先週の金曜日は2年生のクラスでの読み聞かせ
当番でした。
担任の先生ご不在でしたが、きちんと机を下げて
床に座って、「聴く」体制で待っていてくれました。
今回は、最初に「詩」から。
まどみちおさんの【かき】を読んで‥お揃いのエプロンの
ポケットにしのばせておいた折り紙のカラスを取り出して、
「ぼくにも読ませて~」って。。とか言って、カラスが
詩を読むという、小芝居仕立て(笑)。
写真を撮っておけばよかったのですが、仲間が折ってくれた
このカラスがとてもよくできていて‥口がパクパクするのです。
なので、とっても読んでる感じがでます。たまには
こういうのも楽しいです♪
さて、絵本は『さるとかに』
昔話なので、いろんなヴァージョンがあるし、
絵も様々です。
こちらは、かにの子どもたちが、親の敵討ちに行く前に
きびを育て、キビ団子を作り、それをハチや栗や臼などが
「ひとつ くれたら なかまになろう」
という、いわば桃太郎スタイル。
聴いていた2年生も「なんだか桃太郎みたい」と
こそこそ話していました(笑)。
牛のふんや、栗や、臼から「手が出る」のはちょっと
違和感がある、という意見もありましたが、物言わぬ
動物がそもそも喋るのだから、手が出てきてもいいのでは?
という気も(個人的には)します。
本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
当初、明日の準備で(明日は娘の結婚式なのです)
忙しいかもしれないからと、本日は参加せず、と
していたのですが、3年生4年生はクラス数がいちばん
多いため、読み手が足りないとのことで、やはり
参加することに決めました。
(結果的に本日の参加は、皆におめでとうを言われて
とても嬉しいものになりました。行ってよかったな)
1冊目は、『天の火をぬすんだうさぎ』
何回か小学校で読んだことがあると思っていましたが、
読んだのは一度きりで、(なんと)2012年!
もう12年も前でした‥びっくり。
娘が居る教室で読み聞かせをしたのは、4年も前、と
その時のログに書いていましたが、なんのなんの
その子が明日結婚式ですよ~(笑)。
時の流れって、なんなんでしょうねー。
本日の4年生のクラスは、わりと「自由」な雰囲気で。
あえて本が見えない場所に陣取る小や、みんなとは
離れて一番うしろで立ってる子など居ましたが、それは
それでよく、物語の中には皆入って来ているような
空気を感じました。
先週の『うさぎのみみはなぜながい』に続き、
うさぎって、賢い動物の筆頭なんですね~
2冊目はこちらの絵本。
手にしたのも、実際に読んだのも初めてでした。
だいぶむかしの絵本で、かがくのともから最初に単行本化
されたのは1971年‥ある大手サイトのレビュー欄にも
下記のような説明がありました。
月刊誌かがくのとも35号のハード化。
以前のかがくのとも傑作集に入っていた気がするけど、
ようやく復刻版が出ました。
「鳩よ!」196号によると、谷川氏の絵本作品では11作品目で
’かがくのとも’では「まるのおうさま」(23号)に続いて
2作目にあたる‥そうです。
「こっぷ」ってひらがなで書いてあるーー!
