my favorite things

絵本の話を中心に、好きなもの、想うことなど。

LOVE チャグム皇子

2016-07-25 17:37:47 | 好きな本

ついに、守り人シリーズ読み終わってしまいました。





 

そして、残りの1冊、スピンオフの話も‥。


この表紙になっているのは、チャグム皇子とは敵対する国のスパイ、
アラユタン・ヒュウゴ。
チャグムが主人公の<旅人>の時に出てきた人物なんですが、
彼の物語を読んでいたら、もう一度『天と地の守り人』が読みたくなって、
結局、2度目を読み始めてしまいました(笑)。

読み進めているうちに、今度は、ヒュウゴがチャグムとかかわった
『蒼路の旅人』が読みたくなってきて、また図書館から借りてきてしまいました。
きりがないですねー。




それにしても、ほんとにこのシリーズはおもしろいです。

リアルタイムで読んでいた方は、次の本はいつ発売されるのか、
楽しみでしかたなかったでしょうね。

精霊の守り人』では、ただバルサに守られるだけの存在だった
チャグム皇子が、こんなに立派な青年になるなんて!です。
蒼路の旅人』も、読み終わったあとに、この表紙を見ると、
そうかそういうことだったのかと、胸が痛くなりますね。

チャグムの話に魅了されたあとに、バルサを中心に据えた話を読むと、
またぐっとそちらにのめりこみ、短槍さばきの描写や鋭い洞察力に
うっとりしてしまいます。

来年放送されるドラマも今からとても楽しみです。
そのころにはまた本を借りてきて再読してしまいそう(笑)。

 

コメント (4)
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ブックマークの整理

2016-07-21 15:21:02 | このblogについて

以前からやろうやろうと思っていた、このブログのブックマーク整理。

もう完全にやめてしまって、アクセスできるアドレスがなくなって
しまった方のは削除し、お休み中なのか、長らく更新がない方のは
ブログ名とアドレスをここに移させてもらうことにしました。

ずっと前のログや、コメントのやりとりなどを見たくなるかもしれないし、
お願いして、ブックマークに登録させてもらったのに、自分の都合で
勝手に消してしまうのもねえ、と思ったので‥。

みなさま今はどうされているのでしょうねえ。(FBその他に移行された方も
いらっしゃいますよね~)
またコメントのやりとりなんかできたら、と思っています♪


 このはなみ★録

 わくわく本

 【号外】やまねこ新聞社

 えほんのまいにち

 子供と絵本と楽しいコト

 はらぺーにょの『絵本はサプリ』

 散歩な生活

 あおぞら散歩

 まいにちまいにち

 絵本とこどものすてきな時間

 すきまな時間

 ぱたぽんのひとりごと

 PiP・PuP・Gii!

 cocoromoyou

 羊色の布づくり

 ぽこぽこ手帖






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だめよ、デイビッド!他

2016-07-16 15:41:11 | ひらきよみ(読み聞かせ)

昨日は今学期最後の、読み聞かせの日でした。
久しぶりに、ひとりで、2年生のクラスへ行ってきました。

数日暑い日が続いていたので、なんか涼しげな絵本に惹かれて(笑)、
家の本だなからこの絵本をまず選びました。



泳げなかったきつねのきっこが、いたちのちいにいが首から
さげているきれいな緑の石を欲しいと願い、「たろうめいじん」に
泳ぎを教えてもらう話です。

この本がだいたい7分くらいだったので、その前後に読む絵本を
決めていくことにしました。



色々考えましたが、1冊目に、前回1年生のクラスでも読んだこの絵本を。


最初は質問からはじめ‥「朝顔の種をまくと、どうなる?」
2年生、声をそろえて「朝顔の花が咲く!」
「じゃあ、みんなゴーヤって知ってるかな?ゴーヤの種をまくとどうなる?」
「ゴーヤができる」「花が咲く」と元気な声があちらこちらからあがります。
「そうだね。じゃあ、ぶたの種だったどうなる?」と私。
絵本を知っていた子はそこで、あっという顔をし、知らなかった子は
なんのこと?って顔をしていました。

1年生のクラスで読んだ時にも思ったのですが、このはなしで一番
おもしろいのは、ぶたが「たわわに実り」、さあいよいよ!っておおかみが
思っている時に、ドス ドス ドス って不吉な音が近づいてきて、

