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絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

末盛千枝子講演会@クラブヒルサイド

2017-10-28 15:47:01 | 好きなもの・講座やワークショップ

すこし前になりますが、10月9日(月)代官山猿楽祭のときに行われた
末盛千枝子さんの講演会に行ってきました。




末盛さんと代官山クラブヒルサイドの繋がりは、2008年のセミナーまで遡り、
その後、末盛さんが岩手へ移られ、あの大震災があり、「3.11絵本プロジェクトいわて」の
活動へと、かたちは変わっていきましたが、途切れることはなく‥そのおかげで
私たちは、(懐かしい代官山で)また末盛さんのお話を聴くことができたわけです。


2008年4月~2009年3月までの1年間、ほぼ毎月行われていた「ヒルサイドセミナー」は
なんと豊かで、楽しくて、こころがのびやかに開放されていく時間だったでしょう。
ブログを通して知り合い、語り合ってきたハンドルネームの方々が、リアルな友人として
現れ、今ではかけがえのないともだちとなったのも、あの時のセミナーが、思えばひとつの
きっかけでした。 (過去ログ    )

代官山・末盛さん・そのあとの「おとなのえんそく」と題したヒナタノオト詣は、
(私の中では)およそ10年前を語る、ひとつのきらきらとしたアイコンといっても言いすぎでは
ないように思います。




この日、会場に入っていくと、前田さん(皆様ご存じ、セミナーの時の司会をやってらした)と
ソファでお話されている末盛さんがまず目に入ったので、「こんにちは」と挨拶してから、
席を探し座ったところ‥「ずっとセミナーに来てくださっていた方ですよね?」と、末盛さんが
覚えていてくださり‥。
「はい、ぜんぶの回に参加させていただきました」と、答えた私、満面の笑みでしたよ、きっと笑。

過去のセミナーの時も、何度なく思っていましたが。
私は、末盛さんの、どんなところに惹かれて(憧れて)、聴きにきている(きていた)のでしょうかー。

お話の内容(なかみ)はもちろんのことですが、声も、雰囲気も、装いも、すべて好ましく感じて
いたからなのでしょう、きっと。
時間をかさね、歳をかさねていったら、私もそういう人でありたいと思える人だからなのだと、
この日もあらためて感じましたもの。
そして、その「好ましさ」はどこから来ているのかと、もう少し掘り下げてみると‥物事すべてを
とても素直に見ているからなのでは、と思いいたりました。真っ直ぐな感じがするのです、とても。

肝心なおはなしは、「代官山から続く『3.11絵本プロジェクトいわて』への道」という
タイトルがついていました。
が、のっけから、私の話は、色々な横道にすぐにそれてしまうので‥岩手のほうでは俗に
「よたばなし」と言われています、と末盛さん笑いながらおっしゃっていました。

3.11絵本プロジェクト関連の話で、興味深かったのは、震災後全国から絵本がぞくぞくと
届いた中で、一番多かった絵本はなんだと思いますか?というもの。

みなさん、なんだと思いますか? (家に帰って、家族に問うたところ、娘は『ぐりとぐら』じゃない?
と言ってましたが‥。※答えはコメント欄に記しておきますね)
その絵本は、必ずといっていいほどどの段ボールにも入っていて、どこに持っていっても大人気で、
すぐに子供たちの手へ渡っていったそうです。

弟の彫刻家船越桂さんが、被災地で、中学生に作品を見せている活動や、少年刑務所で
講演をした話、新聞に載っていた小学生の詩の紹介、カナダ人の少女のスピーチ‥そして、
美智子さまの『橋をかける』からの抜粋の朗読などなど‥。
末盛千枝子さんというフィルターをとおした、「真っ直ぐ」が、こころに響いた、あっと言う間の
1時間半でした。

そうそう、冒頭で、カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞したことに触れられ、末盛さんの
お母さまが好きで、よく読んでいたとおっしゃっていましたが‥。
そのあと、桂さんの話が出た時に、私は心の中で「あ!」となっていたのでした。
イシグロ作品の『わたしを離さないで』に出てくる人たちと、桂さんの彫刻作品の人たちが
私の中ではイコールで結ばれている感覚があったので‥。
(講演終了後に、本にサインをしてもらいながら、そんな自分の中のシンクロ話を末盛さんに、
聞いてもらえたことも、とても嬉しかったです。)