って声も教室では聞こえましたが、まさにそんな時代の
絵本。でも、内容は令和の子どもたちにも響き、
よいものは変わらないのだと思った次第です。
先週の金曜日は、6年生のクラスでの
読み聞かせ当番でした。読んだのはこの絵本。
2019年と2020年に、6年生の教室で読んでました。
お話も面白し、絵もダイナミックで見ごたえがある
絵本です。でも、小さい子に読んで聞かせるには
ちょっと長いし、皮をはいでもってこい、とか
怖い想像をさせるようなやりとりもあるので、家では
なかなか読まないかなーと。。(実際私も自分の家
では読んだことがなかった)
なので、高学年の教室で読み聞かせをするための
選書にはとても適しているのでは、と今回も思いました。
(知っている人?と訊いたところ誰も知らなかったし)
読み始めたときに、ご自分の机でなにやら仕事を
していたらしい担任の先生も、気づけば、子供たちの
後ろでじっと絵本を見つめていました。
しめしめ(笑)。そうだよね~先生だって、お話の
続き気になるよね~と思いながら、読み進めました。
余談ですが、この絵本の作者、北川民次さんの展覧会が
世田谷美術館で行われているようです。
11月17日までなので、行かれたらいいなあと思っています。
本日は(わたしにとって)2学期最初の
読み聞かせ当番でした。
4年生のクラスで2冊読みました。
最初は『がらすめだまときんのつののヤギ』
2022年の12月に、やはり4年生のクラスで読んでました。
(そのときはまだ「コロナ禍」だったので、教室で
読むのは1冊だけと、決められていたようです。滞在
時間を短くするためでした‥)
毎回、読み聞かせ終了後に、図書室に戻って、
その日のクラスの様子や、子供のたちの反応などの
感想を互いに言い合うのですが‥自分が手元で練習
するときよりも、どなたかがすこし離れたテーブルで
ページを開いてくれると、本当にこの絵本の、絵の
良さが際立つなあと思いました。
お話の面白さもさることながら、スズキコージさんの
絵がいいですねー。
絵の素晴らしさという点では、田島征三さん作の、
2冊目のこの絵本も決してヒケをとりません。
私をはじめ、この絵本を初めて手にした読み手が
多かった1冊。そして皆、このダイナミックな絵に
惹かれました。
小さな茂みの中で、多くの敵‥カエルやカマキリや
クモや鳥‥から狙われて、びくびくしながら暮らして
いたバッタは、おびえながら いきていくのが、
つくづく いやになった。
そして、ある日、決意し‥
バッタは、おおきな いしの てっぺんで、ゆうゆうと
ひなたぼっこを はじめた。
そんなことをすればすぐに見つかって、食べられて
しまうことを知っていたけど、そうせずにはいられ
なかった、このバッタの胸のうちに沸いてきたものは
なんだったのでしょうね‥。
勇気? 好奇心? 自分への挑戦??
思いっきり高く高く「跳んで」、ヘビやカマキリやクモ
や鳥のあいだを突き抜け、ついに落下に転じてしまって
から、ようやく自分に羽があり、自分の力と意思で、
「飛ぶ」喜びに目覚めたバッタ‥。荒地を越えて行った
遥か先には、幸せが待っていました。
時に私たちにも、そういう「決意」の時って必要な
気がします。
今日は、今学期最後の読み聞かせ当番でした。
休まず参加したので、9回(週)連続。
こんなに続けて読み聞かせに行ったの、初めて
だったかもしれません。だいぶがんばりましたー。
さて、本日は2年生のクラスで2冊。
最初はこちら。
何年も前から、当番での読み聞かせのリストに
入っていましたが、なぜかご縁がなく。家にも
なかった絵本なので、今回私にとって「初」。
もちろんどんな内容かは知っていましたが、
実際に声に出してみると、また新鮮さが増した感じが
しました。
昨年の夏にも会ったペリカンとの再会を楽しみに
しているターちゃん。
今年は初めての釣りにも挑戦。長靴だって新品です。
でも、みずどりを追うには邪魔だと気づき、脱いで
しまいます。
ペリカンに誘われるままに古い杭に座っているうちに
いつしか潮が満ちてきて、長靴も見当たらなくなって
しまいました‥。
長靴をうまく「釣って」片方は取り戻したターちゃん。
もう片方は見つからないまま、夕ご飯だと呼ばれて
砂山を登っていきます。すると砂山の上に誰かいるみたい。
「ペリカンだ!」ペリカンは、なにか ひみつが
あるみたいに、じっと たっています。
その次の見開きいっぱいに描かれたペリカンの口の中には
なんとターちゃんの長靴が!!