なんと、きょうは
ぞうの マラソンたいかいの日だった。


と、いう箇所だと思うのですが‥。

2年生も(たしか1年生も)、笑わないんですよね、ここで。
もう真剣そのものの顔で(口をぽっかり開けている子もいるくらい)
おはなしの成り行きを見守っているんです。
家などで、何回も繰り返し読んでいるうちに、面白さがわかってくるのかな
と感じました。



そして、2冊目に、今日のメインの『たろうめいじんのたからもの』を
読みました。

このおはなし、以前に一度読んだことがあったなあと思いだし、自分の
ブログ内で探してみたら、やはり1学期の最後に2年生のクラスで読んでいました。
でも日付をみたらびっくりの2009年でした。
ついこの間読んだような気になっていたのに、もう7年も!前だったのですねー。

きっこが泳げるようになって、無事にみどりの石を手に入れることができ、
最後は、みんなでスイカを食べて終わります。
水の色がとても涼し気で、もうすぐやってくる暑い夏も、こんなふうだったら
楽しいよね、と思わせてくれる風景ですね。
2年生、こちらの本もとても熱心に聴いてくれました。


最後に、「おまけ」として、1分ちょっとで終わってしまうこの本を読みました。


悪さばっかりしているデイビッド。
ページをめくるたびに、2年生、大いに受けて笑ってました。

最後に、部屋の中でバットを振って花瓶を割ってしまい、しょげている
デイビッドを見たときに、子供たちも身に覚えがあるのか、ちょっとしゅんと
してしまい‥。
でも。

デイビイ、こっちに おいで。
よしよし、デイビッド‥
だいすきよ!

の、終わり方にとても安心したのか、面白かったと声をあげてくれました。



 
※デイビッドシリーズ、あったのですね!知りませんでした。
 
   

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きらいにならなくてよかった

2016-07-11 16:05:26 | 好きな本

守り人シリーズが面白すぎて、このままでは、全部いっきに読んで
しまいそうだったので、図書館の棚の間を歩いて、そうだひさしぶりに
読んでみよう、と、表紙がいいなあと思った江國香織本を2冊借りました。

最初に読んだのが、こちら。


ね、ステキな表紙ですよね。


でも、読み進めるうちに、???
となってきて。

私の気持ちは、もう江國ワールドにはついていけないのかなと
思いはじめました。なんか本の中と私との間にきっちり線が
引かれている感じ。
軽い失望。なかみとそれを受け入れられない自分へ。

だから、もう1冊も読まずに返却しちゃおうかな、と思ったのですが。
でもね。と思い、開いてみたら、なんか大家族の話のような‥?


返さないで、ちゃんと読んで正解でした。
こういう江國ワールドは、大好きなのでした。
両親、祖父母、姉、兄、弟‥だけでななく、叔父さんも叔母さんも
姉の本当のお父さんも、弟の本当のお母さんも出てくる、三世代にも
わたる家族のお話。


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1999年冬・インフルエンザとトルン

2016-07-02 15:56:28 | 好きな本

図書館の棚と棚の間から、ふいに入ってきた文字‥「ちびトラ」。
ちびトラ‥ちびトラ‥ なんだっけ?

行きかけたところをちょっと戻って、手にした本は、そう
ムシェロヴィチのイエジッツェ物語シリーズの(日本での)最新刊でした。

 

私が最後にこのシリーズを読んだのは 、2012年12月『ナタリアといらいら男』
その本の中の主な登場人物は、ナタリアとプィザとラウラ(ちびトラ)で、
時は1994年。

そこから5年たった1999年のナタリアやプィザ(ルージャのこと)やちびトラや
ボレイコ家の面々が登場するのが、この『ちびトラとルージャ』 です。

ムシェロヴィチのこのシリーズは、ポーランド語の難しさ(名前のほかにたいていの
人があだ名を持っていて、そのどちらかを使い分けずに、呼び合っている‥)や
耳慣れない地名や、歴史的背景や、邦訳版の順番が、原書の出版順と違うので
たびたび混乱するにもかかわらず、読み出してみるととても面白くて。
読み終わると、未読のものを探したり、次の出版を気長に待っていようと思うように
なるのです。