最後にとても印象的だったことばと、紹介してくださった絵本を載せておきます。




「わたしたちは複雑さに耐えて生きていかなければならないのです」 

                       『橋をかける』のなかの一節を踏まえて




       


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もりのまつり ゆめちゃんのハロウィーン

2017-10-27 11:37:40 | ひらきよみ(読み聞かせ)

10月20日(金)は、2年生のクラスでの、読み聞かせ当番でした。

1冊目にこちらの絵本。


先日ログを書いたので、内容紹介は割愛しますが‥。

やっぱり私的には、動物が他の動物のお面をつけて踊るというのは、とってもシュール!
エッツの『もりのなか』が、中谷さんの気持ちのどこかにあったのかなーなんて
想像してしまいます。)



2冊目は、もうじきハロウィーンなので、久しぶりにこの絵本を読みました。


読み始める前に、以前だったら、「10月31日は何の日か知ってる?」と訊いて
いましたが、今は「ハロウィーンの日は、みんな何かになったり、パーティをやったり
するの?」と訊くようになりました。

たいていの子は、家族でハロウィーンのごはんを食べるとか、友だちの家に行って
お菓子パーティをするとか、仮装をする、と言ったりします‥すっかり季節行事ですね。

なので、お話の中の、ニューヨークに住むゆめちゃんのハロウィーンも、わりと
身近に思うのでは?と思いました。
が、仮装に関しては、2年生の中では驚きもあったようで、「潜水艦」や「サラダ」に
なった子を、読み終わったあとにページを繰って見せたら、みんな前の方へ出てきて
確認してました(笑)


高林さんの絵は、いつ読み返しても、ほんとに好きだなーと思います。


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ねこのさら

2017-10-26 11:18:53 | ひらきよみ(読み聞かせ)

10月の、図書ボランティア(読み聞かせ)の記録です。

13日(金)は、ペアで、4年生のクラスへ行きました。
ペアさんが読んでくれたのは、こちらの本。
 ちょっと季節がずれてしまったので、
どうしようかと考えていたそうですが、長新太さんの絵の、かがく絵本、
なかなか面白かったです。
思わずやぶ蚊に同情してしまいます(笑)




続いて私が読んだのは、7日の新刊絵本講座で手に入れたばかりの
こちらの落語絵本。



人間国宝である 柳屋小三治の落語「猫の皿」を底本をしているので、
おはなしが面白いのはもちろんのこと、野村たかあきさんの版画の絵も
とてもよい感じです。

ところは、お江戸。登場するのは、掘り出し物を探して、ほうぼうを歩き回る
「道具屋さん」と、茶店の爺さん、そして表紙に描かれている猫。

田舎を捜し歩いても、よいものを見つけられなかった道具屋が、もう今回は
あきらめて、江戸へ戻ろうとして寄った茶店で、ふと、奥をのぞくと猫が
ごはんを食べていた‥

なにげに ねこのさらをみて おどろいた。
これが、<えこうらいの うめばちのちゃわん>という すごいしろもの。
えどじゅうを さがしても これだけのちゃわんをもっているのは、
ふたりとはいないだろうという すごいちゃわん。

「しらねえっては おそろしいね。
ほんものだよ。
こんなものを ねこのさらにしてやがる。
こりゃあ ありがてえ。しょうばいを なまけちゃいけないね。
こんなところで、うまいしょうばいに ありつけるとは おもわなかったね‥」


そして、この道具屋はその梅鉢の茶椀を手に入れるために、まず猫を手に入れると
いう作戦に出たのですが、茶店の爺さんの方が、さらに商売上手だったというお話です。


落語なので、オチがわからなければ、何も面白いことはなく‥そのオチがわかるのは
何年生くらいからかと考えて、まずは4年生でチャレンジしてみたのですが。
まあ、反応的には、拍手パラパラという感じで、わかったという子もいれば、??という
子もいたような感じでした。
機会があれば、5年生6年生のクラスでも、読んでみたいと思います。

