憶があいまいだった箇所も訂正される
と思います)
今日は(私にとって)今年度最後の読み聞かせの当番日でした。
3月は今週と来週の2回で、最後の週が5,6年生のクラスというのが
定番だったので、てっきり今週は、3,4年生のどこかのクラスへ行くものだと
ばかり思っていました。
で、先週、図書館へ行った時に、「良さそうだなー」と思う絵本を2,3冊
借りておいたのですが、当番表ができあがってみたら、私が入る今週は
5.6年生のクラスになっていて‥そして私は、6年担当。
ペアさんの絵本を訊いてみたら、すこし長めで、どちらかと言うと感動系(?)
だったので、私は、借りてあったこの絵本に決めました。
前に読んだことがあったなーと思い出し調べてみたら、2010年の9月。
その時は5年生のクラスでした。
この絵本のおもしろいところは、まず出だし。家族みんなが体が弱いところ(笑)。
そして、生まれてきたあかちゃんも、じょうぶではなくて、ものを食べたがらない。
お母さんは、悲観して泣いてばかり。
フツー、絵本って、静かに始まったり、楽しい雰囲気を醸し出したりするのに、
のっけから、なんか低調なところがさすがバーニンガムだなあと思ってしまいます。
そして、テーブルのフルーツボウルの中にあったアボカドを、偶然食べさせてみたら
あかちゃんはとても気にいって‥そして みるみる、じょうぶになったのです。
いすのベルトはちぎっちゃうし、
こどもたちをのせたくるまは、
ひっぱっちゃうし、
といった具合に、とても力持ちになっていきます。
どろぼうをやっつけたり、いじめっ子を川へ放り投げたりもするのに、
最後のページは、ベビーベッドですやすや寝ているところ。
そういうギャップがほんとうにおもしろいです。
読み始める前に、まさか居ないだろうーとは思いながらも、
「みんな、アボカドって知ってるよね? アボカド 好き?」と訊いてみたところ、
「知ってるけど、食べたことなーい」
「知らなーい」という声が、ちらほら聞こえたのには驚きました。
でも、読み終わったあとに、「アボカド食べてみようかな」と、最前列の男子が
つぶやいているのが聞こえたので、「お醤油をすこしかけると、マグロみたいな
味がするので、試してみてね」と言いました(笑)。
次に、ペアさんが読んだ絵本はこちら。
耳が聞こえないのに、メジャーリーガーとして活躍し、殿堂入りもしている
ウィリアム・ホイ。
アウトやセーフといった、野球のジャスチャーは、初めから存在していた
わけではなくて、彼によって生み出されたものだったということが、
よくわかる絵本です。
最後に、観客から彼が祝福される場面では、静かに、胸が熱くなりました。
担任の女の先生も、2冊とも気にいってくれたようで、廊下まで出て
その気持ちを伝えてくれたことも、嬉しかったです。
絵本って、ほんとにいいなあ、と、またしても(今までに何回想ったことか!!)
思った年度末でした。