今回はたまたま、前回読んだナタリアやちびトラが出て来たので、わりと話に
戻りやすかったのですが、それでも忘れていることばかりで‥自分の過去ログが
大いに役にたちました。



思春期まっただ中のちびトラは、何をみても自分に敵意を持っているように
感じられ、自分ひとりの力でそれを乗り越えてみせると、心を固くします。
一方、ルージャは、そういうちびトラをなんとか家族の反感を買わずに
うまくとけ込まそうと心を砕く 優しいお姉さん。

私は、長女であったにもかかわらず、どちらかというとちびトラのような
頑な気持ちで子供時代を過ごすことが多かったので、全編を通して、
ちびトラの行動には、心が痛みました。
そして、大人になり、母にもなったので、ちびトラのお母さんのガブリシャの
気持ちも痛いほどによく伝わってきました。


ナタリアと〜いらいら男』の時は、1994年の6月の4日間。
今作は、1999年の2月の4日間、しかもインフルエンザが大流行していて、
それも物語の進行をうまく位置づけています。
ポーランドでもまだテレホンカードを使っていて、でも、携帯電話も皆が
普通に持ち始めていて‥。そんなところもポイントかな。


最後に、次に読む時のために、巻末に載っていたシリーズ19作をあげて
おきます。

1  6枚目の桶板 1977年  未邦訳
2  嘘つき娘 1979年   『嘘つき娘』2008年
3  カリフラワーの花 1981年 未邦訳
4  八月のイーダ 1981年 未邦訳
5  ロスウの中の阿片 1986年 『クレスカ15歳 冬の終りに』1990年
6  ベベB.の落書き帳 1990年 未邦訳
7  ノエルカ 1992年 『ノエルカ』2002年
8  プルペツィヤ 1993年 未邦訳
9  金曜日の子 1993年 『金曜日うまれの子』 1996年
10 ヌートリアといらいら男 1994年 『ナタリアといらいら男』1998年
11 ロブロイェクの娘 1996年 『ロブロイェクの娘』2012年
12 名の日 1998年 未邦訳 
13 ちびトラとルージャ 1999年 『ちびトラとルージャ』2014年
14 カラムブルカ 2002年 未邦訳
15 トローラの言葉 2004年 未邦訳
16 カエル 2005年 未邦訳
17 黒いポレフカスープ 2006年 未邦訳
18 ばね 2008年 未邦訳
19 マクドゥシャ 2012年 未邦訳 

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醒めない、そして続く。

2016-07-01 17:06:49 | 日々のこと

7月になりました。

今月27日(姪っ子あっちゃんの誕生日!)には、スピッツの
新しいアルバムが発売されます。




それにさきがけて、4月には『みなと』と『ガラクタ』が
シングルででていますが‥
昨日から、アルバムタイトル曲の『醒めない』がオンエア解禁と
なっていたことをすっかり忘れてて。

今朝8時頃、朝ごはん食べながらいつものようにラジオを聴いてたら、
限りなくスピッツの曲なんだけど、一度も聴いたことがない曲が
流れてきて、もしもこれがスピッツじゃないとしたら、なんというバンド
なのだろう? スピッツ以外にこんな曲演奏するバンドがいるんだーと
ひとり心の中で感心しながら、無言でごはんを食べました。

そして、あとから調べたら、やっぱりスピッツの『醒めない』で‥
新曲にちがいない!となんで思わなかったの、わたし? と
ひとりでおかしくなると同時に、ああいう歌が(曲が)、やっぱり私は
好きなんだ!! と再確認したのでした。

ま、私の中での自己完結話なんですが‥笑
それくらい、好きなんだということで。



****



そうそう。
先月26日(日)に、娘が所属する吹奏楽サークルの定期演奏会が
ありまして。
第3部のポップスステージで、MY FAVORITE THINGS が演奏されたのです。
(娘もその曲、吹いてました)
ブログを始めるときに、その曲の題名をもらって命名したので、
ブログの誕生日(6月27日)をお祝いしてもらったようで、とても嬉しかったです。

あの時、小学3年だった娘が、大学2年になったので、11年たったということですね。
どうもありがとうございます。
細々でも、続けてまいります。

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