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はじめましての絵本たち@こひつじ文庫 20171007 その3

2017-10-19 17:41:11 | 好きなもの・講座やワークショップ

金曜日に売れてしまった絵本の代わりに、三蔵さんが持ってきてくれた
<追加>の絵本と本。




  小さい子向けのハロウィン仮装絵本。
おばあちゃんも最後に仮装してお出迎え。




 0.1.2のえほん。
無条件でかわいいですねー。



 サブタイトルは「たのしいヨガのポーズ」
私も毎日「コブラ」と「ネコ」はやってます♪



 木の上のおうちに住んでいたおかげで、
大洪水のときでも大丈夫、皆が避難してきても大丈夫、というお話だったかな。




そのむかしは、佑学社から出ていたものが徳間書店から
訳者も変わって、復刊されたらしいです。以前の絵本、図書館で借りて読んだ記憶が
うっすら残ってました。




天女銭湯』という絵本が昨年出ていたらしく
その方の新作らしいです。ちょっと油断?していたら(笑)こんな絵本が出ていたのですねー
長谷川さんの訳がまた絵とチョーあってますね。




夏休み最後の日。明日から小学校へ行くガルマンくんの
不安が描かれています。なんか不思議な雰囲気の絵本でした。




最近はやっている大型絵本。ビッグバンから現在までを
これ1冊でみせてくれます。




川端誠さんのエッセイ集ですね。





以上、その1からその3まで、33冊紹介していただいた絵本と本、載せました。
今回もとても楽しい会でした。
三蔵さん、こひつじ文庫のマーガレットさん、ありがとうございました。

こひつじ文庫さんでの開催は、次回は12月1日(金)と2日(土)とのことです。

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少女名作シリーズと。。。

2017-10-17 11:19:01 | ふと思ったこと

先日の、「はじめましての絵本たち」の復習をしていたら、
十歳までに読んだ本』というのがありまして、誰からも訊かれてないけど(笑)
私の場合、なんだろう?と思い返していたら、ふと『悲しみの王妃』という
題名が浮かびました。

 ※検索した画像って貼ってもいいのかな。



今でもあるのかな?と検索したら、どうやらそれは、偕成社から出ていた
「少女名作シリーズ 1972-1974年」ではないか‥年代もドンピシャだし、と
ひとり胸を熱くしている次第です。

ああ。
それにしてもなんと懐かしい、タイトルの数々‥。

『悲しみの王妃』の他にも、『母のおもかげ』『少女パレアナ』『黒い目のレベッカ』
『ひみつの花園』『美しいポリー』などなど、読んだ記憶がかすかに浮かびあがります。

(今あらためて、ラインナップを見てみると‥リンドグレーンの『長くつしたのピッピ』とか
『若草物語』とか『足ながおじさん』『赤毛のアン』もあったのですね。
私がそれらを読んだのは、このシリーズではなく、もうすこし後になってからでした。)



:::         :::          :::



『悲しみ王妃』を読んだ時のことは、今でもはっきり覚えています。

私は、勉強机にむかって本を開き、同じ部屋に母と妹がいて‥私は本文中の
「フランスかくめい」という言葉がわからず、母に訊いたのです。そして、母がうまく
答えてくれなかったことにイラつき、「辞書に載ってるか調べてみよう」と言われても、
素直な気持ちになれなかったことが、ぼんやりと、でも消えることのないしみのようなものと
なって、今も胸の底の方に残っているので。

思い返せば、そのころの母は、まだ36歳くらいだったでしょう。
大家族のお嫁さんで、家のシゴトの経理もしていました。
初孫で、おばあちゃん子で、ぜんそく持ちで、わがままだった長女の私‥。
義母の手前、遠慮しながらで、圧倒的に情報も不足していて、手探り状態の子育て
だったのだろうと、今だったら、母のことやっと思いやることができるようになりました。