なんかとってもいい話です。
波の音とか、潮風とか、夕暮れの空とか‥
自分も海の近くに居る気持ちになってくるようで。
教室の2年生は、長靴が見つかった時にもうすこし驚くかな
と期待していましたが、そうでもなかったです(笑)。
2冊目の『じゃぐちをあけると』
6月21日に1年生のクラスでも読んだので、
その違いを感じることができるのかどうか楽しみでした。
やはり2年生の方が落ち着いていて‥
読んでる最中は、小さな声で「それ知ってる」とか、
「やったことある」とか、こそっこそっと聞こえて
くる程度でした。
終りの挨拶のときにとても大きな声で、
「1学期のあいだ、どうもありがとうございました」と
言っていただきました。
いえいえこちらこそ、ありがとうございます。
本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
最初の絵本はこちら。
2018年にペアで入ったときに、相方さんが
読んでくれて、私は子供たちと一緒に聞いていました。
なので、今回、教室で読むのは初めての絵本でした。
先週は「きつねのホイティ」を読んだので、
2週連続で、ウェッタシンハさん!これもお初の経験です。
町で、初めて傘を知ったキリ・ママおじさん。
買ってきて、皆に見せびらかそうと思っていたのに、
隠し場所から消えていて‥でもあきらめきれず、また
町へ買いに出かけ、それも盗まれ、また買いにいく‥
ということをいったい何度繰り返すやら。
でも、森の中で傘を見つけたときに、全部持ち帰らずに
一本だけ、「どろぼう」のために残してあげる優しさ‥。
最後のページで、どろぼうは誰だったのか、わかるのですが、
どろぼうは、キリ・ママおじさんに あえて うれしそうでした。
おじさんも どろぼうに あえて、おおよろこびでした。
いい話だなーと思いながら読みました。
4年生はどんなふうに感じたかな。
2冊目の絵本は、今年度初めてラインナップに入った
こちら。(私も今回初めて知った絵本でした)
土俵に見立てた切り株の上で、虫たちの相撲大会が
始まります。
いちばん はじめは
カナブンと タマムシの しょうぶ
みあって みあって
のこった のこった
カナブン、タマムシを おしだした
カナブンの かち!
という具合の勝負は続き‥たとえば、ダンゴムシと
カマキリ とか、オサムシと カメムシ とか。
そしてみんなお待ちかね、クワガタと カブトムシの
大一番。いやでも盛り上がります笑
(教室の4年生も勝手に勝ちを予想して、大盛り上がり)
でもそれで終わりではなく、
ぞうきばやしの すもうたいかいは
まだまだ つづく
みあって みあって
と最後のページの土俵にはカミキリムシとアブラゼミ
裏表紙では、アブラゼミがおしっこしながら飛び立って
いくところが描かれているので、「この勝負はどっちが
勝ったのかなー?」と予想しあってから、教室を後に
しました。
この絵本、もとは「こどのとも年少版」ですが、
4年生も楽しめましたね。
本日は5年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
今日の絵本はこちら
読み終わるのに14分くらいかかる長い絵本なので
1冊だけ。
読み聞かせを界隈ではとても有名な絵本じゃ
ないかな、と思いますが、私は小学校で読むのは
初めてでした。
お話の舞台はスリランカにあると小さな村。
アンゴウ、マンゴウ、ランゴウというなまえの
三にんのげんきのいいおかみさん と
むらはずれのもりのなかには、くいしんぼうぎつねの
ホイティがすんでいました。
いつもおなかをすかしているホイティは、ある晩
アンゴウさんの家のとてもよい匂いに誘われて家の中を
のぞき込み、そして風にはためく洗濯物をみて、
いいことを思いつきます。
シャツやサロンを身に着けて、「あわれなたびのもの」
として、アンゴウさんから食べ物を分けてもらう作戦
です。
サロンの下からはみ出したしっぽで、きつねだとバレて
しまったことに気が付かず、ホイティは得意になって
森へ帰っていきました。
すっかり味をしめたホイティはその後、マンゴウさんの
家へ。そしてランゴウさんの家にも行き、ごちそうに
なり大得意。アンゴウさんたち三人も、ホイティの話を
ネタにして大笑いし、とても楽しそう!
でしたが、アンゴウさんが偶然、ホイティが自分たちを
ばかにしている歌を聞いてしまい、物語は一転、しかえしの
お話へ。
いたいめにあわすより、もっといいしかえしを、
おもいつきました。ひとつ、あのきつねを、
うんとからかってやろう、ということになったのです。
表紙でホイティが身にまとっているピンク色のきれいな
衣裳は、アンゴウさんのふるいはなよめいしょう
だったのですねー。花嫁さんに仕立て上げられ、
はやしたてられ、ホイティはひっしでもりににげかえりました
そして、「やれやれ、あの三にんは、ばかじゃなかったんだ」
ウェッタシンハさんの絵が、とても良いですねー。
スリランカの小さな村でわちゃわちゃ楽しそうに暮らす
三人のおかみさんたち、バカ呼ばわりされていることを
知らなければ、だまされているふりを続けて、ホイティに
何度もごちそうし続けてくれたのかなー。
日々の暮らしのちょっとした息抜きというか、笑いの
提供者だったのでしょうね、ホイティが‥。なんて
想像したりしました。
教室の5年生は、へえ、スリランカの話なんだーという
感じで、よく耳を傾けてくれていたように見えました。
今日は1年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
1冊目は(だいぶ懐かしい)こちらの絵本。
前回は2018年に、やはり1年生のクラスで読んだので
6年前ですねー。
今日が入学してから2回目の「読み聞かせの日」だったので
まだまだ緊張しているように見えました。(先生も、ちゃんと
座らせて、ちゃんと聞かせよう、としている感じ?)
