my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

きつねのホイティ

2024-06-28 15:54:24 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は5年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。
今日の絵本はこちら



読み終わるのに14分くらいかかる長い絵本なので
1冊だけ。


読み聞かせを界隈ではとても有名な絵本じゃ
ないかな、と思いますが、私は小学校で読むのは
初めてでした。

お話の舞台はスリランカにあると小さな村。

アンゴウ、マンゴウ、ランゴウというなまえの
三にんのげんきのいいおかみさん 
むらはずれのもりのなかには、くいしんぼうぎつねの
ホイティがすんでいました。

いつもおなかをすかしているホイティは、ある晩
アンゴウさんの家のとてもよい匂いに誘われて家の中を
のぞき込み、そして風にはためく洗濯物をみて、
いいことを思いつきます。
シャツやサロンを身に着けて、「あわれなたびのもの」
として、アンゴウさんから食べ物を分けてもらう作戦
です。

サロンの下からはみ出したしっぽで、きつねだとバレて
しまったことに気が付かず、ホイティは得意になって
森へ帰っていきました。


すっかり味をしめたホイティはその後、マンゴウさんの
家へ。そしてランゴウさんの家にも行き、ごちそうに
なり大得意。アンゴウさんたち三人も、ホイティの話を
ネタにして大笑いし、とても楽しそう!
でしたが、アンゴウさんが偶然、ホイティが自分たちを
ばかにしている歌を聞いてしまい、物語は一転、しかえしの
お話へ。

いたいめにあわすより、もっといいしかえしを、
おもいつきました。ひとつ、あのきつねを、
うんとからかってやろう、ということになったのです。

表紙でホイティが身にまとっているピンク色のきれいな
衣裳は、アンゴウさんのふるいはなよめいしょう 
だったのですねー。花嫁さんに仕立て上げられ、
はやしたてられ、ホイティはひっしでもりににげかえりました
そして、「やれやれ、あの三にんは、ばかじゃなかったんだ」




ウェッタシンハさんの絵が、とても良いですねー。
スリランカの小さな村でわちゃわちゃ楽しそうに暮らす
三人のおかみさんたち、バカ呼ばわりされていることを
知らなければ、だまされているふりを続けて、ホイティに
何度もごちそうし続けてくれたのかなー。
日々の暮らしのちょっとした息抜きというか、笑いの
提供者だったのでしょうね、ホイティが‥。なんて
想像したりしました。


教室の5年生は、へえ、スリランカの話なんだーという
感じで、よく耳を傾けてくれていたように見えました。







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記念日

2024-06-27 15:54:51 | 日々のこと

6月27日。

朝から何かひっかかりがあって。
でもそれが何かはすぐにわからず‥。
昼休みに「あっ!」と思い出しました。
去年は前夜に思い出したのに‥

このブログに初めて投稿した日が
19年前の今日でした。6944日たったらしいです。


昨年の今日の投稿に、変わらず続けていることや
変わらずに好きなこと。ここ数年の間に始めたこと
など書きましたが、2023年~2024年はほぼ一緒、
特に目新しいことは私自身にはおこってないかなー。

ひとつだけ大きく変わったこと。昨年の今頃には
予想もしていなかったのは、娘の結婚。
昨年8月の彼女の誕生日にプロポーズがあって、
今年の4月には入籍し、10月には結婚披露宴‥。
4月末より、衣装合わせに何度か(頼まれて)一緒に
出かけ、やっと当日のドレスの小物まで決まりました。


※このヘアアクセサリーは候補の一つでしたが、
別のものに決まりました。

変化に乏しい日々のようでも、同じこと、同じ日は
きっとひとつも(一日も)ないのでしょう。
変わらず健康で居られること、好きなものを続けられる
日々に感謝しつつ。これからも書いていくことにします。

どうぞよろしくお願いいたします。



コメント (2)
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2024年5月に観た映画

2024-06-24 15:51:55 | 好きなもの・映画やDVD

5月も映画館で1本、@WOWOWで2本観ました。
(4月の途中からNBAのプレイオフが始まったので
おもにそれを観てました)