ひょんなことから、懐かしい本を思い出し、嫌な子どもだった自分を思い出し‥
でもそんな私も、本日30回目の結婚記念日を迎えました。

赤坂氷川神社。ずいぶん長いこと訪ねていないので、今月あたり行ってみようかな。

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はじめましての絵本たち@こひつじ文庫 20171007 その2

2017-10-17 10:29:39 | 好きなもの・講座やワークショップ

<日本の絵本>に続き、<海外翻訳絵本>と<その他>です。




サンドイッチをたべたのだあれ(画像なし)  


絵が、なかなかよかった気がしているのに、画像がなくて残念。
すごく美味しいそうなサンドイッチが見返しにたくさん載っていて‥結局それを
誰が食べたのかという話だったと思うのですが、「オチ」の面白さんが私には
いまひとつ、でした。



    デュボアザンの1961年の絵本。絵も、お話も、
絵本の大きさもどれもよかったです。ちょっと欲しかった絵本です。
                      





       いたばし国際絵本翻訳大賞の入賞作品。
こどもって、いつかは大きくなるものだよね。こどもってこういうところあるよね、
うんうん。って感じの絵本。絵がちょっとよかったな。


                     



    ゴフスタインの新刊です!!
でもアメリカでの出版は1966年なので、新作ではないですね。実物を見ることはできなかった
のですが、三蔵さんによると、すごく小さい絵本だそうです。探してみようっと。



森のおくから(画像なし)       


むかしカナダであったほんとうのはなし、という副題のとおり、本当にあった山火事の話です。






   三蔵さんの紹介文に「18ヶ国で人気爆発の科学絵本」って
書いてありますが、どんな内容だったのか、ちっとも思いだせません💦
宇宙ということで、この前観た映画『ドリーム』のこと、その時思い出していたのかも。






この本は、前日に売れてしまって、見ていないと思います。
世界のしくみがまるわかり、ってすごいですねー。見てみたい。



ここからは、絵本では<その他>部門。

 安野さんの読書体験の本ですねー。
きっといいこと書いてあるんだろうな。


こちらは駒子さんの絵と、つぶやきのような短い
エッセイで構成されています。



 57名が、思い入れのある絵本を紹介しています。
全然訊かれてないけど(笑)、私の思入れというか、幼少のころの思い出絵本は、
安野さんの『さかさま』と『ぐりとぐら』です。



 こちらは、絵本に限らず、影響受けた本やマンガも入っていて、
70人のエッセイで編まれています。
こっちも全然訊かれてないけど(笑)、10歳までと限定されると、何かな?
『悲しみの王妃』という、マリーアントワネットのことを書いた本があって、「革命ってなに?」って
母に聞いて、母の答えがあまりにもいい加減だったことに、イラついたことは覚えていますが。
小学高学年になると、里中真智子さんのマンガが好きだったな。『アリエスの乙女たち』。
大きくなってもとっておいて、自分の子どもにも読ませたいって思っていたのに、いつの間にか
忘れていきました‥。



 来年、東京都庭園美術館で展示があるそうです。
あの建物にマッチしてますね~ゴージャスな感じ。




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工房からの風 2017

2017-10-15 18:11:21 | 好きなもの・工房からの風

15回目!となる記念の年だった「工房からの風」。
昨日の土曜日に行ってきました。

色々よいことが重なった今年。風50+という冊子も編まれて、
忙しさは例年の倍くらいだったのでは、と思い、かつ、お天気のことも加わって、
たいへんだなーと友の心配をしていまいましたが、、、。

10時半頃ばったり会った時の満面の笑顔と、ピンクのベレー帽 そして
初日からのTシャツ姿に、たくましさと軽やかさの両方と、心配は杞憂だったと
感じたのでした。


今年は「予習」の成果があったのか、別の友がブログに書いていたように、
しっとりとした時折雨の曇り空のせいで心が落ち着いていたせいか?
くまなく出展作家さんのテントをまわれたような気がしています。