そのせいか、終わりまで、もじもじせずによく聴いて
くれたように思いました。
2冊目はこちら。
私自身、初めて出会った絵本です。
2004年4月号の「ちいさなかがくのとも」で、
その後2009年に単行本として発行されています。
じゃぐちをあけると
みずが でる
さわると チュッ!
たたくと パシャーン!
という具合に、とても明快な言葉とわかりやすい絵で、
次々と、流れ出る水で遊ぶ「技」が描かれています。
コップは当てる場所が変わると「すべりだい」にも
「ふうせん」にもなるし、スプーンも向きを変えると
その広がり方で「うちゅうせん」から「まるいやね」へ。
ハリーの時はじっと黙っていた1年生も、やったことある!
とか、やってみたい!! と、楽しんで声をあげてました。
(教室を出るときに「また来てね」と言ってもらって
嬉しかったな)
本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
1冊目は、今年初めて「届ける絵本」ラインナップに
入ったこちらの本。
ずっーと ずっーと むかし、
まだ そらと じめんが うえと したに
わかれたばかりの ころ、
ダチョウは、みじかい
くびを していました。
こんな書き出しで始まるお話‥。
うさぎの耳がなぜ長くなったのかーといお話に
比べると、ダチョウの首の方は、だいぶ
私たちの生活から「遠いところ」にあり、
タイトルを見たとき、正直 意外な気持ちに
なりましたが、アフリカのむかしばなし なので、
アフリカではダチョウは、私が思うよりももっと
ずっと身近な動物なのだろうなあと想像してました。
そして、絵本カバー見返しのところに載っていた
訳者である松岡享子さんによると‥
文章を書いたヴァーナ・アーダマさんは、ゴートさんと
いう方からこのお話を聞き、そのゴートさんはケニアを
旅行中、カンバ人の男の人からこの話を聞いたそうで。
カンバの人たちによれば「ケニア」という言葉は
「ダチョウのいるところ」という意味なんだそうです。
ダチョウの他にも、クーズーという長い角を持った
動物や、ウミワシ、サイチョウなど、アフリカに思いを
馳せる動物もたくさん出てきます。
さて、肝心のお話は、歯が痛くて困ったワニが、その
虫歯をどうにかしてくれと、次々に川辺に居る動物に
頼むのですが、ウミワシの忠告もあり、皆逃げていきます。
いったんは、関わり合いになるとろくなことがないと
思ったダチョウも飛びのくのですが、ワニがかわいそうに
なり、ウミワシの忠告も聞かず、ワニの口の中に頭を
つっこんで痛んでいる歯を探してあげます。
そのときですー
ワニは とつぜん、けさは まだ あだごはんを
たべていなかったことを おもいだしました。
そこで ガブッ!と、あごを とじ、ダチョウの
あたまを くわえました。
空腹に耐えきれなかったのでしょうね、ワニ(笑)。
教室の4年生は、ウミワシの繰り返し同じ言葉で
忠告する箇所で笑い、ワニがついにガブッとしてしまう
ところで驚きの声をあげていました。
(あんなに驚いてくれると読みがいもありますねー)
2冊目も、私は初めて教室で読みました。
またまたわにの登場です。
読む前に「歯医者さんに行くときにドキドキする?」と
4年生に訊いてみましたが、するーという声は聞こえません
でした。(歯医者さんに緊張するのは、わたしだけ?)