浅田次郎作の「大名もの」は好きだし、主役が
神木隆之なので、ちょっと観てみようかーと。

原作の小説は未読なので、どれくらい脚色があるの
かはわかりませんが、松山ケンイチ演じる、義理の
兄のおばか具合と、義理の父役の小日向さんが
やはりうまいなあと思いました。







@MOVIXさいたま新都心

ボブ・マーリーのドキュメンタリー映画を10年?
12年くらい前に観て、それがとてもココロに残って
いるので(DVDも買ったかも)、なんか他の人が
演じたのを観るのもねえ的な気持ちもあったのですが。

それはそれ。これはこれ。で、映画としてよく
できていたし、曲の演奏も、ほんとのボブ・マーリーが
歌っているのに、その役者さんが歌っているかのように
自然だったので、なんかとても不思議な気持ちで
感動しました。

リタと出会った頃の、まだ幼さが残る二人を演じていた
若い役者さんもとてもよかったし、ロンドンに住んで
いたころ、エクソダスが出来上がっていき、皆で
演奏するところもよかった。


※映画のあと、けやき広場のビールまつりに行き、
スーパーアリーナでやっていたメタルフェスに来ていた
すっごいメイクの方々の写真を撮らせてもらったり
して‥おもしろい日でした。







映画館でたびたび予告を観るうちに、いったい
キングダムとはどんな映画なのかなーと漠然と
思っていて‥来月公開される4作目の前に
ちょっと観ておこうと思いました。

だいぶ豪華なキャストだなーというのが第一印象。
そうなんだ、吉沢亮は二役をやっていたのだなとか
橋本環奈、長澤まさみの役どころもわかったので、
テレビ放映される2作目、3作目を観て、劇場公開に
備えたいと思います。






:::     :::      :::




5月も映画の他にも楽しいことたくさんありました。

久しぶりに三重へ帰省した際、荻須高徳美術館や
名古屋未来タワー 名古屋城へ。





 


母の日にもらったqueのサンダル履いて、
【黄色いハンカチの会】へ娘と参加。












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どろんこハリー じゃぐちをあけると

2024-06-21 16:45:46 | ひらきよみ(読み聞かせ)

今日は1年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

1冊目は(だいぶ懐かしい)こちらの絵本。


前回は2018年に、やはり1年生のクラスで読んだので
6年前ですねー。

今日が入学してから2回目の「読み聞かせの日」だったので
まだまだ緊張しているように見えました。(先生も、ちゃんと
座らせて、ちゃんと聞かせよう、としている感じ?)
そのせいか、終わりまで、もじもじせずによく聴いて
くれたように思いました。




2冊目はこちら。


私自身、初めて出会った絵本です。
2004年4月号の「ちいさなかがくのとも」で、
その後2009年に単行本として発行されています。


じゃぐちをあけると

みずが でる

さわると チュッ!

たたくと パシャーン!

という具合に、とても明快な言葉とわかりやすい絵で、
次々と、流れ出る水で遊ぶ「技」が描かれています。

コップは当てる場所が変わると「すべりだい」にも
「ふうせん」にもなるし、スプーンも向きを変えると
その広がり方で「うちゅうせん」から「まるいやね」へ。

ハリーの時はじっと黙っていた1年生も、やったことある!
とか、やってみたい!! と、楽しんで声をあげてました。
(教室を出るときに「また来てね」と言ってもらって
嬉しかったな)



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ダチョウのくびはなぜながい? はいしゃさんどきっ わにさんどきっ

2024-06-14 16:46:13 | ひらきよみ(読み聞かせ)

本日は4年生のクラスでの読み聞かせ当番でした。

1冊目は、今年初めて「届ける絵本」ラインナップに
入ったこちらの本。



ずっーと ずっーと むかし、
まだ そらと じめんが うえと したに
わかれたばかりの ころ、
ダチョウは、みじかい
くびを していました。


こんな書き出しで始まるお話‥。
うさぎの耳がなぜ長くなったのかーといお話に
比べると、ダチョウの首の方は、だいぶ
私たちの生活から「遠いところ」にあり、
タイトルを見たとき、正直 意外な気持ちに
なりましたが、アフリカのむかしばなし なので、
アフリカではダチョウは、私が思うよりももっと
ずっと身近な動物なのだろうなあと想像してました。