思い出のお庭の様子と、思い出の買い物は、スライドショーにまとめました。 




いつの頃からか、友達と「風のお庭で会いましょうね」とか、「風のお庭で会えると
いいですね」と、言うようになったけど。
それに加えて、庭人さん、風人さんたちと、会って挨拶をして言葉を交わすことが
ほんとうに楽しくて、楽しみでなりません。
そして、今年‥出展作家でもなく、お手伝いの風人さんでもない、作家さん(過去の
出展者の方たち)が、ご家族やおひとりで(時間を作って)来場していた姿をよく見かけた
ことがとても印象的でした。 


※Tシャツブログの「工房からの風Tシャツ 」のリンクはこちらから 
 今までのTシャツってどんなだったかな?の時のために笑 

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はじめましての絵本たち@こひつじ文庫 20171007 その1

2017-10-12 17:40:59 | 好きなもの・講座やワークショップ

先週の土曜日は、久しぶりに、こひつじ文庫さんへおじゃましました。
もう2年くらい来てないよね?と問われ、いえいえ1年半くらいぶりです、と
答えられたのも、ブログに記録を残しておいたおかげです(笑)。

雨混じりの風が冷たく吹き付ける朝でしたが、いつ伺っても、こひつじ文庫さんは
あたたかく、三蔵さんの笑顔も、ともに参加した友達との会話もはずみ楽しい時間でした。

実は前日の夕方まで、土曜日の仕事の予定がわからなかったのと、金曜日の夜に
むかしの職場仲間との飲み会があったため、出席をためらっていたのですが、
迷っているときは、GOの方へ、といつも口にしている通り、自分で自分の背中を
叩いて、(ほんとうに)よかったです。


では、まずは<日本の絵本>

   コドモエ からの絵本だそうで‥
こどものとも0、1、2よりも小型な絵本。いろんな動物がそっと休んでいく様子が
かわいいですねー。


こちらも小さ目な絵本。なぜか、どれも描かれるのは
ひとつ、か、みっつ。ふたつのものは出てきません。なぜ???って思っては
だめなんだって笑。でも、色がとてもきれいで、なんか惹かれました。


  こちらもかわいい絵本でした。いろんな野菜が
スープになっていくのです。「こくこく」とか、「ごっくん」とか、小さい子と一緒に
遊びながら一緒に飲みたい絵本です。

※この日は、参加者の中に、2歳児さんとママさんコンビが二組いらっしゃったので、
それはもう、私含めのおばちゃんたちは、いろんな言動に、目をほそーくほそーく
していたのです。絵本は、基本中の基本ですが、やはり、こどもと一緒に楽しみたいなあ
楽しむものだなーと、思った次第。



 こちらもやはり小さい方と、「おとうさん」
「おかあさん」探しをしながら読みたい1冊。



 パンツ一丁からの、「一丁目」という発想。
ありそうでなかったですよねー。



これもねえ、「そんなにじっとしていると
おしりから根っこがはえちゃうよ」と言われたことがあるような、ないような。



季節がら、な絵本。その子の仮装に似合ったお菓子が
出てくるという内容だったかな。



かわいい絵だし、おつきさまって、え、そんな
食べられるあの果物だったの???と驚きますが、正直、あんまり
ピンとこなかったです‥。



  ルラルさんシリーズ、8作目だそうです。
いいですねールラルさん。はしご持っていかれても、全然怒らないどころか、
空を眺める時間ができてよかった的な。そういうゆとりが欲しいです、私にも。



なんかついにここまで来たのか、と思ってしまいました(笑)
いろんな神様が出てきて、各種運動会競技で活躍するんですよ。
千手観音様は玉入れが得意とか(笑)。みうらじゅんさんは欲しがりますよね、きっと。



 国立公園サファリのことがとても詳しく描かれています。
動物についての説明もばっちり。実際にツアーに参加した方が、この通りだったと
おっしゃっていたそう。ものすごーく広いので、1日では周りきれず、宿泊するのだ
そうです。夜中に動物の足音や鳴き声が聞こえるのって、怖いですよね?
でも、そんな人はきっとツアーに参加しませんよね。