ゆっくり あそんでいたいけど
いかなくちゃ いけないね
と、歯医者さんへ向かう わに
ゆっくり あそんでいたいけど
いかなくちゃ いけないね
と、趣味の時間(?)を切り上げて、診察室へ向かう
歯医者さん。
そう、同じ言葉が両者のあいだから、同じタイミングで
発せられ‥治療の痛みで いたい! と思わず
口を閉じてしまう わに と、腕をそのわに噛まれて
思わず いたい!と言う歯医者さん‥のように
絵を見ながら 両者の「違い」を楽しむ絵本です。
4年生6クラスの、各教室での反応は様々で‥この絵本の
面白さがうまく伝わったクラスと、絵の楽しさに喜ぶ
ものの、真意はわからなかったのではーというクラスが
あり、読み聞かせ後の、図書室でしばし仲間と感想を
伝え合いました。
7日金曜日は6年生のクラスでの読み聞かせ
当番でした。今年度は毎週欠かさず「読み聞かせ」の
時間が入っているので、どんどん読んだ本を載せて
いかないと‥です。
こちらが「届ける絵本」
小学校で読んだのは、2020年1月に続き二度目でした。
そのときは、4年生のクラスで読んでいたんですね~
『ゆきむすめ』はもう決まっていた絵本で、それに
合わせて、自分で「チュー先生」を選んでました。
(そういうことって忘れてしまうので、こうして
記録しておくことってほんと大事です)
その記録によると、4年生は、キツネの
「どうにかしてください。歯がいたくて、死にそうです」
に、とっても笑っていた、と書いてありました。
6年生は、どの箇所でも笑い声をあげることはありません
でしたが、ほんとにチュー先生夫妻は、キツネに食べられて
しまうのだろうか‥??? とお話の成り行きをじっと
聞いてくれているのを感じました。
家での練習の際、時間が余ったので、なんか詩を読もうかな
と思い‥動物繋がりということで『のはらうた』から
こいぬけんきち くんの詩を読みました。
こころ
かなしいと おもく ひきずる
うれしいと かるく はためく
しっぽは ぼくの こころだ
2行目の「はためく」が特に好きです。
本日は2年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
最初に読んだのはこちら。
昨年は2学期に、やはり2年生のクラスで読んでました。
そして好きな場面は署長さんが、迷ったすえにじぷたの
出動を決めた場面って、書いてますねーわたし(笑)。
でも、その前のページに、のっぽくんやぱんぷくんを
じぷたが羨ましく思う場面があって‥
なんだか、じぶんがとっても ちっぽけで、
みにくく おもわれて、かなしくなりました。
‥の、後で「出動」となるのがとてもいいなあと
今回、練習をしながらしみじみ思いました。
最初に出たのは1963年で(もうかれこれ60年くらい前)、
消防車の型もだいぶ古くなってますが、しっかり
したよい絵本は全然古くなりませんね。
2冊目はこちら。(今年度はほぼすべての絵本の組み合わせ
まであらかじめ決まっています)
「かがくのとも」絵本です。私は今回初めて読みました。
2年生の国語に、たんぽぽのちえについての文章が
あるらしく、「知ってる、知ってる」と始まる前から
盛り上がっていました(笑)。
が、根が土の中にあんなに深く伸びていることは
教科書には載っていなかったのか、驚いていたし、
(本の縦開き×2ページ使ってます)
ひとつの「花」だと思っていたものは、実はたくさんの
花の集まりであったことを知って、声をあげていました。
くもりや雨の日は花は閉じている、とあり、
今日の帰り道で、そういう閉じたたんぽぽを見つけられた
子はいたかなーと、ひとり想像しています。
本日は3年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
最初に読んだのはこの絵本。
前回は2019年にやはり3年生のクラスで読んでました。
何度読んでもおもしろいですね。
蝶ネクタイで行商をする帽子売りのおじさん。
帽子はたったの50円。そして売り物の帽子を
全部高く積んで背筋を伸ばして歩いていくのですから(笑)。
おじさんの真似をしているだけのサルも憎めない
かわいらしさ‥。
「ツー ツー ツー」という精一杯のサル語(?)を
サルの気持ちになって読みました。
もっと小さい子だと、サルがおじさんの真似をしている
ことになかなか気づかないと思うので、3年生くらいが
ちょうどよい年ごろなのだと思いました。
組み合わせて読む本も、今年度はほぼ決まっていて。
2冊目はこちらを読みました。
教室で呼んだのは初めてでした。
最初に動物の子どもが出てきて、次のページでは
親子の様子が描かれる、繰り返しもの。