そして、絵本カバー見返しのところに載っていた
訳者である松岡享子さんによると‥

文章を書いたヴァーナ・アーダマさんは、ゴートさんと
いう方からこのお話を聞き、そのゴートさんはケニアを
旅行中、カンバ人の男の人からこの話を聞いたそうで。
カンバの人たちによれば「ケニア」という言葉は
「ダチョウのいるところ」という意味なんだそうです。

ダチョウの他にも、クーズーという長い角を持った
動物や、ウミワシ、サイチョウなど、アフリカに思いを
馳せる動物もたくさん出てきます。

さて、肝心のお話は、歯が痛くて困ったワニが、その
虫歯をどうにかしてくれと、次々に川辺に居る動物に
頼むのですが、ウミワシの忠告もあり、皆逃げていきます。

いったんは、関わり合いになるとろくなことがないと
思ったダチョウも飛びのくのですが、ワニがかわいそうに
なり、ウミワシの忠告も聞かず、ワニの口の中に頭を
つっこんで痛んでいる歯を探してあげます。

そのときですー

ワニは とつぜん、けさは まだ あだごはんを
たべていなかったことを おもいだしました。
そこで ガブッ!と、あごを とじ、ダチョウの 
あたまを くわえました。


空腹に耐えきれなかったのでしょうね、ワニ(笑)。



教室の4年生は、ウミワシの繰り返し同じ言葉で
忠告する箇所で笑い、ワニがついにガブッとしてしまう
ところで驚きの声をあげていました。
(あんなに驚いてくれると読みがいもありますねー)




2冊目も、私は初めて教室で読みました。


またまたわにの登場です。

読む前に「歯医者さんに行くときにドキドキする?」と
4年生に訊いてみましたが、するーという声は聞こえません
でした。(歯医者さんに緊張するのは、わたしだけ?)



ゆっくり あそんでいたいけど
いかなくちゃ いけないね

と、歯医者さんへ向かう わに

ゆっくり あそんでいたいけど
いかなくちゃ いけないね

と、趣味の時間(?)を切り上げて、診察室へ向かう
歯医者さん。

そう、同じ言葉が両者のあいだから、同じタイミングで
発せられ‥治療の痛みで いたい! と思わず
口を閉じてしまう わに と、腕をそのわに噛まれて 
思わず いたい!と言う歯医者さん‥のように
絵を見ながら 両者の「違い」を楽しむ絵本です。

4年生6クラスの、各教室での反応は様々で‥この絵本の
面白さがうまく伝わったクラスと、絵の楽しさに喜ぶ
ものの、真意はわからなかったのではーというクラスが
あり、読み聞かせ後の、図書室でしばし仲間と感想を
伝え合いました。


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歯いしゃのチュー先生

2024-06-10 16:44:55 | ひらきよみ(読み聞かせ)

7日金曜日は6年生のクラスでの読み聞かせ
当番でした。今年度は毎週欠かさず「読み聞かせ」の
時間が入っているので、どんどん読んだ本を載せて
いかないと‥です。

こちらが「届ける絵本」



小学校で読んだのは、2020年1月に続き二度目でした。
そのときは、4年生のクラスで読んでいたんですね~
『ゆきむすめ』はもう決まっていた絵本で、それに
合わせて、自分で「チュー先生」を選んでました。
(そういうことって忘れてしまうので、こうして
記録しておくことってほんと大事です)

その記録によると、4年生は、キツネの
「どうにかしてください。歯がいたくて、死にそうです」
に、とっても笑っていた、と書いてありました。

6年生は、どの箇所でも笑い声をあげることはありません
でしたが、ほんとにチュー先生夫妻は、キツネに食べられて
しまうのだろうか‥??? とお話の成り行きをじっと
聞いてくれているのを感じました。


家での練習の際、時間が余ったので、なんか詩を読もうかな
と思い‥動物繋がりということで『のはらうた』から
こいぬけんきち くんの詩を読みました。


こころ

かなしいと おもく ひきずる
うれしいと かるく はためく
しっぽは ぼくの こころだ



2行目の「はためく」が特に好きです。







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