すごくかわいい絵の、科学絵本です。新しいジャンルかも(笑)
休日にキノコ狩りに行くのが趣味?の旦那さんを持つ友人に「こっそりかばんに入れておけば?」
と、無責任に言ったのは、私です。



なぞなぞといえば‥という感じになってきている石津さんの
新たなる1冊。アンデルセンの童話の中から出題されているので、おはなし知っていないと
正解は難しいかな。でも、右ページの絵の中に答えが隠れていますから。


人間国宝、柳屋小三治さんの落語を底本とした
らくご絵本です。版画でできてる絵もよい感じ。


  この絵本は金曜日に売れてしまって、実物を見ることは
できませんでしたが、なんかきれいそうな、おもしろそうな絵本ですね。探してみよう。


こちらは、オザケンこと小沢健一さんが作った絵本です。
多才な方ですねー。私は音楽もさらりひらりと、流れてきたものを聞いていた程度なので、
あまり存じ上げないのですが。
巻末に、おぼっちゃまのお写真が載っているのですが、すっごくかわいいです。
本場ハロウィンの衣装を身にまとって。


以上で、日本の絵本はおわりです。 
その2<海外翻訳絵本>に続きます。



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ドリーム@ユナイテッド・シネマ浦和

2017-10-02 16:50:26 | 好きなもの・映画やDVD

10月に入って、気ばかりが焦るかとか、店長に頑張ってもらわないと、とか
書いたばっかりなのに、昨日、家族3人で映画を観に行ってしまいました。

先週の金曜日から公開だということを、ラジオで知り、ちょっと調べたら、
ヘルプ』に出ていた女優さんがまた出ているじゃないですか。これはおもしろいに
決まっているなあと。そして、NASAの、(アポロ計画の前の)マーキュリー計画に
携わっていた黒人女性が居たなんて、まったく(私の)知らないことが描かれている
史実を元にした映画!

フィクションよりは、ノンフィクション。物語よりはエッセイが好きな夫は、きっと
観に行きたいと言うだろう。でも時期が時期だけに、どうするかなーと思っていたら、
さすが、明日できることは今日やらない派(笑)なので、「行っておこうかな」と。
たまたま「何もない日曜日」を過ごすはずの娘にも声をかけたら、「せっかくだから」と。


(右側の方がヘルプに出ていた女優さん。3人とももちろん実在の方で、真ん中の
主役のキャサリンさんは、96歳でご存命です!!)



原題は、Hidden Figures 
同じ題名のノンフィクション小説からの、伝記映画です。
時代は1960年代。ソ連に先を越されてしまったアメリカが、国の威信をかけて、宇宙計画に取り組み、
なんとしてもソ連に先んじて、有人宇宙船をと、躍起になっていたころ。
まだコンピューターが導入される前で、難しい計算も全部人の手による計算でした。それゆえ、
多くの女性が「計算手」として雇用されていたのです。

60年代といえば、平等を謳いながらも、まだまだ根強い差別や白人と有色人種の分離政策が
行われていた時代。
哀しく暗い歴史ですが、この映画は時にユーモラスに、時に優しく、そんな時代に自らの能力と
知恵を駆使して、パイオニアとなっていった女性の活躍が描かれています。
(当時のクルマやファッションなどの再現も忠実でさすがアメリカ映画だなと思わされ。
時折混じる実写部分やエンディングロールの時の、モデルとなった方々の当時や現在の写真も
じんときました。そしてファレル・ウィリアムがてがけたサウンドトラックもよかったです。)

同性として、彼女たちの側に立ち、彼女たちを応援し、そしておかれている時代や国や立場は
変わろうとも、見習わなくてはならないことがたくさんあるなあと、こころより思いました。

正面からぶつかっていってもダメなときは、もちろん脇道から。
怒りは胸に秘めて、常にポライトな態度で‥そして仕事は、一歩も二歩も先をみて、自分に
できそうなことは自分から学んでつかみ取る、のです。



21歳になった娘と、一緒にこの映画を観ることができたのは、とてもラッキーでした。
私が押しつけがましく何かを薦めたり、くどくど言ったりするよりも、私が本当に
伝えたいことを、教えてくれたはずなので。


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