3年生は簡単にどれも当てることができて、教室の中は
盛り上がります(笑)。
(真ん中あたりにバイソンが出てきて、さすがにそれを
当てた子はいませんでした)
来週は2年生のクラスへ行く予定です。
先週の金曜日から、今年度の小学校での読み聞かせが
始まりました。
学校側からの要望で、今年度はどの学年も回数が増え、
9回づつの日程が組まれています。こんなにあるのは
もしかしたら今までの中で一番多いかも‥。
クラスも平均5クラスで、最低でも10名の読み手が必要
となるので、皆勤賞目指して今年度もがんばろうと
思います。
娘が小学2年の時から始まったボランティア活動なので、
今年で結成20年!当時小学生だった子の中には、もう
自分の子どもに絵本読んであげている子もいるかも、と
思うと、なんだかくすぐったいような気持ちになりますねー。
ま、そんな感じで始まった1回目。私は6年生のクラスで
絵本1冊と、言葉遊びの本を読みました。
前回読んだのは2019年、という記録が残っていて、
その時に6度目と書いてあったので、今回で教室で
この絵本を読んだのは7度目、ということになります。
モノクロの絵に縦書きで、とても地味ですが、
しみじみとよいお話ですよね。。
ふぇるじなんどの幸せが永久に続くことを願って
やみません。
もう1冊の『それほんとう?』
2014年に3年生、2011年に2年生のクラスで読んだことが
ありましたが、今回は、最初から「6年生で読む」と
全体のリスト上で決まっていました。
五十音すべてにそれぞれ、「ほんとうなの??」と
思わず言いたくなるような、ナンセンスな話で構成されて
いる言葉遊び絵本‥今回6年生のクラスで読んでみて、
なるほど、高学年向けの選書だなーと感じました。
耳から入る言葉を自分の頭の中で思い描いてはじめて、
「はるほど~おもしろい」と感じられるものなので。
私は、【は】を読んでみました。
はにかみやで はれがましいことのきらいははちと
はわいから はいからな はれぎをきた
はえのはなよめ のはなしです(笑)。
今日は、今年度最後の読み聞かせ当番でした。
3月は今日一回だけなのですが、そんな日に限って
雪予報は的中し、起きたら積もってました。
(まあ出かける時には止んでたのでよかったのですが‥。)
5年生の教室で読む絵本は『ロバのシルベスターとまほうのこいし』
14分はかかる長い絵本なので、高学年用ですね。昨年も2月に
5年生のクラスで読んでました。
図書館で借りたので、今回もこちらの旧本を読みました。
担任の男性の先生も、児童と同じように教室の床に座って
聴いていてくれて‥その光景はやっぱりいいなあと思いました。
(先生によっては児童の後ろに立ったままだったり、
自分の机でテストの採点?しながらの方もいます‥)
なんか、一体感が生まれるというか、同じ場所と時間を
共有している感じが強まりますねー。
「共有」とか、難しくしなくても、一緒に楽しんでおくと、
その後も楽しみは続きますものね‥あらすじとか感想言い合ったり。
(大きくなっても‥、映画やドラマでもいいし、音楽だって。)
ちょっと読み聞かせの感想からはずれましたが、そんなことを
思った最終日でした。
来年度も、開始時間に間に合わせるために早起きしなければ!
のプレッシャーすらも楽しみつつ(笑)、続けていこうと思っています。
先週の金曜日16日は、2年生のクラスでの
読み聞かせ当番でした。
昨年も同じ頃に読んだこの絵本
「知ってる?読んだことある??」の問いに
手を挙げたのはひとりかふたりだったような。
「じゃあ、おなかのかわってなんだか知ってる?
触ってみて」と言ってみると、ほとんどの2年生は
自分のおなかあたりを指したり、シャツをめくったり。
こういうなんでもない問いかけで、教室の空気が
和んだりします(笑)。
表紙絵で、しゃれた帽子をかぶっているねこですが
食いしん坊で気が短くて、友だちのおうむをぺろりと
飲み込むという乱暴者。出会った人々や動物を次々と
飲み込んでいき、さて、最後は‥と、2年生と一緒に
話を成り行きを見守るような気持ちで読みました。
(真剣に聴いてくれている様子がとてもかわいかった)
少しだけ時間があったので、家にあったこの絵本を
久しぶりに読んでみました。
(以前にも3,4回読んだことがあったみたいです)
椅子が、馬と自分との共通点をひとつづづ挙げていく
うちに、最初は全然似てないよーと否定していた馬が、
‥ほんとうだ ほんとうにそうなんだね
ぼくときみは おんなじだ
と、共感しまくってしまうと、椅子はあっさりと
いや おなじじゃない
にているっていうことさ
と言い放つところがとても面白いし、奥深い絵本だな
と読むたびに思います。